第32回東京国際映画祭で、鑑賞者全員が「字幕メガネ」を使って上映作品の体験鑑賞ができる『障がい者並びに多言語バリアフリーイベント』に協力
エヴィクサー株式会社、株式会社サンライズ社、エプソン販売株式会社、NPO法人メディア・アクセス・サポートセンター、は、第32回東京国際映画祭(開催日程:2019年10月28日~2019年11月5日)において、2019年10月29日(火)に開催する、聴覚障がい者のためのバリアフリー字幕と解説字幕、訪日外国人のための外国語字幕(英語・中国語)を表示する字幕メガネを使って上映作品が体験鑑賞できるバリアフリー映画鑑賞イベント『障がい者並びに多言語バリアフリーイベント』(主催:一般社団法人映画産業団体連合会、一般社団法人日本映画製作者連盟、公益財団法人ユニジャパン)に協力します
報道関係者 各位
プレスリリース
2019年10月18日
エヴィクサー株式会社
株式会社サンライズ社
エプソン販売株式会社
NPO法人メディア・アクセス・サポートセンター
エヴィクサー株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:瀧川 淳、以下エヴィクサー)、株式会社サンライズ社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:田中 恒男、以下サンライズ社)、エプソン販売株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴村 文徳、以下エプソン)、NPO法人メディア・アクセス・サポートセンター(所在地:東京都渋谷区、理事長:常世田 良、以下MASC)、は、第32回東京国際映画祭(開催日程:2019年10月28日~2019年11月5日)において、2019年10月29日(火)に開催する、聴覚障がい者のためのバリアフリー字幕と解説字幕、訪日外国人のための外国語字幕(英語・中国語)を表示する字幕メガネを使って上映作品が体験鑑賞できるバリアフリー映画鑑賞イベント『障がい者並びに多言語バリアフリーイベント』、主催:一般社団法人映画産業団体連合会(会長:大谷 信義)、一般社団法人日本映画製作者連盟(会長:岡田 裕介)、公益財団法人ユニジャパン(理事長:迫本 淳一)<第32回東京国際映画祭実行委員会:チェアマン:安藤 裕康>に協力します。
本イベントは、第32回東京国際映画祭において上映される作品「東京パラリンピック 愛と栄光の祭典」を鑑賞される135名の方に、映画の進行に合わせて自動的にバリアフリー字幕と解説字幕を表示する字幕メガネを配布し、その利便性を体験いただくものです。また、同字幕メガネに英語・中国語字幕を表示する多言語バリアフリーも同時に体験いただけます。字幕メガネ用端末は、エプソンのスマートグラス「MOVERIO(モベリオ)」(※1)を用いています。
<上演映画「東京パラリンピック 愛と栄光の祭典」>
<鑑賞シーン(イメージ)>
本取り組みは、上映作品の提供を株式会社KADOKAWA、字幕メガネに映画の進行に合わせて自動的に字幕を表示する音響通信技術「Another Track(R)」(※2)の開発と提供についてはエヴィクサー、映画業界における字幕メガネの普及活動にサンライズ社、MOVERIOの開発・提供をエプソン、本イベント企画はMASCの協力により実施するものです。
※1 MOVERIOは「両眼シースルー、ハンズフリー」が特長であり、さらに独自開発のシリコンOLED(Organic Light Emitting Diode:有機EL)ディスプレイによるスクリーン感(表示枠)を意識させない映像表現が可能で、「字幕が空間に浮かんで見える」感覚で作品鑑賞への没入感を高めます。
※2 エヴィクサーが開発した独自の音響通信ソリューション。「暗号化したデータを埋め込んだ特殊な音(透かし音)」やデータベース上に保存されている音(音源)の「特徴点(フィンガープリント)」をスマートフォンやスマートグラス、ロボット端末などのデバイスが自動認識することで、デバイスをリアルタイムにコントロールします。この技術を用いた当該サービスでは、人数の制限なく、またタイムラグなく字幕表示やオーディオコメンタリーを再生できます。
◆本イベント開催の背景
