更年期を乗り切るカギは膣内フローラにあり!加齢に伴うラクトバチルス菌の減少が明らかに。
膣内フローラ検査キット「フェムテスト」による検査で、50代以降の女性において膣内の善玉菌であるラクトバチルス菌が減少する傾向が認められ、菌バランスケアが重要であることがわかりました。
株式会社ビズジーン(代表:開發邦宏 本社:大阪府茨木市)は、更年期における膣内の菌バランスの変化の調査を目的として、当社開発の膣内フローラ検査キット「フェムテスト ~ラクトバチルス~」による遺伝子解析を行い、50代以降の女性において膣内の善玉菌であるラクトバチルス菌が顕著に減少すること
が明らかになりました。本結果は、女性の更年期対策の1つとして、膣内の菌バランス維持に向けたケアの重要性を示すものです。
■はじめに:膣内フローラとフェムテスト
私たちの腸の中で腸内フローラが形成されているように、女性の膣内にも様々な細菌が常在しており、膣内フローラが形成されています。膣内の代表的な善玉菌であるラクトバチルス菌は、乳酸を分泌し、膣内を酸性に保つことで悪玉菌の増殖を防いでいます。一方で、ラクトバチルス菌が減って膣内のフローラバランスが崩れてしまうと、婦人科系疾患や膣トラブルにつながる事が知られています。
これまで、膣内フローラ検査は一般的には行われておらず、産婦人科などの医療機関による子宮内検査により膣内環境も確認するにとどまっていました。子宮内検査は主に不妊治療を目的としているため精緻な検査である一方、高額で、かつ医療機関を受診する必要がありました。
当社が開発した膣内フローラ検査キット「フェムテスト ~ラクトバチルス~」は、医療機関で実施している子宮内フローラ検査と同レベルの遺伝子検査を、医療機関を受診することなく、自宅で気軽に、そして安価に検査することができます。
■解析方法と結果
今回の調査では、「フェムテスト」による膣内フローラ検査を集計し(n=169)、善玉菌である膣内ラクトバチルス菌の割合を年代別に分析しました。その結果、50代以降の女性において、健康な膣内環境の維持に重要なラクトバチルス菌の保有率が若年層と比較して大幅に低下している傾向が見られました。
女性ホルモン(エストロゲン)は膣内環境の恒常性維持に重要な役割を果たしていることが知られている事から、本結果は、女性のライフステージの変化に伴うエストロゲンの減少が、膣内の菌バランスに影響を与えたことによるものと考えられます 。
■膣内フローラと女性ホルモンについて
エストロゲンはラクトバチルス菌の働きを高め、乳酸の分泌を促進し膣内を酸性に保ちます。しかし、更年期でエストロゲンが減少すると、ラクトバチルス菌が減少し膣内の酸性度が低下することで病原菌が増えやすい環境となります。実際、当社調べによると、ラクトバチルス菌割合の少ないグループの方が、膣トラブルの症状を抱える割合が高いことがわかりました。
■解析結果のポイント
・50代以降の女性では、20~40代と比較して膣内のラクトバチルス菌の割合が顕著に低下。
・更年期に伴う女性ホルモン(エストロゲン)の減少が、膣内環境の変化に影響を与えている可能性。
・更年期以降の女性の健康管理において、膣内環境のケアの重要性が明確に。
なお、本発表の内容は2024年12月時点での集計結果に基づいております。今後も引き続き実証研究を継続する予定です。
■自宅で膣内フローラを簡単チェック「フェムテスト ~ラクトバチルス~」
「フェムテスト」は、増加する女性の健康意識と「匂いや痒みなどの膣トラブル、婦人科系疾患、不妊リスクを手軽にチェックしたい」というニーズに応えて開発された検査キットです。自宅でセルフに簡単に膣内のラクトバチルス菌の状態を確認することができ、早期の健康管理をサポートします。
■商品概要
商品名 : フェムテスト ~ラクトバチルス~
希望小売価格 : 8,800円(税抜き)
Amazon販売サイト: https://www.amazon.co.jp/dp/B0C3GVZH2T
楽天市場販売サイト: https://item.rakuten.co.jp/visgene/x0013w3tvv/
■今後の展開
株式会社ビズジーンでは、この調査結果を踏まえ以下の取り組みを推進します:
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更年期女性の健康管理に関する啓発活動の強化
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エステサロン、サプリ販売事業者との協業による、包括的な女性の健康サポート体制の構築
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共同キャンペーンの実施およびOEM事業の展開
■企業連携・お問い合わせ
女性の健康管理に関心をお持ちの企業様との協業を積極的に推進してまいります。OEMや共同キャンペーンに関するお問い合わせも承っております。
お問い合わせURL: https://visgene.com/inquiry/
■株式会社ビズジーンについて
株式会社ビズジーン(https://www.visgene.com )は大阪大学産業科学研究所での研究成果を実用化するため2018年4月に設立された大学発スタートアップ企業です。ミル・シル・カエルを理念とし、あらゆる遺伝子の情報を目的に応じて可視化(ミル)し、リスクやベネフィットをしること(シル)で、人々の生活をよりよく変える(カエル)ための技術とサービスを提供しています。また、女性の活躍の推進に向け、妊娠・出産・育児に焦点を当て、それぞれの段階に合わせたセルフケア商品を提供することで、女性の社会進出をサポートすることを目指しています。
■会社概要
社名:株式会社ビズジーン
所在地:〒567-0047 大阪府茨木市美穂ケ丘8-1
大阪大学 産業科学研究所オープンイノベーション棟OI-104
代表取締役:開發 邦宏
会社HP:https://visgene.com/
■本プレスリリースに関するお問い合わせ
担当者:尾形 勝弥
mail:info@visgene.com
お問い合わせURL: https://visgene.com/inquiry/
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