【保育士のリアルな声】ずっと保育士を続けたい、と答えた人は3割という結果に。実態とその理由は？？
78.0％の方がネガティブな意味で、働く前の理想と現実のギャップを感じていた！
保育業界では、待機児童問題をはじめとする様々な問題を抱えています。
その中でも、保育士不足は特に大きな問題として挙げられており、皆さんもニュースで目にする機会が多いのではないでしょうか？
保育士を経験したことがあれば、雇用条件や働く現場の様子など、具体的に改善するべきポイントが思い浮かぶ方も多いことでしょう。
また、一方では働き方に満足している方もいるのかもしれません。
保育士や幼稚園教諭に特化した転職支援サービスを展開するSimple株式会社は、今回、保育士のキャリアや働き方に関する調査を行い、保育業界の実態に迫っていきたいと思います。
＜調査概要＞
調査概要：保育士のキャリア・働き方に関する調査
調査期間：2023年11日8日（水）～2023年11日9日（木）
調査機関：WEBアンケート（設問選択・記述式）
調査対象：保育士
調査人数：100人
子どもが好き！保育士になった理由の第1位
はじめに、保育士になった理由について伺ったところ、「子どもが好きだったから（81.0%）」と回答した方がダントツで多い結果となりました。
長時間子どもと接する仕事ということもあり、やはり子どもが好きだからという理由で保育士を選んだ方は非常に多いことがわかります。
また、「資格など手に職をつけたかったから（38.0%）」という理由の方が次に多いことも判明しました。
将来への不安も多いご時世ですから、職の安定を求めて保育士を選ぶ方も多いようです。
保育士になった理由は明らかになりましたが、実際に働いてみてからのギャップを感じた方はどの程度いるのでしょうか？
そこで、理想としていた働き方とのギャップがあったかどうかを伺ったところ、最も多かった回答が「ある（ネガティブな意味で）（78.0%）」という結果となりました。
多くの方は、ネガティブな意味でのギャップを感じており、日本全体で保育士不足と言われる現状とも関係があるかもしれません。
今回、ネガティブな意見が多く集まりましたが、具体的にどのような場面でそのように感じることが多いのでしょうか？
ネガティブなギャップを生み出す保育士のつらい業務や環境とは？
保育士として働くうえでつらいと感じる・感じたことを伺ったところ、「給料の安さ（66.0%）」と回答した方が最も多い結果となりました。
保育士不足が社会問題となっていますが、その要因の一つに給料の安さが挙げられることが、回答結果からも予測できます。
また、次点に「事務作業の多さ（51.0%）」「保護者からのクレーム（51.0%）」が続き、業務面でつらいと感じることも多いとわかります。
子どもが好きで保育士になった方は多かったものの、子どもとのふれ合い以外の雑務や保護者とのコミュニケーションの中で悩む方が多いのかもしれません。
働く環境や労働条件等、様々な角度から問題が発生していることが読み取れる結果となりました。
では逆に、保育士をしていてよかったと感じることは何なのでしょうか？
保育士をしていてよかったと思う・思ったことについて伺ったところ、「子どもの笑顔が見れる（77.0%）」「子どもの成長が見れる（67.0%）」「子どもから学ぶことが多い（58.0%）」といった声が集まりました。
全体的に、上位には子どもに関する回答が多く集まっており、子どもと接することが保育士を続ける上で大きなモチベーションになっていることが見て取れます。
子どもと長期間接することで成長を見ることができたり、子どもから学ぶことがあったり、保育士自身にも良い影響を与えられている様子が分かる結果となりました。
保育士が感じる職場の改善点とは！？給料や仕事内容に不満あり
ここまで、保育士として働く中で感じたつらいことや、よかったことが調査を通して明らかになりました。
それらを踏まえて「ここは改善したほうが良い」という意見を持った方もいると思います。
そこで、保育士としての働き方や環境で改善したほうが良いと思うことを伺ったところ、「給料（88.0%）」「仕事量や内容（65.0%）」という回答が上位に挙げられました。
その他の回答も「残業時間（59.0%）」「各種手当て（58.0%）」と、どれも半数以上の方の声が集まっており、働き方だけでなく待遇面も改善をしたほうが良いと感じている方が多いことがわかりました。
では、具体的にどのような改善が有効だと考えているのでしょうか？
実際の声
・きめ細やかな対応を毎日、朝から夕方まで緊張感を持ってしてるので、給料を上げてもらえれば嬉しい
・労働時間が長いのに 給料が安くて見合っていない。 場所にもよるかもしれないが、残業代がほぼつかない。 持ち帰りの仕事も多い
