採用選考・入試向けのAIによる文章採点システム「AI.R-Scorer Select」を2月16日より提供開始
〜Gemini3により、1000件規模の一括採点と手書き原稿の読取精度99.9%を実現〜
プログラミングの受託開発や教育企画を行う株式会社レベルエンター(本社:東京都港区芝5-32-12 / 代表取締役:山本 大 / 以下:同社)は、2024年にリリースした小論文・志望理由書のAI自動採点・添削システムの採用選考・入試向け版「AI.R-Scorer(エアスコアラー)Select」を、2026年2月16日より提供開始します。本システムは、採用選考・入試現場で求められる高い採点精度と業務効率の両立を目的に開発されました。
AI.R-Scorer Selectでは、採用選考・入試向けに以下の機能を新たに追加しました。
・Gemini3を活用した手書き文字読み取り
・複合機で一括スキャンしたPDF原稿を受験者別に分割
・原稿用紙の使い方チェック
・記述内容がAIによって生成された可能性がないかを評価するAIチェッカー
・採点中に他の作業が可能なバックグラウンド並列採点機能
採点精度検証の一環として、顧客からの要請を受けて行ったOCR(文字読み取り)精度チェックにおいて、「4,812文字中、誤認識は2文字(精度99.958%※1)」という数値を確認しています。これらの機能で採点・確認作業の負担を減らすとともに、多数の受験者に対しても採点基準を一定に保ち、より公平で一貫性のある評価の実現を目指します。
※1 本精度は、以下の条件をすべて満たす原稿を対象としています。
・文字の鮮明性: 著しいかすれ、潰れ、汚れ、または重なりがなく、内容の判読が容易であること。
・可読性: 標準的な視力を有する人間が、文脈に頼らずとも一字一字を明確に識別可能であること。
・筆記形式: 原稿用紙等の枠線が整備された用紙に、枠内に沿って整然と記述されていること。

◆開発の背景
AI.R-Scorerは当初、高校向けの小論文採点支援サービスとして提供を開始しましたが、提供開始後、行政や企業から採用選考や昇格試験などの用途で利用したいという問い合わせが多く寄せられました。直接話を伺うと、入試や採用に関する採点現場においても、大量の採点・審査の業務負荷や採点基準のばらつき是正といった課題が明らかになりました。

また、AIの普及に伴って、デジタル上の生成物の均質化が進む中で、改めて「その人らしさ」を見極める選考の価値が問い直されている場面もあります。同社は、試験現場で初めて触れる問いに対して、自身の体験や思考に基づき自分の言葉で論をまとめる小論文は、AIが発達していく時代において、逆説的に価値を増す選考過程の一つだと考えています。そのため、小論文採点におけるニーズに丁寧に答えられるように、手書き文字読み取りや独自開発のAIチェッカーなどの機能を充実させました。
◆AI.R-Scorer Selectの特徴 手書き読み取り、受験者別の自動分割処理などで大規模採点の負担を軽減
採用選考向けも新渡戸文化中学・高等学校と関西大学と共同開発し、一括採点やルーブリックの設定基準など、これまで現場で培われてきた採点基準や運用フローを維持しながら、さらなる機能拡張を行いました。2024年にリリースした教育関係者向けのver.2.0の導入先から寄せられたニーズや実際の問い合わせ内容をもとに、原稿用紙の使い方チェック機能や複合機で一括スキャンしたPDF原稿を受験者別に自動分割する機能など、入試・採点業務の現場で求められる実務的な課題解決に重点を置いた仕様になっています。さらに、文章作成におけるAI活用が一般化する社会的背景を踏まえ、独自に分析した「AI作成データの傾向」をもとに、提出された記述がAIによって生成された可能性を評価する「AIチェッカー」機能を開発しました。現場の声と社会の変化の双方を反映することで、大規模な採点業務においても、採点基準の一貫性と公平性を支援します。
【AI.R-Scorer Select/入試・採用試験向け機能の特徴】


◆サービス利用の流れ
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試験枠の作成
年度や試験区分(例:採用試験・入試)、試験会場などの情報を入力し、試験用の枠を作成します。 -
手書き原稿PDFのアップロード
複合機などで一括スキャンした手書き原稿のPDFをアップロードします。 -
PDFの自動分割(人別)
アップロードされたPDFをAIが分析し、ページ構成を推測した上で、受験者ごとにファイルを自動分割します。 -
一括採点の実行
分割された答案を一覧で確認し、対象を選択して一括採点を行います。 -
採点結果の確認・判定
AIによる採点結果をもとに、点数や評価区分などの判定を確認し、試験員が最終判定を行います。
サービスURL:https://select.ai-r-scorer.com/
◆開発担当者のコメント

【プロフィール】株式会社レベルエンター 代表取締役
2000年よりIT企業でエンジニアとして勤務。プロジェクトマネジメントや1000人規模のプロジェクトでのアーキテクトを経て、役員として経営に従事。2015年にレベルエンターを創業し、主に教育現場でプログラミング教育およびソフトウェア開発を行っている。著書、監修書、講演実績多数。
採用選考や入試は、多くの場合、その人の人生の分岐点となる重要な場面です。これまでの採点業務では、応募者にとって重要な合否に関して「判断基準の揺らぎ」が生じないように、特に採点担当者が複数いる場合には判断基準のばらつきの是正に大きな労力がかかっていたことが、問い合わせや開発を通してわかってきました。AI.R-Scorerでは、ただ効率化ができるということではなく、採点者にとっても受験者にとっても不安・負担要素を可能な限り取り除いた、公平性と一貫性を備えた採点を支援したいと考えています。今回の開発が、人生の岐路に「納得できる結果」を渡す一助になることを願っています。
◆共同開発者 中嶋一裕氏(新渡戸文化中学校・高等学校現役教員)のコメント

今回の新バージョンを試してみて、まず驚いたのが「手書き文字」に対する精度の高さです。これまでのAI採点だと、どうしても手書き特有のクセに弱く、誤字脱字を見逃してしまうことがありました。そのせいで採点結果に少しバラつきを感じる場面もあったのですが、今回のアップデートでその不安が一掃されました。まさに生身の人間が採点しているのと変わらない感覚で、安心して任せられるレベルになっています。
また、使い勝手の面でもさらに磨きがかかっています。新機能の「選考機能」は、独自の評価ルールを自由自在に設定できるので、どんなジャンルの試験でもこれ一台で対応できそうです。特に感動したのが、手書きのPDFデータを読み込むだけで、AIが受験者の名前を自動で判別してラベル付けしてくれる機能です。「そこまでやってくれるの?」と驚くほど細やかな配慮で、現場の事務作業はかなり楽になるはずです。これまでのアップデートも毎回驚きがありましたが、今回はこれまでにない、まさに「次元が変わった」と感じさせる仕上がりでした。
◆会社情報
会 社 名:株式会社レベルエンター
所 在 地:東京都港区芝5-32-12 シャーメゾンステージ田町3F
代 表 者:山本 大
代 表 番 号:03-4446-6577
設 立 :2015年7月14日
U R L : https://levelenter.com/
事 業 内 容:ITおよびプログラミング教育、ソフトウェア開発請負、ソフトウェアサービス企画・制作・販売

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