業界特化型ソフトウェアグループの株式会社SIVAに元Wegmans・元Vita Coco日本代表の𠮷野氏率いる 「menu magazine」がグループイン

株式会社SIVA

業界特化型ソフトウェアグループの株式会社SIVA(本社:東京都港区、代表取締役CEO:杉浦稔之、以下「SIVAグループ」)は、スーパーマーケット向けECプラットフォーム「URIBACO」を提供する株式会社menu magazine(本社:東京都、代表取締役:𠮷野邦夫、以下menu magazine)が、SIVAグループへグループインしたことをお知らせいたします。

本件は、SIVAグループとして、株式会社Squad、株式会社VERTICE、株式会社ビジネスブレーンに続く4社目のM&A案件となり、設立初年度の総投資額は約100億円超規模となります。

◆menu magazineグループインの背景
 「なぜ今、現場主義のネットスーパーが必要なのか」

昨今、国内のネットスーパー市場は急拡大を続けています。多くのスタートアップ企業が大規模な資金調達を行い、市場へ参入しましたが、初期投資の大きさや、複雑な店舗オペレーションとの摩擦、配送コストの増大により、撤退や事業縮小を余儀なくされるケースも少なくありません。

 一方で、menu magazine代表の𠮷野氏は、全米No.1スーパーマーケットと評される米国大手スーパーマーケットチェーン Wegmans Food Markets, Inc.での現場経験を持ち、日本の食品流通の構造的課題と現場のリアリティを熟知しています。同氏はその後、ココナッツウォーターカテゴリーのグローバルリーダーであり、ナスダック上場企業でもある飲料企業 The Vita Coco Company, Inc. においてアジア展開および日本代表を務め、上場企業レベルでのブランド構築・事業拡大の経験も有しています。こうした現場理解とグローバルでの事業経験を踏まえ、menu magazineが提供する「URIBACO」は、「見栄えの良いDX」ではなく「店舗が儲かるための仕組み」を徹底的に追求。追加の倉庫投資や専任人員を必要としない効率的なオペレーションを実現し、北海道・東北・関西の有力スーパーマーケットチェーンを中心に、着実な導入実績を積み上げてきました。さらにmenu magazineは、自社のネットスーパー事業で培った知見をいかし、水産事業として国内食品小売業および米国系小売企業向けに、水産物の調達も展開しています。店舗オペレーションとサプライチェーンの両面から、食品小売業の収益性向上に取り組んでいます。

 SIVAグループは、わずか1年足らずで、総額100億円以上の資金調達を達成し、グループインした全企業において、DX化および収益性向上を実現し、国内でも稀有な実績を誇ります。そんなSIVAが持つ、ソフトウェア企業の収益化ノウハウやAI実装技術、組織マネジメント力を、menu magazineに注入することで、現場を知るオペレーション力と最先端のテクノロジーを掛け合わせた持続可能なネットスーパー事業の構築が可能であると確信し、今回の合意に至りました。

◆顧客(スーパーマーケット事業者)への提供価値

本グループインにより、既存のネットスーパー立ち上げ支援に加え、SIVAグループの技術アセットを活用した以下の価値提供を加速させます。

1. 「利益先行型」のネットスーパー立ち上げ 

既存の店舗資産・在庫データを活用し、最短3ヶ月・低コストでの立ち上げを実現します。追加倉庫や専用拠点への投資を前提としないため、中堅・地域チェーンでも導入しやすい「実利重視」の立ち上げモデルです。

2. AIによる現場オペレーションの自動化・効率化 

人手不足が深刻な小売現場に対し、株式会社Squad(SIVAグループ)が開発したHR管理・日報システム等を応用し、従業員のスキル可視化や配置最適化、非付加価値業務の自動化を推進します。これにより、バックヤード・売場・ECピッキングの一体最適化を図ります。

3. 持続的な成長を支える経営支援 

単なるツール導入に留まらず、利益を生み出すネットスーパーを共創します。元商社・海外小売経験者などのプロフェッショナルチームが立ち上げから伴奏し、現場定着から利益化・拡大を支援。

4. SIVAグループインによるシステム提供コストの最適化 

9000億円相当のWEB広告、50万代以上の中古車流通を支えるグループのインフラ・開発基盤・セキュリティなどの技術・ノウハウを活用し、menu magazine単体では実現し得なかったスケールメリットを獲得します。これにより、クラウドインフラ等の共通化によるランニングコストの削減、安定かつ高速な動作環境、機能追加・アップデートの開発コスト圧縮、導入形態に応じた柔軟な料金設計が可能となり、スーパーマーケット事業者に対して、よりリーズナブルかつ長期的に持続可能な価格体系でシステムを提供していきます。

5. 「食生活のインフラ」としての不可欠なシステム構築 

ネットスーパーの立ち上げ支援にとどまらず、受発注・在庫・物流・決済・顧客体験を一体で支える「食生活のインフラ」としての基幹システムを構築していきます。単発のプロジェクトではなく、地域のスーパーマーケットが10年・20年と継続的に活用できるプラットフォームとして、生活者の“食”を支える不可欠な存在になることを目指します。

