使わなくなったパソコンを10代へ。株式会社ゲットイットよりリユースPCを40台寄贈、困窮家庭の10代を中心に配布。
株式会社ゲットイット(東京都中央区 代表取締役 廣田 優輝)より、リユースPCを40台寄贈いただきました
2020年10月8日、認定NPO法人D×P(ディーピー)(大阪府大阪市 理事長 今井紀明、以下D×P)は、株式会社ゲットイット(東京都中央区 代表取締役 廣田 優輝)より、リユースPCを30台寄贈いただきました。D×Pは、今回寄贈していただいたPCを合わせ、延べ40台を経済困窮家庭の10代を中心に配布いたします。
新型コロナウイルス感染症による影響が、経済困窮家庭の暮らしを圧迫しています。
D×Pが独自に行ったアンケート調査(進路・就職LINE相談「ユキサキチャット」に登録する10代〜20代 有効回答110件)によると「アルバイトをしている」と答えた37名の約半数が、「シフトが減ったので収入が減る」と答えています。
コロナウイルスの影響で収入はどうなりましたか?
さらに、高卒求人数は前年同期比の24.3%減(厚生労働省 2020年度(令和2年度)「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職状況」)と発表。
10代や高卒者が選択できる職業を広げ、働く機会をつくることが重要な課題となります。
今回の寄贈に先立ち、株式会社ゲットイット様より10台のリユースPCを8月に寄贈していただきました。
パソコンを受け取った10代は、タイピングやオフィスソフトの練習、プログラミングなど本人の興味や進路に応じて利用しています。また、「大学のオープンキャンパスがネットであることが多いため、パソコンがあって便利だと感じました」という声もありました。
(※ゲットイット様から寄贈いただいたパソコンを受け取った10代とD×Pが独自に提供したパソコンを受け取った10代からの回答)
(10代提供写真。「学校のレポートをやってる時にGoogleで検索してパソコン使わせてもらいました。愛用してます!!」と声とともに送られてきました。)
一方、「操作が分からない時がある」「パソコンに関しての知識が、私を含め周りの大人もあまりないので、ウイルス対策等がしっかりできているのかが心配です」との声もあり、活用にあたるフォローアップが必要であることもわかりました。パソコン配布後のアンケートにて、困りごとをヒアリングし、『ユキサキチャット』を通じて相談員がフォローアップを行ないます。
また、「在宅で働きたい」という希望のある10代に向けては、ライティングや文字起こし、動画編集などの在宅ワークを案内します。
株式会社ゲットイットとD×Pは、今後も幅広く連携を行ないます。D×Pがつながる10代の職場見学を受け入れを行ない、パソコンの配布から職業観・勤労観の育成までサポートの幅を広げます。
- 株式会社ゲットイット 代表取締役 廣田優輝氏よりメッセージをいただきました。
廃棄されていくIT資源を活かし、日本の未来に繋げていくために私たちにできることがまだまだあるはずだ。そう漠然と考えていた時に、ご縁があって今井さんとお会いしました。 D×Pの活動、そして貧困や困難な状況にある十代の存在を知った時、まだ使用できるパソコンを次世代に届ける事が一番の有効活用なのではないかと、寄贈がスタートしました。
私も十代の時に、パソコンを手にして人生が変わったひとりです。 本来ならば産業廃棄物として解体され埋め立てられていたかもしれないパソコンが若い世代に届くことで、新たな可能性が生まれはじめていることに大きな期待を感じています。 私たちは私たちにできる支援活動を続けながら、共感してくれる仲間を募集し、共に支援の輪を広げていきたいと思っています。
- 認定NPO法人D×P 理事長 今井紀明より
あるひきこもっていた10代からユキサキチャットに相談がありました。一緒にこれからのことを考え、プログラミングを学ぶことになりました。数ヶ月が経ったいま、その子はアルバイトを始め、家庭の状況も少しずつよくなっています。
また、相談者本人の特性や状況に合わせ、在宅ワークを勧めた例もあり、正社員として雇用されるケースもでてきています。 パソコンを渡すこと自体や学んだことが、直接将来につながるかはその時点ではわかりません。ただ、何かを始めることで本人の自信となったり、周囲の環境が変わることもあると感じます。どんな状況にある若者も、ひとりひとりに可能性があります。
