【オンライン里親月間】児童養護施設出身学生を”繋がり”で支える！みらいこども財団が『オンライン里親月間』を実施

児童養護施設から進学する学生をオンラインで交流しながら資金面・精神面で支える『オンライン里親プロジェクト』の周知およびオンライン里親の募集を強化します

一般財団法人みらいこども財団

2024年12月20日 13時00分

全国の児童養護施設の子どもを支援する一般財団法人みらいこども財団は、独自の給付型奨学金制度『オンライン里親プロジェクト』の2025年度奨学生エントリー受付を2024年12月12日より開始しました。これにあわせ『オンライン里親月間』を実施いたします。

期間は2024年12月20日～2025年1月11日とし、この期間中はオンライン里親希望者向けの説明会開催に加え、クラウドファンディング実施、SNS等での情報発信を行います。

期間：2024年12月20日～2025年1月11日
内容：
①オンライン里親希望者向け　説明会開催（Zoom開催）
12月26日(木) 20～21時
1月9日(木) 21時～22時

1月11日(土) 14時～15時
▽説明会申し込みページ（ページ下部、問合せより）　
https://miraikyousou.com/projects/fostercare/
②クラウドファンディング「『オンライン里親』児童養護施設出身学生への卒業支援を広げたい」
https://congrant.com/project/miraikodomo/14031
③児童養護施設から進学した学生の困難や、オンライン里親の取り組みについての発信強化
https://x.com/tomonimirai
https://miraikyousou.com/posts/

オンライン里親プロジェクトは2021年にスタートした、みらいこども財団独自の給付型奨学金制度です。複数のオンライン里親が、児童養護施設出身の学生とオンライン上で交流を重ねながら、卒業まで資金面・精神面でサポートをする取り組みです。

里親は一人あたり月1万円、年間12万円を会費として支払い、そのうち7割を奨学金として学生へ支給、3割をボランティア会費として使用します。一人の学生を、7名程度の里親がチームとなり、数か月毎にオンラインで交流しながら、資金面だけでなく精神面でも卒業まで支える点に特徴があります。

これまでに国内外約200名の里親とともに、約30名の学生を支援してきました。

▽みらいこども財団　オンライン里親プロジェクトサイトはこちら

児童養護施設出身の子どもの大学等進学率は21％と、全高卒者57％の半分以下です。またせっかく進学しても多くの学生が中退を余儀なくされており、中退率は全国平均の3.5倍にも上ります。

児童養護施設の子どもの約７割は被虐待経験があり、施設卒園者の約４割が退所時点でなんらかの精神的な問題を抱えているというデータもあります。

生まれた環境により親に暴力を振るわれる、ご飯を与えてもらえない、人格を否定・無視されるといった理不尽を経験した子ども達が、自分を信じ、自分の人生を前を向いて生きていくことには大きな困難が伴います。

こうした子ども達のために、「信頼できる大人が複数いて、困った時に相談できる」繋がりがあることが何よりも必要です。オンライン里親プロジェクトは資金面の支援に加え、こうした”繋がり”を作ることを目指しています。

オンライン里親では学生ごとに里親を募集、マッチングします。このため支援の開始には十分な数の里親が欠かせません。今回の『オンライン里親月間』を通し、一人でも多くの方に児童養護施設の子ども達が卒園後に抱える困難を知っていただき、オンライン里親数を増やし、支援する学生数を増やすことを目指します。

※オンライン里親プロジェクトは、みらいこども財団の活動の核である、毎月の施設訪問等のボランティア、全国の児童養護施設職員様とのネットワークを基盤として運営しています。一般のご寄付（活動全般への寄付）も本プロジェクト拡大のための大きなご支援となります。

「一度繋いだ手を離さない。継続した支援」

全国の児童養護施設の子どもと卒園後の子ども達を支援するボランティア団体です。

毎月ボランティアが施設訪問し、子ども達と遊ぶことで、在園中から子ども達と関わり卒園後も支え続ける繋がりを作ります。約400名のボランティア、オンライン里親とともに活動中。

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