JST、RISTEXが推進する戦略的創造研究推進事業(社会技術研究開発)に採決されました
新型コロナウイルス感染症など新興感染症に関連する諸課題にELSIの観点から貢献するプロジェクトとして、短期的に成果の創出が可能な基礎調査・研究としても採決されました。
当社インフラ技術研究所が研究開発への参画・協力機関となるプロジェクト「Social Distancingによる社会の脆弱性克服・社会的公正の回復と都市の再設計」が、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)、社会技術研究開発センター(RISTEX)が推進する戦略的創造研究推進事業(社会技術研究開発)において、令和2年度の新規プロジェクトとして採決されました。
■研究開発プロジェクト名
科学技術の倫理的・法制度的・社会的課題(ELSI)への包括的実践研究開発プログラム
「Social Distancingによる社会の脆弱性克服・社会的公正の回復と都市の再設計」
■研究代表者(所属)
林 良嗣 様(中部大学 持続発展・スマートシティ国際研究センターセンター長・教授)
■概要
COVID-19感染対策として多くの国がフィジカルディスタンスの確保を推進している。一方で、家族、職種、地域コミュニティの分断や格差などの社会的課題を生み、感染症対策に対する都市・社会の脆弱性が浮き彫りになっている。
本プロジェクトは、フィジカル・ソーシャルディスタンスが個人や社会にもたらす影響について、地理や居住・空間利用、経済、環境などに関する都市圏データとともに、位置情報に基づく人々の行動変容のビッグデータ、暮らしや医療へのアクセシビリティなど人の生活の質(QOL)に関する価値観データなどを統合的に分析し、諸外国との比較も行いながら、科学的エビデンスを抽出する。それらを基に、倫理的・法制度的・社会的観点に考慮したこれからのディスタンシング対策や行動変容の手法の検討、都市再設計のための、都市・コミュニティの脆弱性や社会的公正を評価する手法を開発する。
<新型コロナウイルス感染症などの新興感染症への取り組みについて>
新型コロナウイルス感染症など新興感染症に関連する諸課題にELSIの観点から貢献するプロジェクトとして、短期的に成果の創出が可能な基礎調査・研究としても採決されました。
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