”世界初”環境適応型太陽光利活用オフグリッドエネルギーユニット「SAI-KORO(サイコロ)」提供開始、フラッグシップモデル展示のお知らせ
世界初、太陽光発電の過酷な環境での利用を実現する「SAI-KORO(サイコロ)」とは?
株式会社コメイチ(本社:青森県下北郡佐井村 代表取締役:奥本 太朗)と、PoC TECH株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役:青澤さおり)は、この度、世界で初めて自然エネルギー(グリーンエネルギー)である太陽光発電を、過酷な設置環境(沿岸地域、豪雪低温地域、高温地域)でも適応し、自立した自己蓄発電消費を可能とする太陽光利活用オフグリッドエネルギーユニット「SAI-KORO(サイコロ)*商標登録申請中」の提供を開始したことを、お知らせいたします。(※)2024年6月開発完了時 PoCTECH株式会社調べ
また、本ユニットのフラッグシップモデル展示と併せた説明イベントの実施を、2024年10月頃に予定しておりますので、併せてお知らせいたします。
【SAI-KORO(サイコロ)の特徴】
暮らしの中で自然のエネルギーを有効活用しながらCO2削減を実現
災害時にはフォークリフトで避難場所や電力喪失エリアまで運搬が可能に
●40kWh、20kWhの2タイプの蓄電能力展開で、好天時には約半日での満充電を実現
●設置場所によるカスタムメイド対応も可能(沿岸地域仕様、豪雪地域仕様、高温地域仕様)
●蓄電池自動切替え方式でメイン電力を自然エネルギーとして活用
●自然エネルギーが不足した場合、サブ電力を系統電力へ自動切替(※※) (※※)自然エネルギーが一定蓄電量に達したとき、メイン電力である自然エネルギーに自動的復帰
●サブパワーステーションを数か所設置併用することで、電気を自由に持ち運び利用することが可能(1,500Wh サージ3,000W 2台連結対応可能:オプション)
●太陽光発電パネルは薄型軽量タイプでありながら環境耐性は風速45m/sec・積雪量120cm、
耐久性試験はメガソーラー発電所で利用されているIECガラスパネル基準
●<サイズ>
40kWh:1,300mm(W)×1,300mm(D)×1,234mm(H)
20kWh:1,300mm(W)×1,300mm(D)×885mm(H)
※仕様は予告なく変更となる場合がございます
【フラッグシップモデル展示場所】
青森県下北郡佐井村佐井大佐井40番地 カネシチプラス
・説明イベント時期:2024年10月頃予定 後日リリース
【開発の背景】
株式会社コメイチは、創業112年の地域密着型企業です。地域のグループ「日本で最も小さくかわいい漁村づくり推進プロジェクト」の活動にも積極的に参加しながら、チャレンジできる環境の整備や時代のニーズに合わせた事業を続けてきました。2022年12月にSDGs宣言を行い、2023年4月に佐井村が青森県初の脱炭素先行地域に選ばれたことを契機に、新たなエネルギーソリューションの必要性を強く認識し、新エネルギーソリューション事業の設立準備を進めて参りました。
PoC TECH株式会社は、研究開発コンサルティング事業を展開する一方、世界規模で取組む事が求められているエネルギー課題について、国や業界や越えた再生可能エネルギー(グリーンエネルギー)を軸とした、マイクロオフグリッド・グリーンエネルギ―事業「tsu-mu®」を展開しており、様々な企業プロダクトの自然エネルギー自立化によるCO2削減を実現しています。その技術力は、昨年10月に開催された「Japan Mobility Show2023」東京都ブース出展企業として選出、今年4月にはその技術が認められ国際連合工業開発機関 東京投資・技術移転促進事務所(UNIDO ITPO TOKYO)に、日本の優れた技術で、且つ開発途上国の持続的な産業開発にも資する技術として選ばれています。
昨今の気象変動による線状降水帯発生による水害や、高温による電力供給不安定化の頻発、地震発生数の増加、人口減少による地域単位のエネルギーインフラ確保などが課題となっています。
その中で、自分たちでエネルギーを作りだし、使い、分け与える仕組みを整えることにより、日々の暮らしを安心して過ごせる仕組みづくりの必要性が高まっています。その危機感への高まりを、株式会社コメイチとPoC TECH株式会社は「ひとつのソリューション化」として、脱炭素先行地域から国内外対応型の新しいエネルギーソリューションを提案し、日本から世界と未来への希望を広げてまいります。
