Elliptic:マネーロンダリング対策を備えたNFT取引システム提供へ向けHashportと業務連携

NFT領域でのマネーロンダリング対策へ向け協業

Elliptic Japan 株式会社

暗号資産のマネーロンダリング(以下、マネロン)対策ソリューションを提供するElliptic Enterprises Limited.(本社:英国ロンドン、CEO:Simone Maini、以下Elliptic)は、Hashpalletの親会社でありブロックチェーン分野のコンサルティングとシステム開発を行う株式会社HashPort(東京都文京区、代表取締役:吉田 世博、以下HashPort)が提供するNFT取引システムにEllipticのソリューションを連携することに合意し、協議を開始いたしました。両社は、マネロン対策を備えたNFT取引システムを国内外の企業に提供することで、健全なNFTビジネスの拡大を目指します。

 

 

■マネロン対策を備えたNFT取引システムとは


NFT子会社Hashpalletの独自トークンのローンチなど新規市場の創出につながるブロックチェーン技術に精通し、コンサルティングやシステム開発を行ってきたHashPortは、急速な成長をみせるNFT領域において、国内外の事業者向けにNFT取引システムの提供をしています。

世界で初めてブロックチェーン分析を通じたマネロン対策ソリューションを提供してきたEllipticは、質の高いビッグデータを保有し、匿名性の高い暗号資産取引におけるアドレスのリスク評価を行ってきました。

今回、両社のシステム連携によりHashPortが提供するNFT取引システムに、Ellipticが提供するウォレットスクリーニングサービス「Lens(レンズ)」が一部の機能として組み込まれます。これにより、暗号資産を利用してNFTの購入を行うユーザーのウォレットに紐づく入庫・出庫履歴より、不正利用された資金まで追跡し監視を強化することが可能です。

Elliptic Lens とは?

ウォレットアドレスの不正利用を検知できるマネロン対策ソフトウェアです。ウォレットに出入りした暗号資産を追跡し、アドレスを0-10のスコアに基づきリスク評価を行います。テロ組織への資金供与、ダークネット、ランサムウェア、詐欺、ギャンブリングなど違法・不正利用された資金に関与するアドレスを精度高く検知できます。

 

■NFT領域にマネロン対策が必要な理由


デジタル資産に唯一無二な価値を付与するNFTは、新たな市場を創出する画期的な技術として注目を集めている一方で、匿名性の高い取引が不正利用につながる可能性が懸念されています。

Ellipticのチーフサイエンティストである、トム・ロビンソン博士は、「NFTにおけるマネロンの手法は必ずしも明確ではありません」と指摘し、「NFTは誰でも簡易的に作成し売買を行い、尚且つその価値設定を操作しやすいためマネロンに利用されやすい特性を持っています」とコメントをしています。

また、マネロン及びテロ資金供与対策の国際的な枠組みを策定している、金融活動作業部会(FATF)は、2021年3月19日に発表したガイダンスでNFTへの監視の必要性を言及しており、NFT領域におけて規制が導入される可能性も示唆されます。既にタイでは、証券取引委員会(SEC)が6月11日、NFTに対する取引規制を発表しております。

NFT取扱事業者は、安定的に事業を継続するために今後、規制、リスク、コンプライアンスの課題に対処することが求められてきます。今後成長が見込まれるNFT領域において、EllipticとHashPortは、共同で研究を継続的に行い安全で持続可能なサービスを提供し、グローバルレベルでNFT業界の健全化をリードしていく予定です。

■株式会社HashPortについて
HashPortは、「すべての資産をデジタル化する」をミッションに、ブロックチェーンの社会応用を支えるソリューションプロバイダーとして事業を展開しています。暗号資産交換業者様を含む多くの国内企業様に、暗号資産関連のコンサルティングやシステム開発サービスを提供しています。また、海外の有力ブロックチェーンプロジェクトの日本における成功を支援するプログラムを提供しており、多くのプロジェクトの日本展開を成功させています。


■Elliptic社について
Ellipticは「暗号資産の信用基盤を構築する」というミッションのもと、金融機関や暗号資産交換業者様へブロックチェーン解析を通じた暗号資産のアドレス評価等を行うマネロン対策ソリューションを提供しています。Ellipticが保有するデータや技術は世界中から高い評価を受け、新しいテクノロジーやイノベーションを通じてビジネスや社会に大きな影響を与えると認められたスタートアップ企業が対象となる、世界経済フォーラムのテクノロジー・パイオニア2020に選出されています。

 

Elliptic LEARN Certifyのご紹介

暗号資産に係る金融犯罪のFIUConnect認定資格「Elliptic LEARN Certify」の提供を開始しております。受講者は、金融インテリジェンスをオンラインで提供するManchesterCFのカラキュラムを修了したのち、Elliptic・ManchesterCF・ニューヘイブン大学が共同で発行するデジタル証明書を取得することができます。詳細は担当者へお問い合わせください。


社名: Elliptic Japan 株式会社 
代表:代表取締役CEOシモーネ・マイニ
設立:2019年9月5日
事業:ブロックチェーン分析による暗号資産マネーロンダリング対策
             金融機関向け暗号資産による金融犯罪防止ソフトウェアの提供

URL:https://www.elliptic.co/

 

【本件に関するお問い合わせ】
Elliptic Japan 株式会社 担当者:盛本
E-mail:hello.jp@elliptic.co
 

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会社概要

Elliptic Japan 株式会社

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URL
https://www.elliptic.co/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区霞が関3-2-6 東京倶楽部ビルディング 11階
電話番号
090-6939-7116
代表者名
シモーヌ・マイ二
上場
未上場
資本金
5500万円
設立
2019年09月