【不登校の中高生限定募集】創造性の“発酵”を促す雑誌『新百姓』の制作に参画する「無料参加枠」、募集スタート。探究と創造のプロセスで、新しい学びの機会に
『新百姓』は、新しい見方・最先端の問い・創造の余白に触れる、“発酵”部数限定のユニークな雑誌。3号にて、制作から展開までを読者39名で1年間共にするプロジェクトを開始し、不登校生向け無料枠を設けます。

「この地球に暮らすだれもが、”つくる”に夢中になれる今日」に向けて、出版・学び場・市場づくりを展開する一般社団法人新百姓(東京都墨田区、代表理事:渡邉賢太郎)は、2025年7月より、雑誌『新百姓』3号「音を楽しむ」の制作を、39名の読者と共に手掛ける「探究共同体醸成型出版プロジェクト」事業を開始します。
これに伴い、不登校の中高生を対象とした3枠の無料参加枠の募集を、本日より開始いたしました。
本プロジェクトは「生きる=つくる」をテーマに、既存の価値観にとらわれない新しい学びの場を提供し、不登校が「秘めた創造性の塊」であるという視点から、自信をなくしたり、鬱屈とした思いを抱える10代の皆さんが、自身の可能性を最大限に引き出すきっかけとなることを目指しています。
企画・編集・制作から販売・展開まで、39名で12ヶ月間を共にします。
■雑誌『新百姓』とは? ー「Creativitism」という新しい価値基軸
「なぜ人類はいまだに毎日を遊んで暮らせないのか?」という問いを軸とし、問いと余白に溢れた、人間の創造性を解き放つ雑誌です。
この背景には、「お金を最も大切にするCapitalismから、”つくる喜び”を最も大切にするCreativitismへ」というテーマがあります。
これは決して、Capitalism(資本主義)を否定するものではありません。むしろ、その土台の上にこそこれまでの社会の発展とがあり、私たちはその恩恵の上に立っていると十分に認識した上で、その価値基軸に盲目的に従うのではないあり方を提案するものです。
「つくる喜び」とは、私たち一人ひとりが、自分自身の感覚や感性によってのみ、確認できるものです。そのためCreativitismとは、価値基軸を他者やシステムの側に委ねるのではなく、私たち自身の手に再び取り戻す、ということでもあります。
この世界観に共感いただいた皆様にご協力をいただき、これまで中沢新一氏(人類学者)、山極壽一氏(京都大学前総長)、孫泰蔵氏(連続起業家/『冒険の書』著者)、関野吉晴氏(探検家/武蔵野美術大学名誉教授)をはじめ、各界を代表する探究者たちのインタビューを筆頭に、誌面づくりを行っています。
これまで0号「問う」、1号「水をのむ」、2号「米をくう」、また単行本『新百姓宣言』を出版してきました。
▼インタビュー記事タイトル(一部)
山極壽一氏「山極先生、人間の創造性、その正体ってなんですか?」
孫泰蔵氏「泰蔵さん、なんで人間はシステムに隷属してしまうんでしょうか?」
関野吉晴氏「システムの中でどうすれば冒険を楽しめるか?」
中沢新一氏「そもそも人間にとって”水をのむ”って何?」
服部みれい氏「日々の暮らしから自分を解放するには?」
など


■『新百姓』3号「音を楽しむ」探究共同体醸成型出版プロジェクトとは?
2025年7月~2026年6月までの1年間をかけて、『新百姓』に深く共感する読者39名が出資金39万円を出し合い、前半6か月で「音を楽しむ」という営みに隠れた創造の余白を探究し、一冊の雑誌にまとめていきます。
後半6か月では、完成した発酵部数限定の『新百姓』3号「音を楽しむ」の販売展開をともに担います。加えて、参加者は3号出版後の6か月、3号の売上の一部をそれぞれ成功報酬として受け取ります。
独立系書店オーナー、漁師、新しい村づくりに取り組む方、米農家、移住し古民家宿を始めたばかりの方、ITエンジニア、会社経営者、教師、芸大生、建築家など、とても熱量が高く、素敵な方々がプロジェクトメンバーに集まっています。
▼主な内容
①3号編集会議(毎週)
②Creativitism Lab(CapitalismからCreativitmへ互いの働き方・暮らし方をさらに変容する対話の場。隔週)
③出版後6ヶ月で、3号限定11,734部("いい波よ")完売できる展開販売戦略をつくる
④月1回オフ会
⑤参加メンバーは各自、自分ならではの切り口で「音を楽しむ」を探究し、少なくとも1人1ページ、3号の誌面に掲載する独自のページ制作を目指す。
新百姓編集部がフィードバックし、ブラッシュアップします。その際、中高生だからと言って、クオリティには一切妥協しませんので、ご安心ください。『新百姓』に求められる、読者の「つくる喜び」を解き放ち得るに十分な研ぎ澄まされた問い、斜め上の企画、慈しみに溢れた眼差し、ワクワクする文章やビジュアルにまで磨き上がっているか?を徹底的に見ます。

