岡山県が株式会社TRAPEとタッグを組み伴走支援で市町村をエンパワーする新たな地域づくりの取り組みが始まる
その一貫として、令和4年度には、厚生労働省の老健事業「都道府県による市町村支援に活用するための支援パッケージ策定に係る調査研究」に取り組み、「地域づくり支援ハンドブックvol.1.0」を作成しました。
そして、この度岡山県令和5年度介護予防に係る市町村支援アドバイザー派遣事業に採択され、岡山県内の市町村と一緒に、高齢者が自分らしく暮らし続けることができる「地域づくり」を推進する伴走支援事業を実施することとなりました。
地域づくり支援ハンドブックvol1.0
【URL】https://trape.jp/report/
【本事業を実施する背景】
介護予防・日常生活支援総合事業の開始から今年で7年目となり、あらためて地域の現状をみますと、その実情・実態は刻々と変化を続けています。人口動態や価値観の多様化などにより、高齢者のニーズや課題も変わってきています。それに対応するためには、地域支援事業(総合事業含む)も柔軟に進化させていく必要があります。そのためには、多様な関係者と協働して、地域の現状や課題を分析し、目標や方針を設定し、計画的に実施し、効果的に評価するという一連のプロセスが必要です。
しかしながら、このプロセスを実践するにあたり、市町村の皆様からは「人事異動で担当者となったがどのように推進すれば良いかよく分からない」「現状を良くしたいと思うがマンパワー不足で、いま以上のことができない。振り返りもできない」など、多くの悩みや不安の声をいただきます。
これらの声に向き合うため、本年度岡山県では、「わがまちの高齢者が自分らしく、暮らし続けることができる地域づくり」を市町村の皆様と一緒にデザインし、具体的に共創していくために伴走支援事業を行うのです。
【令和5年度介護予防に係る市町村支援アドバイザー派遣事業とは】
本事業は、市町村の皆様と一緒に、高齢者が自分らしく暮らし続けることができる「地域づくり」を推進し、市町村が行う介護予防事業の更なる充実を図る伴走支援事業です。市町村が抱える課題に対して、専門家による具体的な助言や支援を行ったり、実情に応じた総合事業のあり方等を考える機会となる研修を行い、地域の実情に応じた総合事業の計画・実施・評価等を⾏うことで、高齢者の介護予防や生活支援、その基盤整備等を展開していきます。
【TRAPEが本事業において大切にしたいと思っていること】
弊社の地域づくり・介護予防・伴走支援などに関する経験・ノウハウを活かし、市町村の方々に新たな気づきや小さな成功体験を得ていただくことで、その後の自律的な介護予防事業の取組へとつながる支援を提供していきます。
モデル市町村への伴走支援においては、訪問・会議などの機会(「点」での支援)のみならず、随時・継続的なフォローアップ(「線」での支援)により、市町村担当者の方々の人材づくりにもつなげていきます。
さらに、モデル市町村の体験や事例を複数年かけて県内市町村へと展開できるように(「面」での支援)、研修を通じた規範的統合や普及啓発といった横展開の土台づくりを進めます。
【事業概要】
【事業内容】
本事業では、令和6年2月までの期間、市町村の地域づくりの取組に対して、伴走支援アドバイザーが以下のような支援を⾏います。
市町村の皆様と対話を重ねたり、データ分析等を行いながら、現状や課題を把握し、皆様が目指す地域の状態へ向かうための本質的な取組が可能となるよう、さまざまな視点から具体的なアドバイスや提案を行います。
市町村の皆様と定期的に会議や訪問を⾏い、進捗や課題を共有し、フォローアップを⾏います。
市町村の皆様と協力して、地域づくり(総合事業)の計画、実施、評価等に取り組み、必要に応じてさまざまな関係機関との連携や協働を支援します。
【岡山県からのコメント】
岡山県こども・福祉部長寿社会課 介護保険推進班 副参事 角紗綾果
介護予防・日常生活支援総合事業を通じて、いくつになっても生きがいと役割をもって暮らすことのできる地域を作っていきたい、住んでよかった!と言える「わがまち」にしていきたいと思い、事業をより地域の実情に沿ったものに見直そうとしても、時間も人手も足りないと多くの市町村担当者が悩んでいます。介護分野をはじめ様々な立場の担当者・関係者が、データ分析や対話を重ねて、課題と解決策を明らかにしていくTRAPEさんの取組みを知って、「私たち関係者も元気になりながら、ぼっけー(岡山弁で“とても”)いい総合事業でわがまちを元気にしていきたい!」との思いから今回の事業を立ち上げました。
【株式会社TRAPE(トラピ)について】
代表:鎌⽥⼤啓
本社:⼤阪市淀川区⻄中島5-11-9 新⼤阪中⾥ビル3F
設⽴:2015年9⽉
事業内容:
・対話を通した業務改善と人づくりをオンラインで伴走支援する 「Sociwell ソシウェル」
・組織の枠を超えて経営者が対話し合い知見をシェアできる会員制コミュニティ「介護経営者クラブ」
・介護専⾨職向け⾃⽴⽀援⼈材開発 「Club TRAPE リエイブルメント」
・高齢者支援セクション安心して頼れる一気通関の事業パートナー「厚生労働省・自治体関連事業」
【お問合せ・ご質問・取材のお申込みはこちら】
株式会社TRAPE 広報担当 宛
E-mail:info@trape.jp
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