株式会社セプテーニ・ホールディングスへのエンゲージメントについてのご報告
2022年3月25日
カタリスト投資顧問株式会社
株式会社セプテーニ・ホールディングスへのエンゲージメントについてのご報告
カタリスト投資顧問株式会社(以下「当社」)は、当社が投資助言を行うマネックス・アクティビスト・マザーファンド(以下「MAMF」)を通じて、日本企業にエンゲージメント投資を行っております。
MAMFの重要投資先である株式会社セプテーニ・ホールディングス(以下「セプテーニ」)へのエンゲージメントについてご報告申し上げます。
セプテーニは、デジタルマーケティング事業を収益の柱としており、長期に亘りその企業価値を向上させてきました。セプテーニは今後のデジタル社会において必要不可欠な事業を保有している一方、セプテーニとの対話を重ねる中で当社では「その重要性や成長性が株式市場に伝わり切っていないのではないか」という仮説を立てました。このような仮説に基づいて、当社はセプテーニへのエンゲージメントを実行いたしました。
投資直後から、セプテーニの代表取締役 グループ社長執行役員 佐藤 光紀氏や社外取締役の方々との複数回に亘る議論をし、経営企画部と意見交換を行い、企業価値顕在化のための対話を重ねてまいりました。当社は、セプテーニの競争優位性や将来性について深く議論を行うとともに、資本市場への発信方法や資本市場目線での同社に対する懸念点を共有させていただきました。
当社との対話を踏まえ、セプテーニは2022年2月10日公表の2022年9月期第1四半期の決算説明資料で、株式会社電通グループとの提携深化を軸に据えた、市場を上回る成長を標榜する力強い中期経営方針を発表しました。これによって、資本市場からの評価が大きく見直され、株価もそれに沿った動きとなっており、投資家の視点が企業価値の顕在化に有用であることが示されました。
当社は、コーポレートガバナンス・コードで掲げられている「株主との対話」を積極的に取り入れるセプテーニの先進的な経営姿勢に敬意を表します。同時に、当社を対話の相手として受け入れてくださったことに、深く感謝申し上げます。
今後とも当社は、エンゲージメント理念として掲げる「啐啄同時(※)」を念頭に、企業との建設的な対話を通じて、全てのステークホルダーに望ましい変革を起こす後押しを行ってまいります。
※「啐啄同時」(そったくどうじ):「啐」とは雛が殻を割ろうとして内側からつつく音、「啄」とは親鳥が殻を割るために外からつつく音であり、卵から雛がかえる時に、それらが同時に起きると、雛はうまく外の世界に踏み出せる、という意味の禅の言葉
株式会社セプテーニ・ホールディングス
代表取締役 グループ社長執行役員 佐藤 光紀氏からのコメント
当社は、今回公表した中期経営方針において、顧客にとって最も優れたデジタルマーケティングパートナーとなることを目指し、市場成長を上回る大きな成長を標榜しております。この度、カタリスト投資顧問との対話を通じて、自社の経営における多くの気づきを得て、企業戦略や資本市場との対話方針をブラッシュアップすることができたと考えております。今後もカタリスト投資顧問をはじめとする株主の方々との建設的な対話による企業価値の向上を図ってまいります。
以上
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