ヘッドレスCMSを運営する『株式会社microCMS』がZ Venture Capitalより資金調達を実施

株式会社microCMS

日本製のヘッドレスCMSプラットフォーム「microCMS」を展開する株式会社microCMS(本社:東京都渋谷区、代表取締役:松田 承一)は、Zホールディングス株式会社のCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)であるZ Venture Capital株式会社より資金調達を実施いたしました。
【盛り上がりを見せるヘッドレスCMS】
ヘッドレスCMSは新しいタイプのCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)です。
従来型のCMSはコンテンツの管理に加えて、表示面がセットになっています。それに対してヘッドレスCMSはヘッド(表示面)がなく、APIによってコンテンツを配信するのが特徴です。

 

 

コロナ禍においてDX(デジタル・トランスフォーメーション)の重要性が叫ばれるようになって久しいですが、それに伴ってAPI連携の重要性も急速に高まっています。
コンテンツを起点にAPIベースで様々なサービスと連携が可能になることでマーケティング活動の幅が大きく広がります。


出典:Google Trendsにて「Headless CMS」を検索キーワードとして表示

ヘッドレスCMSは海外を中心に盛り上がりを見せています。ここ数年でContentful、Prismic、Strapi、Sanity、Storyblok、GraphCMSなど数々のヘッドレスCMSが誕生し、注目の市場となっております。

中でもドイツ製のContentfulは2021年の7月にシリーズFラウンドの資金調達を行い、時価総額3000億円のユニコーンとなりました。

<海外ヘッドレスCMSの資金調達状況>

  • Contentful / $334.6M / ドイツ
  • Prismic / $20M / アメリカ
  • Strapi / $14M / フランス
  • Sanity / $55.3M / アメリカ
  • Storyblok / $11M / オーストリア
  • GraphCMS / $13.6M / ドイツ
  • ContentStack / $89M / アメリカ

ヘッドレスCMSは主にメディア領域のヘッドレスソリューションですが、EC領域のヘッドレスコマース市場もShopifyを筆頭に急成長しています。
そして、日本国内においてもヘッドレスCMSの重要性が認知され始めており、上場企業にも導入されるケースが増えてまいりました。先日行われた政府統一Webサイトの実証においてもヘッドレスCMSを採用していくと発表されており、今後ますます採用事例が増えていくことが期待されます。

参考: 「政府統一Webサイト構築に向けたサービス基盤及びデザインシステム等の実証に関する調査業務」の公告に係る説明会より
https://cio.go.jp/sites/default/files/uploads/documents/210812_BidBriefingMeeting.pdf


【ヘッドレスCMSの利用シーン】
ヘッドレスCMSはAPIを活用することで様々なシーンでご利用いただけます。中でも代表的な利用シーンを3つ紹介いたします。

利用シーン1:品質の高いWebサイトの構築
最新のWebフロントエンド技術であるJamstackと相性が良く、非常に高速でセキュアなサイトを構築することが可能です。
これにより、次のような効果を得ることができます。
  • PVの増加
サイトの読み込み速度UPによりサイト内の回遊率が向上します。また、SEO効果によりサイトへのアクセス数の増加が期待できます。
 
  • 運用コスト減少
Webサーバー不要のため運用コストが抑えられます。また、ヘッドレスCMSの利用により、管理画面からコンテンツの編集が可能です。
 
  • 安全性の向上
Webサーバーが動作していないため、攻撃ポイントが少なくなり、サイト乗っ取り等のリスクが抑えられます。


利用シーン2:マルチデバイス(Web、ネイティブアプリ、IoTなど)のコンテンツを一元管理する

従来、マーケティングのチャネルごとにCMSプラットフォームが存在しており、マーケターはコンテンツの多重管理を行う必要がありました。
表示面を持たないヘッドレスCMSはこの課題を解決することができます。コンテンツを一元管理しつつ、各チャネルとAPI連携することで自由なデザインで表示を行うことが可能です。


利用シーン3:開発・運用工数の大幅削減
複雑なコンテンツの構造や表示要件のあるシステムでは従来のCMSでは対応できず、フルスクラッチで開発されるケースが多くあります。この際の開発費は数千万円など多額の費用がかかる場合がほとんどです。