■なぜ不登校の中高生に参加無料枠を設けるのか?
一般社団法人新百姓では、「それは私とあなた、人間の創造性を花開かせるか?」をテーマに、新しい学びの仕組みをつくろうとしています。
現在の社会の価値観では、不登校は「ダメなこと」「問題」と扱われがちです。しかし「つくる喜び」を最も大切にする新百姓の視点からは、不登校は「機能不全を起こしている現代の能力主義に対し、自らの行動をもって抵抗している状態」と見えています。そう見るからこそ、不登校を積極的に選ぶ中高生は、秘めた創造性の塊だと、私たちは考えます。
そこで今回、39名のプロジェクトメンバー(有償参加)が集まりましたので、無償枠を3枠設けました。
出版や編集はもとより、お金よりも、「つくる喜び」を最も大切にするCreativitismにもとづく新しい生き方に関心のある不登校中の中高生とともに、私たち自身も新たな探究と創造のプロセスを歩みたいと考えています。
また、「音を楽しむ」の本質に向かう探究と創造ということにおいては、年齢も社会的な肩書や所属も関係ありません。そのため本プロジェクトでは、不登校中の中高生も大人と対等であり、私たちは彼らを一探究者として接します。
夢中になって探究と創造を楽しむ大人の姿を間近に見ながら、自らも探究し、彼らと議論し深め合いながら共創する経験は、不登校生にとってどんな座学よりも実践と学び、気づき、そして自己変容の機会に満ちたプロセスになると考えています。
■これまでの『新百姓』の反響 ー 読者と書店からの支持
『新百姓』は、社会での経験を経て、これまでの価値基軸に疑問を持ち、新しい生き方を模索・実践している方々に共感されています。
特に、自ら「つくる」ことで社会に新たなコトを生み出している起業家・経営者、各地域に根差した商いを営むプレイヤー層からの反響が大きく、ときに周囲から理解を得られなくとも、挑戦し続けている彼らの背中を支える存在となっています。
また、都市部在住の会社員の方々を中心に、『新百姓』が新しい働き方や暮らしのあり方に踏み出す背中を押す存在となっています。
▼読者の声(一部)
”どうして学校では子どもたちが「やってみたい」を中々言わないのか。
それは、先生が全部持っているからかもしれません。
やらなきゃいけないこと、やったほうがいいことを大人がもっていて、大人の都合で、大人のタイミ
ングで、渡してくる。そんな世界で「やってみたい」は生まれるはずがない。
どうしたら、子どもも先生も「やってみたい」を大事にする空間にできるのか、考えています。
そのヒントが、新百姓宣言の中に溢れていたと感じました。"
(島根県在住、女性、元小学校教諭)
”システムに疑いをもち、新しい生き方を選択することは、孤独に感じることもあるし、心が折れそう
な瞬間も多々あります。
そんな時に、新百姓を読んで、自分は間違っていないと、仲間がいるんだと感じさせてくれます。”
(奈良県在住、男性、個人事業主)
”ある程度器用なため20代前半までは社会システムの中で経済合理性を求めることに目を瞑って過ごし
ていましたが、限界がきたため次の道を模索しておりました。その最中に1号と出会いました。
一読者ではありますが、この社会でどう生きていくのか?そもそも人間とは?子どもに何を伝えるの
か?問い、模索・実践し続けていく仲間でいたいと思っています。”(滋賀県在住、女性、自営業)
”僕が生まれた時、既に世界は「生きること」の完成品があった様に思います。
(今思えば)その完成品を押し付けられることに対して子供ながらに憤っていました。
その思いの発露が自分を今の活動へと向かわせている気がしました。
しかし、当然のことながら自分は歴史の文脈から切り離された個ではありません。
先人たちがその都度出して来た答えによって今の自分があり、そこに感謝するという視点が自分には
欠けていたと思います。それに気付かせてくれた御誌に感謝いたします。”
(大阪府在住、男性、会社員)
▼書店での反響
発酵部数限定制の『新百姓』は、全国の独立系書店を中心に、直販・買切にてお取扱いただいています。(2025年6月27日時点で214店)
<恵文社一乗寺店>(京都)
・『新百姓宣言』が2024年6月の書籍売上実績1位に
・IN/SECTS「本をつくって本を売る」(2024年10月)にて「ずっと売り続けたい心に残る1冊」として『新百姓宣言』を選出いただく
<青山ブックセンター本店>
・1号80冊、2号60冊、『新百姓宣言』50冊 完売
<ジュンク堂池袋本店>
・1号46冊、2号35冊、『新百姓宣言』40冊 完売
<誠光社>(京都)
”ウェブ上での日英中語版無償公開や、裏表紙にシリアルナンバーを印字、増刷を行わないなど、
本誌自体の試みも非常に現代的で学ぶべき点が多いです。”
<もくめ書店>(山梨)
”新百姓は、当店で販売を始めてから数々の問い合わせがあり、店頭でも、手に取ったお客さまから
「この雑誌はどういう雑誌なのか」「どんな経緯で生まれたのか聞きたい」という声がたくさんあり、
非常に好奇心をかきたてられる、まさにこれが雑誌というものではないかと思える動きをしています」

■募集詳細・参加申込フォーム
・期間:2025年7月1日~2026年6月30日
・定員:39名、うち不登校中高生向け無償枠3名
・選考:応募多数の場合には、お申し込み順に、各自の志望動機や、事情などをお伺いしたうえで、この機会をより適切に活用できる方3名を決定させていただきます。
・費用:39万円+税のところ、無料
・応募要件:①現在18歳以下で、自らの意思で不登校を選んでいる(お住まいの地域は問いません)
②受験勉強や就職活動以外の道を強く求めている
③本プロジェクトの内容と趣旨をご理解いただいている
・応募方法:一般社団法人新百姓のWEBからお申込みいただけます。
直接応募の場合、参加希望フォームはこちら
・応募締切:2025年7月31日(木)23:59
■一般社団法人新百姓について
・住所:東京都墨田区緑1丁目14番6シティポート両国1002号
・設立:2022年2月17日
・代表理事:渡邉賢太郎
・URL:https://www.paradigmshifter.net
・Instagram:https://www.instagram.com
【本件に関するお問い合わせ先】
担当:渡邉、施(せ)
TEL:090-5215-2502
E-mail:hello@paradigmshifter.net
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