次世代難燃剤「KISUMA™ X」を世界で初めて公開
-プラスチック・ゴム産業の国際展示会「K 2025 - 国際プラスチック・ゴム産業展」にて革新的なハロゲンフリー難燃剤を発表-
セトラスホールディングス株式会社(本社:香川県高松市、代表取締役社長:木下幸治、以下「セトラス」)は、ハロゲンフリー難燃(HFFR)ポリマー向けに開発した次世代難燃剤「KISUMA™ X」を、現在ドイツ・デュッセルドルフで開催されている世界最大級の展示会「K 2025 - 国際プラスチック・ゴム産業展」にて発表します。
KISUMA™ Xは、ポリオレフィン、EVA、ナイロン(PA)コンパウンドにおいて、従来品よりも低い添加量で高い難燃性能を発揮する、合成水酸化マグネシウムをベースとした革新的な製品です。 独自の高アスペクト比粒子形状により、優れた難燃性を実現し、低配合を可能にします。これにより加工性が向上し、配合設計の自由度が高まることで、ハロゲン系難燃剤からの脱却を強力に後押しします。
近年、火災安全規制の強化を背景に、世界市場ではHFFRシステムへの移行が加速しており、データセンター、自動車の電動化、公共インフラなどでの採用が拡大しています。KISUMA™ Xは、優れた経済性、安全性、サプライチェーンの安定性を兼ね備え、こうした業界課題に直接応えるソリューションです。
また、EUのREACH規則やRoHS規則により、臭素化・塩素化化合物などのハロゲン系難燃剤は規制が強化されており、毒性や環境負荷への懸念が高まっています。KISUMA™ Xは、これらの懸念を払拭しつつ、難燃性と発煙抑制性能を両立。PE・PPコンパウンドをはじめ、EVA・ナイロン系の電線・ケーブル、家電製品など幅広い用途に対応します。本件に関する製造・販売はセトラスホールディングスグループの化学品・原薬事業を担う協和化学工業が行い、現在、上市に向け取り組んでいます。
セトラスは今後も、社会課題の解決に取り組み、環境に配慮した製品の開発を通じて、持続可能な未来の実現に貢献してまいります。

【会社概要】
セトラスホールディングス株式会社
代表取締役社長 木下 幸治
【本件に関するお問い合わせ先】
セトラスホールディングス株式会社
R&D本部 研究開発部 山原 圭二
E-Mail:contact-setolaslab@setolas.co.jp
℡:0877-47-2500

協和化学工業株式会社
事業本部 営業部 細井 賢
E-mail:kyowa-support@kyowa-chem.co.jp
℡:087-826-6606
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