一般社団法人映画産業団体連合会、一般社団法人日本映画製作者連盟が主体となり、視聴覚障がい者のためのバリアフリー映画の在り方について普及促進を行っており、第24回東京国際映画祭において初の共催イベントを実施以来、視聴覚障がい者のためのバリアフリー映画の普及促進に関するイベントを毎年開催しております。
このような状況の中、映画のデジタル化に伴い、2013年には、エヴィクサーにより音響同期システム
「Another Track(R)」が開発され、それまでの視聴覚障がい者の閉塞的な映画鑑賞環境が劇的に改善される可能性が広がりました。現在では「Another Track(R)」により、障がい当事者のお客様が、映画館に日本語字幕あるいは音声ガイドを表示するデバイスを持ち込み専用アプリを起動することで、対応作品であればいつでもどこでも映画鑑賞が可能になりました。
視覚障がい者のための音声ガイドについては、対応デバイスが基本的にスマートフォンと身近なため、同システムの導入以来多くのお客様に順調に利用されております。一方で、聴覚障がい者のための字幕を表示する字幕メガネ用端末については、スマートフォンに比べるとまだ普及が進んでいない状況です。この状況を打開するために、このほど「映画をコミュニケ-ションメディアに」を経営理念とするサンライズ社より500台の字幕メガネ用端末がMASCを通して映画界に寄贈されることとなりました。
課題であった字幕メガネの普及を大きく躍進させるため、本年度末よりこの500台の字幕メガネ用端末を全国100ヵ所の映画館に順次配備し、レンタルを開始する予定としております。
◆第32回東京国際映画祭障がい者並びに多言語バリアフリー上映について
○日 時:2019年10月29日(火)
イベント開演 14時35分~
引き続き上映 15時05分~
<上映作品>
『東京パラリンピック 愛と栄光の祭典』
世界で初めて「パラリンピック」という愛称で呼ばれた
1964年の東京パラリンピックを記録した、幻のドキュメンタリー
製作:〈日芸綜合プロ〉上原 明 / 監督・脚本・撮影:渡辺 公夫 / 解説:宇野 重吉 / 音楽:團 伊玖磨
ドキュメンタリー/上映時間:63分/白黒/モノラル 配給:KADOKAWA
http://cinemakadokawa.jp/tokyopara1964/
○場 所:TOHOシネマズ六本木・スクリーン1
○ゲスト:パラアスリートほか(予定)
【主催】一般社団法人映画産業団体連合会 / 一般社団法人日本映画製作者連盟
公益財団法人ユニジャパン(第32回東京国際映画祭実行委員会)
【企画協力】株式会社KADOKAWA / MASC
◆各社概要
(エヴィクサー株式会社)
所在地:東京都中央区新川1-17-22 松井ビル1F
設立:2004年3月12日
URL:https://www.evixar.com/
事業内容:音の信号処理に基づくソフトウェアの研究開発
(株式会社サンライズ社)
所在地:東京都千代田区紀尾井町3-12 紀尾井町ビル17階
設立:1955年1月17日
URL:http://www.snr.co.jp/
事業内容:映画館広告およびこれに関わる諸業務、セールスプロモーション・イベント企画/制作、
一般広告代理
(エプソン販売株式会社)
所在地: 東京都新宿区新宿4-1-6 JR新宿ミライナタワー29階
設立: 1983年5月20日
URL: https://www.epson.jp/
事業内容:国内におけるエプソンブランド商品を中心とした情報関連機器販売
(NPO法人メディア・アクセス・サポートセンター)
所在地: 東京都渋谷区初台1-51-1 初台センタービル709
設立:2009年6月25日
URL:http://npo-masc.org
事業内容:映画・映像に於けるバリアフリー視聴環境の整備
報道関係者お問い合わせ先
エヴィクサー株式会社 広報担当 楢原
TEL: 03-5542-5855 E-mail:press@evixar.com
株式会社サンライズ社 社長室 森島
TEL: 03-5211-3770 E-mail:s-morishima@snr.co.jp
エプソン販売株式会社 コミュニケーション推進部(広報・PR 企画)
TEL:03-5919-5286(直)
NPO法人メディア・アクセス・サポートセンター 理事・事務局長 川野
TEL: 03-6300-7762 E-mail:info@npo-masc.org
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