・労力と給料が割に合わない。 保育士不足によって、倍以上働く時も多々ある
・家庭に仕事を持ち帰らないように工夫していただきたいです
・労働量と賃金が見合ってない。人手が足りない
・給与水準が低すぎるために、続けたくても続けられない。 保育士の配置基準が少ない
・残業時間が多く、残業代が出ないこともある 人手不足で余裕がなく、ストレスが多い。給料が安く、辞めていく人が多い
・産休育休に入る人の代わりの保育士がすぐに見つからず、職員数がギリギリで大変な時がある
全体的に、給料と労働時間や労働内容が見合っていないという意見が多い結果となりました。
さらに、持ち帰りの業務も多く、業務時間の多さも問題視している方が多いようです。
働く環境への不満から保育士を辞めてしまう方が多いのであれば、待遇見直しは非常に重要なポイントといえるのではないでしょうか？
最後に、保育士として今後も働き続けたいか伺ったところ、「続けるべきか悩んでいる（37.0%）」という声が最も多かったものの、「ずっと続けていきたい（30.0%）」「結婚や出産などのライフイベントまでは続けたい（13.0%）」という声が合わせて4割ほど集まりました。
働き方に関する悩みや課題を抱える一方で、子どもと一緒に成長ができるやりがいのある仕事であり、この先も保育士を続けたいと考えている方も一定数いることがわかりました。
働く環境や労働条件の改善をすることで、離職も防ぐことができるのかもしれません。
まとめ：保育士を続けるには労働環境の整備が急務？調査を通して不満の声も明らかに
保育士に対する調査の中で、働く前に描いていた理想とのギャップやつらいこと、よかったことなどの意見が集まりました。
約8割の方は子どもが好きで保育士になったにも関わらず、業務内容や給料の低さなど様々な要因から不満を感じ、今後のキャリアに悩みを持っている方が多いのが現状です。
子どもとのコミュニケーションに集中したくてもできない様子がうかがえる結果となりました。
まだまだ課題も多い保育業界ですが、子どもの笑顔や成長が見れる素敵な職業であり、保護者にとっても無くてはならない職業であることは明白な事実です。
また、次回の記事ではそんな保育士のための、国や地域からの支援に関する認知や活用状況を調査し、明らかにしていこうと思います。
現在保育士として働く方や、これから働きたいと考えている方は、職場選びの参考にしてみてください。
Simple株式会社の紹介
当社は「自身の介在がすべての人のより良い未来に繋がっているか」を理念に、関わるすべての人にポジティブな影響を与えながら事業を展開しています。
高い生産性を生み出す仕組みを活かし、社内外問わず、有意義な価値を創ることに注力してまいります。
■運営サービス
保育士や幼稚園教諭に特化した転職支援サービス『しんぷる保育』と、栄養士・管理栄養士に特化した転職支援サービス『しんぷる栄養士』を運営しています。
『断りづらい雰囲気で、いつの間にか話が進んでいた』
『信用して転職してみたら、聞いていた話と違った』
このような転職活動における失敗を少しでも減らし、一人でも多くの求職者の方の「Happy」な転職を実現するため、保育士さんや栄養士さんと事業者さんを第一に考える紹介会社として『しんぷる保育』『しんぷる栄養士』は誕生しました。
「顧客満足度の高い人材会社」であることを掲げて社員一同取り組んできた結果、ありがたいことに両サービスあわせてGoogleの口コミ投稿数は400件以上、全体で4.8の評価をいただいています。
今後も、ひとりでも、ひとつでも多くの「Happy」を生み出していけるよう邁進して参ります。
しんぷる保育：https://simples.co.jp/simple-hoiku/
しんぷる栄養士：https://simple-eiyoushi.com/entry/sp_91/
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Simple株式会社では新たな仲間の採用も強化している最中です。
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採用情報：https://simples.co.jp/recruit/
■会社概要
社名：Simple株式会社
本社所在地：東京都品川区東五反田5-23-7 五反田不二越ビル4・5階（受付5階）
代表者：佐藤 裕志
事業内容：保育士/幼稚園教諭に特化した転職支援サービス『しんぷる保育』
栄養士に特化した転職支援サービス『しんぷる栄養士』
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