【市場レポート】「バイオ炭」の可能性、ここまで拡がる!脱炭素の鍵「バイオ炭」、土壌改良から新素材へ

三石ハイセラム、市場レポート第二弾で多様な活用法を公開

株式会社三石ハイセラム

株式会社三石ハイセラム(本社所在地:大阪府大阪市、代表取締役社長:牧沙緒里)は、このたび、「バイオ炭市場レポート第二弾~バイオ炭活用の可能性~」を作成しました。第一弾の市場レポートでは、バイオ炭に興味・ご関心を持つ 139 名の方々との情報交換を纏め、今回のレポートでは、具体的なバイオ炭の活用可能性について、どのようなニーズがあるのかを纏めています。

当社は過熱蒸気式バイオ炭製造装置の製造および販売を行っています。「ひとつ、よい仕組みを」という想いを乗せ「私達の生活の“当たり前”に疑問符を投げかけ、出来ることから、ちょっとスマートに誇らしく一歩を踏み出す」というコンセプトの下、本事業に取り組んでいます。

本レポートが、バイオマス資源の活用に興味・関心・期待を持たれる方々に対して、新たな可能性の提示につながることを願っております。

▼本レポートで明らかになったニーズの詳細や、具体的な活用事例にご興味をお持ちの方は、以下 URLよりダウンロードください▼


バイオ炭への関心の高まり

バイオ炭は、木材や竹、農業残渣といった有機物を高温で加熱し、燃焼しないように管理された酸素濃度の下で炭化させて生成される炭素リッチな物質です。

あらゆるバイオマス資源は、成長過程で大気中から二酸化炭素を吸収し、体内に炭素として貯蔵します。

その役目を終えたバイオマスは、通常、微生物による分解や焼却によって、貯蔵していた炭素を大気中に放出します。しかし、バイオマスを炭化してバイオ炭にすることで、炭素を安定的な形で固定し、大気中への再放出を長期間抑制することができます。

このバイオ炭は、農地へ施用することで土壌の物理性・化学性・生物性を改善する効果(土壌改良効果)が期待できるだけでなく、炭素を土壌中に貯留する効果から、J クレジット制度の対象方法論「バイオ炭の農地施用」にも認定されており、気候変動対策の有効な手段として国内外のレポートでも取り上げられ、注目を集めています。

事業者のニーズはバイオマス資源の炭化による新たな可能性

「バイオ炭」という言葉は、一般的に農地施用による土壌中の炭素貯留を主目的とした炭化物を指しま

すが、バイオマスの炭化プロセスを通じて、利用目的に応じて「トレファクション燃料(半炭化燃料)」、「バイオコークス(石炭コークス代替)」、「活性炭(吸着材)」といった多様な機能性炭化物も製造可能です。

今回の調査では、事業者がバイオマスを炭化することで得られる有用な素材への関心は、「農地施用バイオ炭」という範疇に留まらず、これらの多様な機能性炭化物、さらにはそれらを活用した新素材開発といった、より広範な可能性に向けられていることが明らかになりました。

バイオ炭市場レポート第二弾~バイオ炭活用の可能性~について

本レポートでは、この「バイオマス資源の炭化」によって生まれる広範な可能性に着目し、実際にどのような具体的なニーズや期待が寄せられているのかをヒアリング調査し、その内容を実践的な視点からまとめています。

《レポートの目次》

・全体まとめ

・バイオコークスとしての活用可能性

・新製品の原料としてのバイオマス含有製品開発ニーズ

・廃棄物の削減・減容

・建設資材(環境配慮型コンクリート・アスファルト合材)への応用

・農地施用による土壌改良と炭素貯留以外の付加価値

・当社スタッフの視点

《レポートより(一部抜粋)》

従来、バイオ炭は「炭」としての性質を活かした土壌改良材や吸着材などの用途が中心でしたが、

近年ではそれにとどまらず、原材料としての可能性にも注目が集まっています。

たとえば、建材や工業製品の素材としての応用、あるいは脱炭素社会の実現に資するカーボンクレジッ

トの対象としての位置づけなど、多角的な展開が期待されています。

このような背景のもと、バイオ炭の市場における取引価値も徐々に上昇してきています。

また、その流れは今後も変わらないものと考えます。

さらに、社会的なニーズも多様化しており、環境負荷の軽減、資源の循環利用、地域活性化といった異なる視点からの要求が交錯しています。こうしたニーズに応える形で、バイオ炭の活用領域も今後ますます広がっていくことが見込まれます。

代表取締役 牧沙緒里より

「炭化には多くの可能性があり、注目され始めた」

一般的に「バイオマス資源の炭化」といえば「バイオ炭」というイメージが想起されがちですが、正確にはバイオ炭が生成されるまでに様々な中間状態が存在し、その過程で得られる多様な炭化物にも同様に活用の可能性が見出され、注目が集まっています。

従来の炭化プロセス、例えば「炭焼き小屋」のような手法では、炭化度を最大限に高めることが主な目的とされ、それによって得られた高炭化度の生成物がバイオ炭として利用されてきました。しかしながら、炭化度を精密に調整することにより、炭化工程における投入エネルギー量と生成される炭化物の価値との間で、最適なバランスを見出すことが可能です。

特に、脱炭素社会への移行が進むにつれて、これらの炭化物の価値はますます高まっているのが現状で

あり、その利用可能性は今後も拡大していくものと考えられます。

このバイオ炭レポートが、皆様にとって「バイオマス資源炭化」の新たな可能性を発見するための一助となれば幸いです。


会社概要

株式会社三石ハイセラム

・WEBサイト: https://mitsuishi-hc.jp/biochar/

・本社:大阪市中央区西心斎橋2丁目15番1号

 三石工場:岡山県備前市三石2577(耐火物、築炉、環境事業)

・事業概要:耐火物の開発、製造販売、築炉、環境改善製品、リサイクル製品の企画開発、製造販売

・設立:1928年(昭和3年)

・社員数:140名 (2024年4月現在)

・代表取締役:牧沙緒里

・ISO9001、ISO14001(本社、三石工場、安城工場)

・エネルギー管理士・・・・・・・・2名

 水質関係第2種公害防止管理者・・・2名

 大気関係第1種公害防止管理者・・・1名

 大気関係第4種公害防止管理者・・・2名

 特別管理産業廃棄物管理責任者・・4名

・そのほかの環境事業

当社の子会社㈱the continue.において、廃棄される備前焼の回収、再生活動を行っております

WEBサイト: https://the-continue.com/

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会社概要

URL
https://mitsuishi-hc.jp/
業種
製造業
本社所在地
大阪府大阪市中央区西心斎橋 二丁目15番1号
電話番号
0869-62-0354
代表者名
牧 沙緒里
上場
未上場
資本金
1440万円
設立
1928年05月