氏家物産、AIと共に創る次世代のデザイン組織へ。
“効率化”のその先へ──創造の構造を再構築する。

氏家物産株式会社(代表取締役社長:氏家聡史)は、AIをチームメンバーとして迎え入れた新たな制作体制を発表しました。同社は、ブランド戦略・デザイン・コピー開発の現場において、AIとの協働による生産性と創造性の両立を実現。これにより、従来3週間かかっていたリサーチや企画構想をわずか3分で要約・整理できる体制を確立しました。
“AIが隣にいる会議”が日常となり、デザイン現場の働き方そのものを再定義しています。
■ 情報収集が肝となる——設計されたリサーチが思考を支える
氏家物産のクリエイティブは、常に「戦略」から始まります。
ブランド価値を高めるため、市場背景や競合優位性を精緻に把握し、そこからコンセプトやコピー、デザインを組み立てていきます。
リサーチでは、国内に限定するのか、世界規模で捉えるのか。競合は同業に限るのか、それとも購買動機が“記念日”などの催事であれば異業種まで見るべきか。その“変数”の掛け合わせ方次第で、デザインの精度も深度も変わります。ただし、情報設計を誤れば、膨大なデータも使い物になりません。
だからこそ氏家物産は、課題・ゴール・位置付けを定義してから収集に入る。
この緻密な設計こそが、ブランドを支える強固な基盤となっています。
■ AIがもたらした、情報設計の新しいスピード
これまで全体設計の約7割をリサーチに費やしてきましたが、現在はAIが数万件規模のデータをわずか3分程度でロジカルに整理。
「考えるための材料を整える」という点で、AIは“もう一人の戦略家”となりました。
AIの活用により、クリエイティブチームは“探す時間”を削減し、より多くの時間を“考えること”に注げるように。AIは単なる効率化ではなく、思考の質を引き上げる存在へと進化しています。
■ 会議の中にAIと居ること——共に考える新しいチームのかたち
氏家物産では、AIが常に会議に参加しています。GeminiやGPTがリアルタイムで情報を提示し、議論の流れに最新の知見を加える“チームメンバー”として機能しています。
会議中にAIの分析をもとにデザインやコピーの方向性を検討できるようになり、チーム全体の思考速度が大きく高まりました。AIは沈黙の観察者ではなく、思考を深める参謀となっています。
また、AIの導入によって、これまで外部や人的作業の工数域に頼っていた市場傾向や分析の一部を、チーム内で完結できるようになりました。その結果、制作プロセス全体がよりスムーズになり、人間はより本質的なクリエイティブに集中できる環境が整いました。フォーカスすべき箇所が明確になった、さらにそこに研磨する時間を使うことができる環境になった、とはっきりと言えます。
■ ホップ・ステップからのビッグジャンプが生まれる、人とAIの共創プロセス
ホップ(Hop)
人間が“問い”を立てる。何を目指し、何を生みたいのかを明確にする。
ステップ(Step)
AIが情報を収集・整理し、人間の思考を支え、思考を交錯しながら研ぎ加速させる。
ビッグジャンプ(Big Jump)
AIと一緒に整えた情報をもとに、人間が構想と表現にフォーカスし磨き上げる。
この循環により、氏家物産では思考の質と速度を両立する新しい働き方が生まれています。

■ 誰でも使えるAIだからこそ、“センス”が問われる時代へ
AIが一般化した今、価値を分けるのはツールの扱い方ではなく、どんな言葉を選び、どんな問いを立てるか。会議の中では、AIが瞬時にデザインやコピーを可視化し、人はより深く考える時間を得られるようになりました。外部に頼っていた構想や分析も社内で完結し、思考の領域が広がったことで、表現の可能性も増えています。AIと掛け合わせることで、仕事の仕方も、組み立て方も変わっていく。
そしてその違いを生むのは、テクノロジーではなく人間の感性です。
AIが当たり前に存在する時代、本物を分けるのは“速さ”ではなく“深さ”。
私たちは今、AIを通じて人間の思考の深化(進化)を体感しています。
その深さを生むのは、言葉の精度であり、問いの感度であり、センスという人間の創造的本能。
それを磨き続けることこそ、AI共生の時代におけるクリエイティブの進化だと信じています。
私たちはAIを恐れることなく、共に進化し、磨き、創り続けていきます。
先人たちが見られなかった景色を、自分たちの手で描ける。
創造は、次の時代の共通言語になるでしょう。
氏家物産株式会社
メディア編集長 大津 祐子
氏家物産株式会社(UJIIE BUSSAN CO.LTD.)
代表取締役社長 氏家 聡史
ブランディング全般、コミュニケーション施策のプランニングおよび実施
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本社
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