【調査データ】先輩ママ・パパ300名が回答小学校入学準備~低学年期に行った防犯対策1位は「防犯ブザーを持たせる」こと
調査によると、親は自身が住む地域の治安に不安を感じていなくても、子どもの安全に関しては何らかの防犯対策をした/しているということが分かりました。また、子どもに対する防犯意識が最も高まったのは小学校入学準備期が全体の29%で未就学児の時期を通しても13%であった防犯意識は入学準備期に一気に高まります。そして、小学校に入学後に意識はさらに高まり、最も防犯意識が高まったのは小学校低学年時(1~2年生)と回答された方が全体の46%でした。
◆子どもの防犯意識が高まったピーク時期はお子様が何歳/年次のときですか?
この結果から、小学校進学を機に1人で行動する機会が増えること、習い事などで行動範囲が広がることにより、入学準備期から小学校2年生までは、保護者の子どもの防犯に対する不安は高まる傾向がみえます。
◆防犯対策のためにしている/したこと(複数回答形式)
小学生以上の子どもを持つ保護者に、子どもの防犯対策のためにしたこと/していることを聞いたところ、「防犯ブザーを持たせる」(80.3%)が最も高く、次いで、「知らない人についていかないように伝える」(78.0%)、「(危険を感じたら)逃げるように伝える」(61.0%)、「(危険を感じたら)大きな声を出すように伝える」(56.0%)、「通学路を一緒に歩いて危険な場所や注意するところを教える」(45.0%)と警視庁が子どもを犯罪から守るための防犯標語「いかのおすし」に沿った防犯対策をほとんどの保護者の方が実施していることが分かりました。
「いかのおすし」とは
「いか」・・・知らない人にはついて「いか」ない 「の」・・・声をかけられても車には「の」らない 「お」・・・怖いなと思ったら、すぐに「お」おきな声をだす 「す」・・・何かあったら「す」ぐに逃げる! 「し」・・・こわいことにあったら、大人の人に「し」らせる |
警視庁が子どもの安全のために配布している「いかのおすし」リーフレットには、防犯ブザーを付けておけばこわくて声が出せない時もブザーで助けが呼べるとし、保護者と一緒にブザーを鳴らす練習の推奨をしています。
参照元:おやこでまなぼう!「いかのおすし」で毎日安全!(警視庁)
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/higai/kodomo/kodomo110.html
自由回答では、「1人になるときに特に注意するよう伝える」ことや、「一緒に通学路を歩いて子ども110番のお店(困った時に入ると助けてくれるお店)の位置を確認する」、「子供が勝手に家を出ない様に、ドアや窓に通常の物とは別に鍵を取り付けた」といった「いかのおすし」以外の徹底した防犯対策を繰り返し子どもに教える保護者の声がありました。
子どもが巻き込まれる犯罪の状況
このように、徹底した防犯対策を保護者および学校、地域で子どもたちに教える活動は毎年行われていますが、13歳未満を対象とした道路上における身体犯(※)の認知件数は、全年齢を対象とした場合年々減少傾向にある一方で、残念ながらほぼ横ばいで推移している状況です。
※身体犯・・・殺人、暴行、傷害、強制性交等、強制わいせつ、逮捕監禁及び略取誘拐のうち、道路法第3条の一般国道、都道府県道若しくは市町村道又は一般交通の用に供する私道で行われたもの
また警察庁が作成した13歳未満の子どもが被害者となる身体犯の時間帯発生件数の図(以下)をみると、やはり被害発生は登下校の時間帯に集中しており、子どもたちが外出する時間帯には犯罪に巻き込まれるリスクが高まる傾向にあることは明らかです。
子どもが1人になることでリスクが上がる
「いかのおすし」や繰り返し子どもたちに防犯対策を教えること、通学路を一緒に歩き大人の目線で危険と思われる場所を注意するよう子どもに伝えることは必ず行うことに加えて、特にリスクが高まる「1人になる機会」をいかになくしていくか、そして1人になってしまった時に、特に注意をする必要性を子どもだけではなく、1人になっている子どもの姿があった場合には地域全体で見守る対策が重要であるといえます。
文部科学省総合教育政策局および男女共同参画強制社会学習・安全課安全教育推進室では登下校中の危険から地域ぐるみで子どもを見守る必要性を提唱し、「登下校 見守り活動 ハンドブック」を発行・公開しています。
「登下校 見守り活動 ハンドブック」
https://anzenkyouiku.mext.go.jp/tougekoumimamori/data/handbook_mihiraki.pdf
今回の調査結果から、小学校入学前には安全・安心な登下校の実現のため子どもと一緒に通学路を歩き、一緒に危険なところや注意が必要な場所を確認するなど、子どもに安心安全な環境づくりを子どもを取り巻く人々が創造するきっかけになれば幸いです。
■調査概要 調査概要:子どもの防犯に関するアンケート 調査期間: 2023年8月31日~2023年9月1日 調査方法:インターネット調査 調査地域:全国 有効回答数:300サンプル(小学生以上の子どもがいる親を対象) |
VxTech株式会社について
AI技術を活用した防犯アプリ「SASENAI」および関連するデバイスの開発事業を展開。当社は、テクノロジーの力を使って声を上げることが難しい人々の代弁者;advocate となり、理不尽な性犯罪やいじめ、冤罪に屈することなく人々が安全に過ごせる世界の実現を目標に2023年に創業しました。
ミッションは、テクノロジーが人々の支えとなり誰もが対等な権利を持ち尊重し合って生きていける世界の実現。
【会社概要】
社名:VxTech株式会社
本社所在地:〒107-0061 東京都港区北青山一丁目3番1号 アールキューブ青山3F
代表者:小野衣子
事業内容: AI防犯アプリ「SASENAI」とウェアラブルデバイスの開発事業
設立: 2023年12月25日
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