ヘッドレスCMSはAPIベースであるため開発要件に最適な形で導入できることやコンテンツ構造を自由に定義可能なことがメリットとしてあげられます。そのためデータベースの設計、入稿管理画面の開発、バックエンドAPIの作成といった工数の大半を担うことができ、開発費を大幅に削減できます。

導入後、マーケターやコンテンツ運用者はエンジニアの力を借りることなくコンテンツの更新や管理ができるため、運用工数の無駄を省き、 マーケティング施策の実現スピードを向上させることができます。

株式会社ZOZOテクノロジーズ様での事例:
https://techblog.zozo.com/entry/microcms-zozotown-usecase
  • その結果、4月のシステム導入から、本記事を公開した5月14日に至るまでに、8個のページをリリースできました。これは昨年比で2倍の数です。特にゴールデンウィーク中は毎日キャンペーンを実施し、5個のページをリリースできました。


【microCMSの事業状況】
microCMSは2019年9月より正式版リリースし、これまでに2,800社以上の企業様に活用されております。
リリース以来、サービスの売上は右肩上がりで伸びており、昨年度比1000%の成長を続けています。

導入企業例:


【資金調達の目的】
今後の成長角度を高めるためにマーケティング・セールス活動の強化と採用の強化を行います。
今回の資金調達を経て、エンタープライズ企業への導入の加速、海外展開による市場拡大を目指してまいります。


【採用情報】
全方位採用強化中です。採用ポジション一覧はこちら。
https://herp.careers/v1/wanta

また、Meetyにてカジュアルにお話しもするのも大歓迎です。
https://meety.net/matches/gppbCTyKaCdt


【代表者からのコメント】
創業者2名ともエンジニアである弊社は、受託開発でWebサイトやモバイルアプリなどの開発を行なっていました。その中で「ユーザーに情報提供するための"お知らせ"を差し込みたい」といった要求に対して多くの費用や時間がかかることを疑問に思い、その部分だけを切り出してサービス化できないかと考えたことが開発のきっかけとなりました。(実は開発当初はそれがヘッドレスCMSと呼ばれるものだとは知りませんでした)

とにかく快適に開発を進めたいエンジニアの方や、Webサイトの変更を都度エンジニアに頼むような状況に陥っているビジネスサイドの方はぜひお試しください!
microCMSによってリモートワークが可能になった事例や、業務フローを大幅に短縮できた事例も数多くありますので、お気軽にお問い合わせください。


【microCMSについて】
https://microcms.io/

開発・運用コストを大幅な削減とサイトやアプリ内の任意の箇所のみCMS化を実現するために、使いやすさに特化したAPIベースの日本製のヘッドレスCMSです。もうコンテンツ管理のためのサーバ管理や社内向け編集/管理画面を自作する必要はありません。サインアップするだけですぐにサービスを利用開始できます。

また、APIを作成するとデータ入稿用の管理画面が自動生成され、誰でも簡単にコンテンツを作成・管理できます。さらに、コンテンツはAPI経由で取得可能なためエンジニアやデザイナーはさまざまなプラットフォームでコンテンツを利用できます。

日本の商習慣に合わせた使いやすい管理画面のため、開発・運用コストを大きく下げることができ、ビジネスを加速させられるとご好評いただいております。

本サービスは2019年9月より正式版リリースし、これまでに2,800社以上の企業に活用されるサービスとなりました。今後も皆様のご要望に添える形で進化してまいります。

 

 


<会社概要>
https://microcms.co.jp/
代表者:代表取締役 松田 承一
設立:2017年9月4日
所在地:〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目32-5 GSハイム新宿南口402

<本件に関する問い合わせ先>
株式会社microCMS
info@microcms.co.jp

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会社概要

株式会社microCMS

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URL
https://microcms.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区神田鍛冶町3-7-21 天翔神田駅前ビル406号室
電話番号
03-6823-3870
代表者名
松田承一
上場
未上場
資本金
2880万円
設立
2017年09月