◆SIVAグループにおける𠮷野氏の役割

𠮷野氏は、menu magazineの代表取締役としてネットスーパー事業および水産事業をリードするのみならず、SIVAグループ全体における「食品・小売」領域のキーパーソンとして、グループ各社との協業設計や新規事業開発にも継続的に関与していきます。現場オペレーションとサプライチェーンに精通した知見を、ホールディングレベルの投資・事業ポートフォリオに反映させることで、日本の食品小売業における新たな標準モデルの確立と、「食×ソフトウェア」による産業構造のアップデートを推進してまいります。

◆株式会社SIVA 代表取締役CEO 杉浦稔之 コメント

「日本のスタートアップシーンにおいて、現場のオペレーションを深く理解し、地に足のついたビジネスモデルで成果を出しているmenu magazineおよび𠮷野氏の存在は非常に貴重です。 多くの企業が『拡大』を優先する中で、彼らは『顧客の利益』と『継続性』を優先してきました。これは私たちSIVAが掲げる『健全な移譲による世代交代』『実益を伴うモダナイズ』という哲学と完全に合致します。私のソフトウェア企業経営の知見と資本力を掛け合わせることで、日本の小売業界に本質的なDXを届けていきます」

株式会社SIVA 代表取締役CEO 杉浦稔之 プロフィール

2013 年より株式会社みんなのウェディング(現:株式会社エニマリ)、2014年より株式会社Gunosyにて広告事業の拡大に従事し、複数回の上場プロセスを経験。 2016年、株式会社SIVA(現:株式会社Squad)を創業。コンサルティング事業からSaaS事業へのピボットを成功させ、外部資金調達ゼロで高収益・高成長企業へと育て上げる。 2024年、日本成長投資アライアンス(JGIA)に対し同社を売却すると同時に、売却資金を全額再投資し、JGIAと共同で持株会社「株式会社SIVA」を設立。CEOに就任。 自身の起業・経営・売却経験と、PEファンドの資本力を掛け合わせ、創業初年度より100億円規模の資金調達及びM&Aを主導する。

◆株式会社menu magazine代表取締役 𠮷野邦夫 コメント

「米国Wegmansでの経験から、スーパーマーケットは単なる物販の場ではなく、地域社会のインフラであり、エンターテイメントの場であると確信しています。 しかし、日本の現場はアナログな業務負荷に圧迫されています。SIVAグループへの参画により、開発スピードの向上と強固な経営基盤を得ることができました。私たちは、テクノロジーの力で現場の負荷を下げ、小売事業者が本来注力すべき『お客様への価値提供』に集中できる環境を作ってまいります」

株式会社menu magazine 代表取締役 𠮷野邦夫 プロフィール

三井物産株式会社を経て、一般社団法人全国スーパーマーケット協会に入社。その後渡米し、米・Wegmans Food Market, Inc.にて現場オペレーションおよびナチュラル部門の立ち上げに従事。 帰国後、The Vita Coco companyのアジア進出および日本代表を務める。 株式会社menu magazineを設立し、現場視点のネットスーパーシステム「URIBACO」を開発。株式会社ラルズ(アークスグループ)をはじめとする地方有力スーパーへの導入を成功させている。

◆会社概要「株式会社SIVA」

SIVA グループは、創業者の杉浦が自己資本のみで成長させた、Squad beyondを運営するソフトウェア企業(現:株式会社Squad)を売却後、全額再投資し、JGIAとの共同出資により設立。日本国内のニッチな特定市場において高いシェアと利益率を誇りながらも、後継者不足やデジタル化の遅れにより、成長の踊り場を迎えている優良なソフトウェア企業が数多く存在していることに着目し、2024年10月からわずか1年足らずで、総額100億円以上の資金調達を達成、株式Squad、株式VERTICE、株式会社ビジネスブレーン、株式会社menu magazineの計4社のM&Aを実行している。独自のPMI(Post Merger Integration)手法により、グループインした全企業において、DX化および収益性向上を実現し、単なる資本参加に留まらない、経営と技術のエンパワーメントを提供している。 

HP:https://siva-s.com/

◆会社概要「株式会社menu magazine」

「お買い物をシンプルに。」を心に、多くの人々に喜びを届けられるサービスを提供。スーパーマーケット向けECプラットフォームサービス「URIBACO」は、時流に合わせた多様な商品受け取り方法、ギフト販売や定期販売の機能も充実しており、直感的に注文を管理する事が可能。小売現場の生の声から生まれたUI /UXを採用し、「見栄えの良いDX」ではなく「店舗が儲かるための仕組み」を徹底的に追求している。追加の倉庫投資や専任人員を必要としない低固定費オペレーションにより、北海道・東北・関西の大手チェーンを中心に、着実な黒字化と導入実績を誇る。

HP:https://menumagazine.co.jp/

◆パートナーファンド「日本成長投資アライアンス株式会社(JGIA)」

日本成長投資アライアンス株式会社(JGIA) は日本における優良企業の成長支援に特化したプライベートエクイティ・ファンド。豊富な投資実績とハンズオン支援により、投資先企業の持続的な成長を支える。

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会社概要

株式会社SIVA

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URL
https://siva-s.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区芝5丁目26-16 Mita S-Garden 4F
電話番号
-
代表者名
杉浦 稔之
上場
未上場
資本金
-
設立
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