7割のビジネスパーソンが、テレワークをプラスに捉えている!6割が「プライベートの時間が取れるようになった」4割が「仕事の進め方が自分で自由に決められる」などのメリットを実感
〜一方で「どれだけやっても評価されない」「ちゃんとやっているか、疑われている」などの不満も〜
一般社団法人日本セルフエスティーム実践協会(本社:東京都港区、代表理事:小西ひとみ)は、現在テレワークを実施している会社員110名を対象に「テレワークの実態」に関する調査を実施いたしましたのでお知らせいたします。
- 調査概要
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年2月15日~2021年2月17日
有効回答:現在テレワークを実施している会社員110名
- Q1. テレワークによるメリット、「プライベートの時間の確保」が61.8%、「仕事の進め方が自由になった」が35.5%なども
・プライベートの時間が取れるようになった:61.8%
・仕事の進め方が自分で自由に決められるようになった:35.5%
・職場の人間関係が適度な距離感になった:31.8%
・働く環境が自分で自由に選択できている:30.9%
・やりがいを感じることが増えた:15.5%
・自分自身の将来性を感じるようになった:9.1%
・給与が増えた:9.1%
・特にない:8.2%
・その他:6.4%
・わからない/答えられない:2.7%
・テレワークの業務のみ以前より行っている:1.8%
- Q2. テレワークのメリットは、「通勤時間の削減」や「仕事の裁量権が増えた」こと
※回答番号は以下の選択肢に対応
1. プライベートの時間が取れるようになった
2. 働く環境が自分で自由に選択できている
3. 仕事の進め方が自分で自由に決められるようになった
4. 職場の人間関係が適度な距離感になった
5. やりがいを感じることが増えた
6. 自分自身の将来性を感じるようになった
7. 給与が増えた
8. その他
<自由回答/一部抜粋>
・59歳:2. 裁量が増えた。
・52歳:3,4. 自分の仕事に集中できるのでやらなければいけない仕事に関して効率が上がった。オフィスでは、中途半端な所でランチ休憩になって中断せざるをえないなど
・44歳:1.通勤時間がなくなったから
・44歳:1.移動時間がなくなり、効率が向上した。
・41歳:1.通勤をしない時間が増えたため
・32歳:1.通勤に割いていた時間を有効に活用できる
・32歳:4.飲み会のようなものが全くなくなった。オンライン飲み会はあるにはあるが、頻度はまれで時間も長くて2時間だから
・46歳:1.仕事の合間に家事ができる
・48歳:1.通勤しなくて良いのでその分自分の時間がとれます。
- Q3. テレワークの快適ポイントは、「メイク不要」「楽な服装」「時間の自由さ」
<自由回答/一部抜粋>
・50歳:業務終了と同時に自分の時間に使うことができること。
・55歳:不要な飲み会が減った分、余計なお金を使わなくなったし、健康的にもなった。
・59歳:服装が楽
・41歳:お化粧をしなくてもいいし服もなんでもいいので楽ちん
・52歳:自宅でランチを取るので経済的
・57歳:急な打合せ、ムダだと感じる打合せが減ったので、効率よくスケジュール管理が出来る様になった。
・48歳:時間が自分で調整できる
・32歳:睡眠時間が増えた。朝の時間を有効に使えるようになった。音楽などを聴きながらでも、とがめられることがない。
- Q4. テレワークによる不満は「仕事とプライベートの区別ができなくなった」「働く環境が以前より悪くなった」など
・仕事とプライベートの区別ができなくなった:32.4%
・働く環境が以前より悪くなり、精神的負担を感じる:24.1%
・職場の人間関係がむしろ悪化した/または希薄になった:21.3%
・仕事への評価が正しくされていない:20.4%
・自分のこれからの仕事に不安を感じるようになった:20.4%
・給与が減った:15.7%
・仕事の進め方がわからない:13.9%
・仕事の目標がわからない:13.9%
・前より仕事のやりがいを感じることが減った:11.1%
・特にない:20.4%
・その他:5.6%
・わからない/答えたくない:2.8%
- Q5. テレワークの浸透から、週末感覚が無くなったり、デジタル化により自分の仕事がコンピュータに置き換えられるといった不安を覚える人も
※回答番号は以下の選択肢に対応
1. 仕事とプライベートの区別ができなくなった
2. 働く環境が以前より悪くなり、精神的負担を感じる
3. 仕事の進め方がわからない
4. 仕事の目標がわからない
5. 仕事への評価が正しくされていない
6. 職場の人間関係がむしろ悪化した/または希薄になった
7. 前より仕事のやりがいを感じることが減った
8. 自分のこれからの仕事に不安を感じるようになった
9. 給与が減った
<自由回答・一部抜粋>
・53歳:6.口頭で伝えるべきものもすべてメール等の伝達になり、指導等もできにくくなった
・59歳:1.週末がなくなったように感じる
・50歳:2.長時間作業出来る環境でないため
・47歳:8.コンピュータなどに仕事が移るのではないか、と不安になる
・50歳:1.残業が増えた
・44歳:9.給与の減額があった。
・32歳:5.ちゃんとやっているのか、疑われているような発言をされて気になる。また時間が足りないことをわかってもらえない。
・31歳:2.すぐに確認したいことが対面でできない
・43歳:2.IT事情も含め効率が悪く、生産性が下がった。
- Q6「どれだけやっても評価はされない」テレワーク化で評価されないことに不満を持つ会社員も
<自由回答・一部抜粋>
・55歳:チームで進める業務の効率に課題がある
・58歳:家の環境に対しての補助がない
・57歳:家が狭い
・55歳:自宅の通信環境の悪さが気になることがある。
・44歳:どれだけやっても評価はされない
・50歳:新人が育つ機会がない
・41歳:気を張らなくなったためある程度出社した方が良いと感じる
- Q7. 70.4%のビジネスパーソンが、テレワークをプラスに捉えている!
