総額約28億円の資金調達を実施
―‘Turn CO2 into Happiness’― 私たちは持続可能な社会の実現と子供たちの未来のためにCO₂を活用する事業化を加速します
株式会社CO2資源化研究所(本社 東京都港区 代表取締役 湯川英明 以下UCDI)は、
K&Oエナジーグループ株式会社、ライオン株式会社等、下記の事業会社及び投資家を引受先とする第三者割当増資と、昨年末に採択された農水省助成金(注1)と合わせて約28億円の資金調達を実施しました。
■資金調達の目的
UCDIは2015年の設立以来、「革新的なバイオ技術を駆使して水素をエネルギー源にCO₂の資源化を実現し食糧問題と地球温暖化対策に貢献する」をミッションに掲げ、独自の「UCDI®水素菌」(注2)を核にCO₂を資源化する研究とその事業化に向けた取り組みを、多くの共同研究先企業とともに着実に進展させてきました。
今回の資金調達により、UCDI®水素菌由来の代替タンパク質原料のパイロットスケールでの製造技術を確立し、グローバル市場に本格参入する準備を加速します。
一方、CO₂原料のみならず、当社代表の湯川英明が長年にわたる研究で開発した「増殖非依存型バイオプロセス」(注3)を活用し、バイオマス資源由来のSAF(持続可能な航空燃料)や化学品の更なる研究開発と実装を実現して参ります。
こうした状況を踏まえ、本年3月に拡張移転した本社/研究所は、従来の3倍規模の2,000平米となり、プロテイン事業はじめ、SAFや各種化学品の研究設備の新設や研究規模拡大を図ります。
尚、来春2回目の第三者割当増資も計画しており、さらなる事業化スピードを加速します。
※画像はイメージであり実際とは異なる場合があります。
■引受先
香川証券株式会社 https://www.kagawa-sc.co.jp/ |
注1:農林水産省中小企業イノベーション創出推進事業(フェーズ3基金)の第1回公募に 「CO₂を原料としたUCDI®水素菌由来の代替タンパク素原料の製造及び食品開発」という事業計画で採択。
注2:1976年に兒玉徹東京大学名誉教授が自然界から単離した水素菌。他の水素菌と比較して増殖能力が圧倒的に高く、理論値で1gが24時間で16トンに増える。生育至適温度は52℃で一般的な菌より高温なため、雑菌汚染リスクを最小限に抑えることができ、冷却コストが低減可能。さらに粗タンパク質含有率も83.8%と高く、優れた動物性タンパク質である。(参考:魚粉は50~60%程度、肉は15~20%程度)
注3:当社代表の湯川英明が三菱化学およびRITE(地球環境産業技術研究機構)時代に METIやNEDOの支援を受け、優れた物質生産宿主として知られるコリネ菌の潜在特性を見出し応用した技術。この技術をベースとして、さらなる高度経済性を可能とする「次世代増殖非依存型バイオプロセス」開発を進めている。
株式会社 CO2 資源化研究所/Utilization of Carbon Dioxide Institute Co., Ltd.
会社概要
本社/研究所 東京都港区台場2丁目3-1 トレードピアお台場14階
代表者 代表取締役・CEO/CSO 湯川 英明
設 立 2015年8月
資本金 2億4,700万円
※「UCDI」はUtilization of Carbon Dioxide Institute Co., Ltd. の英文社名略称であり、登録商標です
本件に関するお問い合わせ先
広報担当: 坂本・別府
Email : info@co2.co.jp
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像