パパの家事参加をHOW TOから支援する「パパっと家事プロジェクト」発足。全国約1,000箇所の産婦人科で夫婦間家事シェアを促進するためのリーフレットを配布
家事事情調査では、産後女性の6割以上が夫の家事に不満を持っていることが明らかに。プレママがパートナーに感謝する“喜ばれ家事”1位は「お風呂掃除」
ライオン株式会社(本社:東京都台東区、以下 ライオン)は、共働き世帯の増加や育児における夫婦の協力が不可欠となる現代において、パパがもっと気軽に、そして主体的に家事に参加できる社会を目指してこの度「パパっと家事プロジェクト」を発足しました。

本プロジェクトでは、夫婦間の家事の課題に対し、実態調査に基づいたお役立ち情報や、家事のHow To情報の提供などを通じて夫婦間の家事の問題を解決し、ご家族が笑顔で、より快適な毎日を送れるように貢献してまいります。
活動の第一弾として、これから親になるご夫婦、特にパパとなる方が家事に関わるきっかけを提供し、産後のスムーズな育児生活への移行を支援することを目的に、妊娠中から産後にかけて、アンバランスになりがちな夫婦間家事シェアの課題解決の一助となるよう、2025年7月下旬より日本全国の産婦人科施設、約1,000施設にて本プロジェクトで制作したリーフレット「家事ハックガイド」を順次配布いたします(予定配布数に達し次第終了)。妊娠中の女性がいらっしゃるご家庭に向けて、男性の家事参加をもっと気軽、効率的に行えるように具体的な家事のお役立ち情報を盛り込んだ本リーフレットを通じて、夫婦間でバランスの取れた家事シェア促進のサポートをしてまいります。
パパっと家事プロジェクト制作「家事ハックガイド」
「家事ハックガイド」と題したリーフレットの配布を2025年7月下旬より随時、全国の産婦人科にて実施いたします。本ガイドでは、妊娠中から産後にかけて夫婦で協力して家事を進めるための具体的なヒントが満載です。「お風呂掃除」では実践したい3つの習慣、「食器洗い」では時短につながる洗い方、「洗濯」では失敗しない干し方、「トイレ掃除」ではトイレを清潔に保つコツなど、すぐに役立つティップスを紹介。さらに、基本的な疑問点も分かりやすく解説し、家事初心者の方でも安心して取り組める内容となっています。出産を控えたご夫婦が、スムーズに家事分担をスタートし、協力的な育児生活を送るための一助となることを目指します。


「パパっと家事プロジェクト」発足の背景
働き方や家族構成が多様化する現代において、家事の在り方も画一的ではありません。夫婦間の協力、テクノロジーの活用、外部サービスの利用など、各家庭がそれぞれの価値観や状況に合わせて、最適な家事のスタイルを模索する時代となっています。そのような時代背景の中で、全国の妊娠中のご家庭の男女206名と直近1年以内にお子さまが産まれたご家庭の男女206名を対象として「妊娠中・産後直後の家庭の家事事情調査*1」を実施しました。その調査結果の中で、各家庭の実態に加えて、男女間での家事に対しての考え方の差が見えてきました。
共働き世帯や男性の育休取得率の高まり*2*3など、夫婦間での協力が不可欠となってきている現代において、男性が家事を通じて家族に貢献することで、より良い家庭生活が実現できると考えております。そのような背景から、この度「パパっと家事プロジェクト」を発足するに至りました。