【株式会社コメイチ 代表取締役 奥本からのメッセージ】
2022年12月にSDGs宣言を行った際、世界で7億人以上が電力を使えない未電化地域が多く存在する現実を知りその深刻さに直面しました。そして2023年4月には佐井村が青森県初の脱炭素先行地域に選ばれるという喜ばしいニュースを受け、環境に関連する新たな事業をスタートさせる決意を固めました。
地域の力を信じ、未来への希望を持ち続けた結果、関わる企業、団体、個人の協力を得て、ついに「ヒカリよ、世界へ届け。」という私たちの長年の経験と情熱が詰まった海外プロジェクトが誕生し、私たちのプロジェクトに共感してくださった PoC TECH株式会社さまの協力が欠かせませんでした。
高度な技術力と専門知識はプロジェクトの目標達成に大きく寄与し、このサポートがなければプロジェクトのフラッグシップモデルである古民家のオフグリッド化と、持続可能なエネルギーソリューションの提供実現は困難であったことでしょう。
今後も PoC TECH株式会社さまとの協力を継続し、持続可能な未来に向けた技術革新を共に進め、本プロジェクトを通じて得た貴重なパートナーシップを大切にしながら、さらなる挑戦を続けていきたいと思っております。
【PoCTECH株式会社 代表取締役 青澤からのメッセージ】
今年の1月、株式会社コメイチ 奥本社長よりご相談を頂いた「未電化地域の課題を解決したい」という思いは、弊社が行っている「マイクロオフグリッド・グリーンエネルギー事業」との親和性の近さからtsu-mu®カスタムとして開発することで、新しいエネルギーソリューションが実現できると確信しました。特に今回は、エネルギーユニットが単なる機械工業的な印象を強く与えないような「小さなかわいい漁村」の自然あふれる風景に馴染み、人と自然と共生した「生み出されている」様(さま)を、生活に溶け込むようフォルムと光を活かす工業デザインを目指しました。
「SAI-KORO(サイコロ)」という名前ですが、すごろくのように世界中を巡り、未電化地域や電力供給不安の地域にエネルギーを生み出すことで、豊かな暮らしを生み出せるようという思いを込めて命名しました。今後は、国内はもとより海外への提供準備を進め2026年には海外の未電化地域への展開を目指して参ります。
【「SAI-KORO」提供開始への応援コメント】
Cultural Translator ニールセン北村朋子 様
「SAI-KORO、とってもいいですね! 災害で孤立化する可能性のある地域にとっては安心材料になるし、これからは、自分たちが使う電気は自分たちでつくって、大型の自然エネルギー施設は、商業や産業向けに使い、相互でも必要に応じて連携できるようにしておくのが、誰にとっても無駄なく安心して暮らせる地域社会の実現には不可欠だと思います。 SAI-KOROが、日本国内のみならず、世界のあちこちで普通に見かけるような社会になっていくといいですね!」
<Profile>
2001年よりロラン島在住。Cultural Translator/文化翻訳家。DANSK主宰。一般社団法人AIDA DESIGN LAB理事。一般社団法人日本サステイナブル・レストラン協会アドバイザー。京都芸術大学通信教育部「食文化デザインコース」講師。ジャーナリスト、コーディネーター、アドバイザー。講演、ワークショップ、ラーニングジャーニーなどを企画。
【デザインアドバイザー N and R Foldings Japan株式会社 川本尚穀 氏のメッセージ】
「光や暖かさ、繋がりを支える電力源。そこにあることがごく自然で、生活の傍らにあって安心感を感じられるようなデザインにしました。」
【加工協力企業様】
ユニットケース 板金制作
シグマソフトサービス株式会社 (sigmasoft.co.jp)
【本ユニットに関するお問合せ】
株式会社コメイチ sai-koro@komeichi.7box.jp
PoC TECH株式会社 info@poctech.jp
【会社概要】
PoC TECH株式会社
本社所在地:東京都目黒区目黒1-5-19
創業:2020年8月
代表取締役:青澤さおり
事業内容:研究開発ならびに事業開発コンサルティング/マイクロオフグリッド・グリーンエネルギー事業
URL:https://poctech.co.jp/
PoC TECH株式会社
〒153-0063
東京都目黒区目黒1-5-19
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