・非常にプラスである:22.3%
・プラスである:48.1%
・マイナスである:12.0%
・非常にマイナスである:1.9%
・どちらともいえない:15.7%
- Q8. テレワークを機に適応力が向上したビジネスパーソンは48.1%!
なお、テレワークを「非常にプラスである」「プラスである」と回答した(n=76)うちの60.5%が「テレワークを機に自分の仕事への適応力が向上した」と答えていることもわかりました。
・非常に向上した:10.1%
・向上した:38.0%
・変わらない:39.8%
・低下した:9.3%
・わからない:2.8%
- Q9. 仕事への適応力の向上により「冷静に考えることができるようになった」「仕事に望む姿勢が変わる」などのメリット
<自由回答・一部抜粋>
・50歳:いろいろなことを冷静に考えることができるようになった。
・55歳:時間管理が向上した。
・59歳:個々の社員とのアポをとるため、計画のち密さが高まり、調整力も高まった。
・32歳:他人の目がない環境ではちゃんと成果を出す必要があるので、自ずと仕事に臨む姿勢も変わる
・48歳:無駄な業務を削る努力をするようになった
・57歳:家族との時間がふえたのがメリット
・44歳:電話や雑用など行わなくて良い為、自分の業務に集中できる
・33歳:仕事がはかどるようになった。早く帰りたいときに周りの目を気にせず帰れるようになった。
- まとめ
結果として、テレワークをプラスとして捉えている人は70.3%と、多くの会社員は総合的にテレワークを肯定していることがわかります。その要因としては、テレワークのメリットを、通勤時間の減少、満員電車に乗る必要がないなど「プライベートな時間が増えたこと」が61.8%、また「裁量権が増え、仕事の進め方が自由になったこと」が35.5%などと回答されています。
なお、テレワークを「非常にプラスである」「プラスである」と回答した(n=76)うちの60.5%が「テレワークを機に自分の仕事への適応力が向上した」と答えていることがわかりました。突然のテレワークの導入は、旧来の仕事において様々な課題を産みました。不慣れなテレワークをプラスと捉えている人々は、その課題を創意工夫でうまく解決できたというポジティブな体験により、自己効力感を高めたと言えるでしょう。
一方で、テレワークのデメリットとしては、「仕事とプライベートの区別ができなくなった」が32.4%、「働く環境が以前より悪くなり、精神的負担を感じる」が24.1%と、仕事場が自宅に移ったことにより一定数の会社員が負担を感じていることもわかりました。また、「コンピュータなどに仕事が移るのではないか、と不安になる」「どれだけやっても評価されない」という、自分の仕事へのネガティブな考えも自由回答で得られました。
これらの不安や不満は、今までの自分の仕事のやり方を変容させなければならないことに対する防衛であり、当然ネガティブな思考・感情になると考えられます。しかし、適応する力は不確実な社会では自ら育てるものです。できないことに捉われすぎず、できていることに自信を持ち、新たな仕事のやり方を生みだすなど、自律的に仕事に取り組んでいくことが、これから求められます。セルフエスティーム(自己評価)を適切に認識することで、不確実な社会に適応していく方法を自ら生みだすことができるようになります。
- 会社概要
URL :https://jsel.jp/
代表理事:小西ひとみ
所在地 :〒107-0062 東京都港区南青山2丁目2番15号 ウィン青山942
設立 :平成30年7月
事業内容:
1. 自己啓発、および人材開発の教育プログラムの開発、作成、普及
2. コミュニケーション教育の普及、啓発
3. 上記教育の普及のためのセミナー及び講演会の開催
4. 上記教育の研修講師養成、および講師派遣
5. 法人、個人に対するコンサルティング
6. セルフエスティームに関する調査研究
7. アセスメントの研究、開発、執筆
8. 会員の学習および交流を図る機会の企画、運営
9.その他当法人の目的を達成するために必要な事業
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像