埼玉県入間市とNPO法人日本ユニバーサル・サウンドデザイン協会が、高齢者を対象とするヒアリングフレイル予防の推進を図るため協定を締結
1. 概要
当協会と入間市は、高齢者を対象とするヒアリングフレイル予防の推進を図るため、専用のアプリを活用した「ヒアリングフレイルチェックに関すること」と、高齢者の聞こえの正しい理解を促す「ヒアリングフレイル予防に関すること」について協定を締結しました。
2.締結日
令和4年11月30日(水)(※同日、入間市役所において締結式を開催しました)
出席者:
入間市長 杉島 理一郎 様
入間地区医師会 会長 小室 順義 様
入間市議会 議長 鈴木 洋明 様
NPO法人 日本ユニバーサル・サウンドデザイン協会 理事長 中石 真一路
3.これまでの経緯
- 対話支援スピーカー「comuoon®」の運用
入間市では、令和3年4月より来庁者に安全で快適な窓口を目指して、ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社が開発した対話支援スピーカー「comuoon®」の本格運用を開始しました。
令和3年度32台(市民生活部8台、福祉部4台、健康推進部10台、図書館10台)、令和4年度8台(図書館8台)導入し、市民が多く来訪する窓口に設置。
声量を大きくすることなく聴こえ方を改善できる「comuoon®」は、マスクやアクリル板越しで会話が聞こえづらい場面で活用されています。
- 「ヒアリングフレイル」予防を呼びかける講演会を開催
令和4年3月、埼玉県入間市にて当協会中石真一路理事長による講演を行い、ヒアリングフレイルを放っておくことで認知症のリスクが高まるため、難聴を早期発見し認知症の予防につなげるヒアリングフレイル予防の啓蒙を行いました。
また、講演会には、当協会の名誉総裁であられる瑶子女王殿下がご出席され、難聴は若い人にも起こりえること、一番無関心がよろしくない、と聴こえについて慮ることの大切さを述べられました。
- 「ヒアリングフレイル」について
「ヒアリングフレイル」は、聞き取る機能が衰えた“耳の虚弱”状態のことを指します。聴覚機能の低下によりコミュニケーションがうまくいかなくなることなどをきっかけに、「作業記憶の低下」「言語疎通性の低下」「聴力低下の自身の無自覚」が顕在化することが起因し、家族や医療者、介護者などから「認知機能の過小評価」を受けてしまうことがあります。
また、「ヒアリングフレイル」は、自身から聞こえにくい状態を相手に伝えることを避ける傾向があり、身体活動自体の低下と勘違いされやすく気がつきにくい特徴がありますが、「ヒアリングフレイル」を放置することでコミュニケーションに問題がでてくるだけでなく、認知症やうつ状態になるリスクが高まるなど、心身の活力の衰えも進行するため、早めに聴覚機能の低下に気づくことが重要です。
<ヒアリングフレイルの進行イメージ>
- NPO法人 日本ユニバーサル・サウンドデザイン協会について
聴こえ支援スピーカーおよび関連商品の提供を通じて、聴こえの大切さを伝えていく
とともに、誰もが聴こえやすい社会づくりを目指していきます。
団体名称 :NPO法人 日本ユニバーサル・サウンドデザイン協会
設立 :特定非営利活動法人 千葉県知事認証取得 2011年11月24日
法人設立 2011年12月13日
事業内容 :保険・医療または福祉の増進を図る活動
社会教育の推進を図る活動
難聴者向けスピーカーの研究開発、普及事業
難聴についての理解を深めるセミナー及び相談会開催事業
その他この法人の目的を達成するために必要な事業
役員 :
理事長 中石 真一路(ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社 代表取締役 / 聴脳力総合科学研究所 所長)
理事 春田 丈夫
理事 竹安 敬子(ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社 リスニングアドバイザー)
理事 本山 和彦(株式会社読売西部アイエス システムエンジニア)
理事 西田 伊豆美(鹿児島厚生連病院 看護部 師長)
理事 川嶋 英之
監事 田原 仁紫呂(株式会社つね屋 代表取締役)
URL :http://u-s-d.jp/
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