ユキサキチャットの登録者は、2000人を超えました。日々、さまざまな相談が寄せられ、NPO、企業、行政機関と連携することも多くなってきています。 貧困や困難な状況にあることを「自己責任」と言って切り捨てない社会で目指したい。手は動かせなくても寄付や寄贈、働き先をつくることなど、できることはたくさんあります。ひとつのNPOだけでできることは少ないですが、ひとりひとりのお力添えがあることの積み重ねが10代の未来を作ります。NPOを8年間やってきて、その力は小さくない、むしろひとりの高校生に与える影響は大きなものです。一緒になってサポートしましょう。
- パソコンを寄贈したい方へ
パソコン要件
・ノートPC
・メモリー 4GB以上
・電源ON、ログインが出来、通常作業(ネットサーフィンやYoutube再生、キーボード入力)に支障がない
・その他
windows:OS:win8以降
Macbook:2012年以降発売のもの
■申請フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc59KG03ZxyV07C3rQBgRN3CKH_TCA2akEt8CErCP2vEfaPlA/viewform
- パソコンを受け取りたい方へ
・ユキサキチャットに登録していて、継続的に面談をすることが可能な方
・ご年齢が19歳以下の方(小学生/大学生・専門学生不可)
・ご応募・ご推薦フォームを両方とも提出できる方
・パソコンを使用し、やりたいことが具体的にある方
▼以下の状況のかたを優先的に受け入れることがあります。
・ご自宅に自由に触れるPCが無い方
・環境的もしくは経済的に困難な状況にある方
・通信制高校・定時制高校・フリースクールなどに在籍している方
・現在高校に在籍していない方、学校にかよっていない方
・プログラミングなどのPCスクールに積極的に参加したいと思っている方
募集期間
2020年10月15日(木)〜10月25日(日)23:59までを予定しています。
D×Pの進路・就職LINE相談『ユキサキチャット』より、応募フォームを案内します。まずは、ユキサキチャットにご登録ください。
■ユキサキチャット:https://www.dreampossibility.com/yukisakichat/
- 株式会社ゲットイット
都内2,000㎡倉庫(勝どきZETTA)の豊富な在庫量と、マルチベンダー対応の技術力で、企業の抱えるITの「困った」を解決。サーバー・ネットワーク機器等ITハードウェアの専門家として、レガシーシステム運用に必要なEOSL保守(第三者保守)から、検証環境構築のための機器レンタル、情報機器処分(ITAD)に伴うデータ消去や買取サービス、コスト削減のリユース販売まで、1社1社のオーダーに応える形で様々なハードウェア関連サービスを提供。株式会社ゲットイットは、持続可能な社会発展へ向けた「SDGs」への関心の高まりを受け、「使えるものは、長く使う」「使い終わったものは、次につなげる」の2点を掲げ、保守による機器の長寿命化や機器のリユース・リサイクルにより、ITハードウェアの持続可能な運用のための総合サービス「Sustainable Computing®」※ を展開しています。
公式WEBサイト:https://www.get-it.ne.jp
- 認定NPO法人D×P(ディーピー)
通信・定時制高校とオンラインの両方で、生きづらさを抱えた10代に「つながる場」を届けるNPOです。不登校/中退経験や経済的困難などさまざまな事情をもった10代と学校やオンラインでつながり、仕事など次のステップにつながるようにサポートしています。コロナ禍においては、LINEや若者向けSNSをフィールドにオンラインでの相談事業を実施。提供する進路・就職LINE相談「ユキサキチャット」は登録者が2000名となりました。在宅ワークなどの情報提供も進めています。
公式WEBサイト:https://www.dreampossibility.com/
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