*1 ライオン自社調査|全国の妊娠中のご家庭の男女206名と直近1年以内にお子さまが産まれたご家庭の男女206名調査(2025年3月実施)より
*2 令和5年版 厚生労働白書-つながり・支え合いのある地域共生社会-より https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/22/backdata/02-01-01-03.html
*3 令和5年度育児休業取得率の調査結果公表、改正育児・介護休業法等の概要について https://ikumen-project.mhlw.go.jp/assets/pdf/event/report_R5_2.pdf
【妊娠中・産後直後の家庭の家事事情調査 サマリー】
■男性の家事実感、産後10%以上ダウン! 一方で産後の女性の家事時間は大幅増加
・自身が“家事をしている実感”は男性においては産前よりも産後に10%以上低下
・女性は産後では93.2%が“家事をしている実感”をもっている
・産後女性の内、37.9%が1週間で「10時間以上家事に時間を費やす」と回答。他属性と比較して倍以上の割合に
■女性の6割が夫の家事に不満。自己認識での「家事をやっている」とのギャップが浮き彫りに。
・産前産後ともに女性から男性に対しての「家事をしているかどうか」の評価は厳しい傾向
・特に「夫は家事をあまりしていない」と見ている女性が約6割と多数派を占める
・妊娠中は、「食器洗い・お風呂掃除・ゴミ分別」などの物理的な作業系家事を中心に男性が担当する率が高い
■男性の家事参戦はまずここから?女性がパートナーの方が上手だと思うランキング1位「お風呂掃除」
・女性がパートナーに対して感謝している家事上位は「食器洗い」「お風呂掃除」
・プレママがパートナーに担当して欲しい家事1位は「お風呂掃除」
・プレママがパートナーの方が上手だと思う家事1位は「お風呂掃除」「粗大ごみ/特殊ごみの処理」
●男性の家事実感、産後10%以上ダウン! 一方で産後の女性の家事時間は大幅増加
日頃各家庭においてどの程度家事をしているかについて聞いたところ、家事をしている実感を持っているのは男性においては妊娠期から産後にかけて79.6%から66.0%と大きく減少、一方で女性は妊娠期から産後にかけて87.4%から93.2%と大きく上昇する結果となりました。産後1年以内の女性の内、37.9%が1週間で10時間以上家事に時間を費やしていると回答しており、上記の調査結果を示唆する結果が出ています。
▶あなたが担当している家事について、「自分は家事をやっている」と感じていますか?(n=各103名)
※家事の大部分を担っている、もしくはある程度の家事をこなしていると回答した割合の合算値

▶あなたは1週間でどのくらいの時間を家事に費やしていますか?(n=各103名)

●女性の6割が夫の家事に不満。自己認識での「家事をやっている」とのギャップが浮き彫りに
各家庭における家事についてさらに尋ねたところ、女性から男性に対しての「どの程度家事をしているか」についての評価は厳しい結果となりました。「夫は家事をあまりしていない」と認識している女性は、妊娠期で58.3%、産後1年以内の女性で60.2%という回答が得られており、前項で記述した男性の家事実感値(妊娠期の男性79.6%、産後1年以内の男性66.0%)と乖離が見られました。
そのような男性に対して、普段どのような家事を担当しているのかを尋ねたところ、妊娠期は「ゴミ分別」「食器洗い」「お風呂掃除」といった物理的な作業系の家事を中心に、担当している割合が高いことが分かりました。一方、産後になると女性の家事担当率が高くなり、男性の継続的な家事参画に課題があると推察されます。
▶あなたのパートナー(配偶者・恋人など)は1週間でどの程度家事をしていますか?(n=各103名)

▶あなたが主に担当している家事をすべて選んでください。(n=各103名)
※女性の家事担当率から男性の家事担当率を差し引いた時に30%以下のものをそれぞれ列挙

●男性の家事参戦はまずここから?パートナーの方が上手だと思うランキング1位「お風呂掃除」
女性がパートナーに対して比較的厳しい視点を持っていることが分かりましたが、「家事」においてどのようなことを期待しているのでしょうか。女性にパートナーにしてもらって感謝していることや、やってもらえると嬉しいことを尋ねたところ、「お風呂掃除」に対する期待感や満足度が高いことが分かりました。


パートナーの方が上手だと思う家事は何かを尋ねたところ、「お風呂掃除(妊娠期22.3%、産後1年以内 20.4%)」「料理(妊娠期21.4%、産後1年以内 25.2%)」「粗大ごみ/特殊ごみの処理(妊娠期 22.3%、産後1年以内 16.5%)」が上位を占める結果となり、妊娠期にパートナーに担当して欲しい家事としては「お風呂掃除(23.3%)」が第1位となりました。また、女性がパートナーに感謝している家事としては、「食器洗い(53.2%)」「お風呂掃除(44.2%)」が上位に挙げられました。産前産後でニーズに多少の変化はあるものの、女性からの“喜ばれ家事”と考えられる「お風呂掃除」をマスターし、継続していくことが、男性が家事へ参画する第一歩になることが期待できます。
プレママからのニーズNo.1「お風呂掃除」

パパっと家事プロジェクトとは
共働き世帯の増加や育児における夫婦の協力が不可欠となる現代において、ライオンは、パパがもっと気軽に、そして主体的に家事に参加できる社会を目指してこの度「パパっと家事プロジェクト」を発足しました。本プロジェクトでは、実態調査に基づいた情報発信や、すぐに役立つ家事ハックガイドの提供などを通じて、家事の負担軽減と育児への積極的な参画を応援することで、全ての家族が笑顔で過ごせる社会の実現に貢献していきます。
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