期間限定! 高山祭期にフードダイバーシティに対応したカフェをオープン

飛騨びと、旅びと、料理人が集う”nok-toi café”では、高山祭期間にて株式会社JTBと協業し、東京広尾よりシェフを招聘し、食事難民回避を目指したフードダイバーシティ対応のカフェを営業します。

株式会社美ら地球

<概要>

飛騨地域を訪れる外国人旅行者が増えると共に、食に対するニーズの多様化が進む中、飲食店の閉店や域内の慢性的な人材不足が起因し、オーバーツーリズムの一事象ともいえる食事難民問題が顕在化しつつあります。

このような背景の下、持続可能な観光(サステイナブル・ツーリズム)を推進する弊社は、一時的に訪問者が増加する高山祭期間において、東京広尾よりシェフを招聘しフードダイバーシティに対応したカフェを期間限定営業致します。

<背景>

日本への外国人旅行者の渡航が過去最大となるなか、中部地方の飛騨高山エリアにも多くの外国人旅行者が訪れています。コロナ禍を経て、人口減少が進む地方部の人材不足は深刻で宿泊施設のオープンは進むものの、事業者の高齢化も進み閉店する飲食店が跡を絶ちません。それゆえ増えゆく外国人旅行者の多様な食習慣に対応した飲食店の必要性は増すものの、供給が追いついていないオーバーツーリズムの一事象とも言われる現状が横たわります。

また、飛騨地域には雪国の里山特有の食材や発酵の食文化が根付いており、在来種の野菜も多く残っています。しかしながら、山からの採取、育て方、加工方法などに手がかかるものも多く、ライフスタイルの変化や後継者不足なども相まって、継承が難しくなっているものも増えてきています。

一方、都市部の料理人の中には、実際に食材を提供する農家さんに会ってみたい、食材が実際に育っている場を知りたい、山の中に食材を採りにいってみたい、地域特有の食文化について深く掘り下げてみたい、などの様々なニーズがあります。世界中の料理人にとっては、飛騨特有の食材・食文化全てが目新しいものに違いありません。

”nok-toi caféにおけるシェフ・イン・レジデンスでは、地域で当たり前の食材が料理人によって新たなレシピになるだけでなく、農家さん始め、地元の人々との交流によって新たなつながりや企画が生まれ、地元の人々にとっても食材・食文化を再発見し、意識が高まるといった効果が期待され、全国でも次々と新たな取り組みが生まれてきています。

このような背景のもと、飛騨の食材を活用し、多様な食習慣を持つ外国人需要に対応しつつ、都市部よりシェフを招聘し人材難にも対応した新たなソリューションの提供を開始することになりました。

<運営スキーム>

のくといカフェオープンから初となるシェフ・イン・レジデンス形態での営業は株式会社JTBとの協業により運営します。全国に有する料理人と宿泊施設のネットワークを保持し、料理人の質的・量的な不足という課題を抱える地方部の施設に対し、腕利きの料理人を派遣するJTBによる感動パーティープロデュースサービス『Living Auberge(リビングオーベルジュ)』を通じて、シェフとのマッチングが成立しました。

リビングオーベルジュHP:https://living-auberge.com/

株式会社JTBとの協業により料理人不足解消を狙うスキーム

局所的に需要が集中する祭期間に都市部の料理人を一時的に招聘し、受給のバランスを狙う


<招聘シェフ>

菅野智子氏

フレンチレストラン「épice t.」(広尾)シェフ

オーガニックカフェのシェフとして、野菜・フルーツ・豆・雑穀等を使った料理やお菓子の研究開発、ロサンゼルス店の立ち上げに従事。

現在は独立して、食材、料理、食文化を研究しながら、“Taste, Color, Shaped, Health, Happy” (味・色・形・健康・幸せ) をさまざまなテーマと共に食で表現するフードプロジェクト「Food Sense」を立ち上げる。海外での活動は、フランス・プロヴァンスにて毎夏のプライベートシェフ、ギリシャ・クレタ島にて和食のワークショップなどがある。

2024年9月にレストラン épice t.を広尾にOPEN。

レストランURL:https://epice-t.com/

<シェフ・イン・レジデンスとは>

料理人が一定期間、ある土地に滞在し、その土地の食材や文化に触れながら、料理を通して地域の人々との交流を図る取り組みを指します。

地産の食材が豊富に揃いながら、飲食店の閉店が進む飛騨地域においては新たな解決策となるのではと、弊社ではのくといカフェを併設するSATOYAMA STAY Tono-Machi内にシェフの滞在機能を整備しております。

<のくといカフェとは>

飛騨市古川町の中心市街地に所在する元スナックを改装したカフェ・レストラン。

飛騨地域のみならず、国内外の料理人を招いたポップアップ・レストランや、シェフ・イン・レジデンスを企画し、飛騨の食材や食文化を多様にアレンジした料理を提供します。

飛騨の食文化の継承を目指すと共に、料理人の方々には、生産者とのつながり、この地域に根づく里山の奥深い食文化にリアルに触れることによる学びや、自分で店を持つ前にトライアルができる場を提供し、地元住民、訪問者、利用する料理人等の関わるステークホルダー全員に新たな価値を提供する場となることを目指しています。

"nok-toi cafe"

Instagram: @nok_toi.cafe

岐阜県飛騨市古川町殿町7-21

のくといカフェロゴ
店内イメージ
外観イメージ

<(株)美ら地球とは>

本社:岐阜県飛騨市古川町

代表取締役:山田拓

株式会社美ら地球は、「クールな田舎をプロデュースする」をミッションに、2007年に創業。2010年に「暮らしを旅する」をテーマに、ガイドツアー「飛騨里山サイクリング」を開始。2014年にSATOYAMA EXPERIENCEとリブランドし、2020年には宿泊施設SATOYAMA STAYを開業。地方部でのインバウンド・ツーリズムサービス領域において地方部におけるリーディングプロバイダーとしての確固たる地位を築き、現在、9割以上を占める欧米系外国人旅行者を中心に、コロナ禍以前を大幅に超える勢いで業績を伸ばししている。

また、SATOYAMA EXPERIENCEで蓄積した知見を活かし、全国各地の地方部の地方創生・観光立国に関連する事業コンサルティング、人材育成事業に多く関わる。

近年、代表の山田拓は文化庁日本遺産の審査員、観光庁など日本政府・県・市などの委員会等に有識者として名を連ねる。著書に外国人が熱狂するクールな田舎の作り方(新潮新書)がある。

<問い合わせ先>

飛騨市古川町弐之町11-32 (株)美ら地球(ちゅらぼし)

TEL: 0577-73-2104

mail: info@chura-boshi.com

担当:山田慈芳 

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会社概要

株式会社美ら地球

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URL
https://www.chura-boshi.com/
業種
サービス業
本社所在地
岐阜県飛騨市古川町弐之町8-8
電話番号
0577-73-2104
代表者名
山田拓
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2007年10月