PMI、プロジェクト専門家の成功を左右する社会の「グローバル・メガトレンド2022」 を発表

-プロジェクトマネジメント専門家への影響と世界を形作る事柄を理解する6つのマクロトレンドが明らかに-

Project Management Institute, Inc.

プロジェクトの専門家やチェンジメーカーのための世界有数の協会であるProject Management Institute(PMI) は今日の社会とプロジェクトマネジメントの専門職に大きな影響を与える勢力を分析した「グローバル・メガトレンド2022」を発表しました。本レポートは、プロジェクトマネジメントの専門家が、著しい世界の変化と彼らが働く世界的な状況を理解し、プロジェクトを通じて複雑な問題を解決するための一助となることを目的としたものです。
PMI暫定会長兼CEO兼COO(最高執行責任者)のマイケル・デプリスコは、次のように述べています。
「世界では継続的な変化と不確実性が続いており、家庭や職場で日常生活にさまざまな影響を及ぼしています。PMIの『グローバル・メガトレンド2022』は、気候危機から人口動態の変化による波及効果まで、未来を形作るトレンドについて、プロジェクト専門家のコミュニティが理解するのに役立つものです。これらの課題に取り組むためにプロジェクトの専門家たちは、確固たるスキルを身につけるだけでなく、プロジェクトに影響を与える幅広い戦略的環境についての理解を深めることに専念しなければなりません」。

本レポートは、トレンドデータ、一次および二次調査、プロジェクトマネージャーへのインタビューに基づき、6つの重要な人口動態、経済、社会トレンドについて記しています。 

PMI アジア太平洋地域のマネージングディレクター兼建設部門のグローバル責任者 べン・ブリーンは、次のように述べています。
「『グローバル・メガトレンド2022』に記される6つのトレンド の中でも、特にデジタル・ディスラプション、気候変動、人口動態の変化は日本における深刻な問題です。本レポートを通じて、私たちの生活や仕事のあり方に影響を与えるマクロトレンドについて、より多くの方々に知っていただくことを目的としています。こうしたトレンドに対応するため、プロジェクトマネジメントの役割はますます注目され、プロジェクト専門家たちが変化の中心になると考えています」。 
  • COVID-19の影響により、デジタル・ディスラプションは著しく、組織は顧客サービスの強化、プロジェクトの成果の向上、リモートワークの促進などのテクノロジーを迅速に導入しました。現在、技術革新と無縁の領域はないに等しく、最新の協働ツールやスマート家電に慣れる前に、より新しいテクノロジーが最新機能を備えて登場しています。こうしたソリューションは、時間の節約や生産性の向上、イノベーションの支援につながる一方で、データ漏洩やプライバシーの喪失といったリスクを負う可能性もあります。目的、イノベーション、そして未来を見据えることが、パンデミック後の世界における企業の指針であり続けるでしょう。
  • 気候変動への危機意識は社会に浸透していますが、それに対する行動は遅々として進んでおらず、世界の大企業のうち、カーボンニュートラルの目標を掲げているのはわずか5分の1に過ぎません。2021年の国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)は、今すぐ行動を起こす必要性を訴えました。将来の地球温暖化の最も有害な影響を阻止するには、サステナビリティの実践をあらゆるプロジェクトとプロセスに組み込む必要があります。
  • 昨年PMIが発表した「人材ギャップ・レポート」では、2030年までに世界では2,500万人の新たなプロジェクト専門家が必要になると予測しています。出生率の低下や労働者の高齢化といった人口動態の変化は、労働力不足を解消し、必要な人材不足を補うための新たな方法の模索を企業に迫っています。例えば、多様な年齢のスタッフを支援するための公平で包括的な取り組みや、若い従業員の獲得などが考えられます。
  • 経済の変化により、サプライチェーンの脆弱性とグローバリゼーションの挫折が露呈しています。国内サプライチェーンの再構築は課題が多く、時間もかかりますが、グローバリゼーションは歴史的な高水準にあります。適切な戦略を取ることで、企業はグローバルサプライチェーンのリスクを軽減し、国境を越えたコラボレーションを促進することができます。
  • COVID-19の大流行と欧米での「大退職時代(The Great Resignation)」によって悪化した世界的な労働力不足は、新たな形で職場を揺るがしています。組織のリーダー達は、どのようにして人材を維持し、惹きつけることができるかが問われています。組織は、成功する人材定着の文化を生み出し、社会的影響力のあるイニシアティブに取り組み、ワークライフバランスの重要性を理解し、従業員の貢献に対してより高い評価を与える必要があります。
  • 社会的な抗議活動は続いており、社会不安の要因が急えるにつれて、今後も続くと予想されます。このため企業の間では、市民運動と平等運動に対応した真の変革や協業を求める声が高まっており、誰もが同じように貢献し成長する機会を得られるような真の多様性、公平性、包括性プログラムを求める声が高まっています。

これからの仕事はプロジェクト化されていきます。そのため、プロフェッショナルがアイデアを実現し、複雑な課題を克服するプロジェクトベースのスキルが不可欠となります。プロジェクトマネジメントのスキルに加えて、マクロトレンドについての幅広いグローバルな視点を持ったプロフェッショナルは、プロジェクトの成功を収め、プロダクトを提供し、バリューストリームに沿うことで組織が価値を提供する「プロジェクトエコノミー」において成長することができます。

また、デプリスコは、次のように述べています。
「個人や組織においてトランスフォーメーションは必要不可欠であり、変革を推進するためのスキルを適切に見極める必要があります。今日の変化の激しい環境では、新しい働き方を開拓し、チームを前進させるための強力なツールキットを活用する必要があります」。

『グローバル・メガトレンド2022』の詳細については、以下のURLよりご覧ください。
https://www.pmi.org/-/media/pmi/documents/public/pdf/learning/thought-leadership/pmi-megatrends-2022.pdf?v=bf9637cb-a3d4-4806-99e9-eb6563c92cb3&sc_lang_temp=ja-JP

Project Management Institute(PMI)について 
PMI は、世界における何百万人ものプロジェクト専門家とチェンジメーカーのコミュニティの成長を支える世界有数の専門職組織です。プロジェクトマネジメントの世界的権威として、人々のアイデアの実現に向けた支援を行います。PMI では、グローバルアドボカシー、ネットワーキング、コラボレーション、研究、教育を通じて、組織や個人の働き方をより効率的にし、変化の激しい世界で成功を促進させます。 
1969 年創設の誇り高いレガシーに基づき、PMIは世界中のほぼすべての国で活動する「目的のための」組織であり、キャリアの向上や、組織の成功を強化、新たなスキルと働き方を実現するチェンジメーカーたちが最大の力を発揮できるようサポートしています。PMI が提供するものには、国際的に認められた規格、資格、オンラインコース、ソートリーダーシップ、ツール、電子出版物、およびコミュニティが含まれます。  
詳細については、https://www.pmi.org/, https://www.linkedin.com/company/pminstitute,https://www.facebook.com/PMInstitute, および Twitter(@PMInstitute) をご覧ください。 

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会社概要

Project Management Institute, Inc.

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業種
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本社所在地
14 Campus Blvd, Newtown Square, PA 19073-3299 USA
電話番号
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代表者名
Sunil Prashara
上場
未上場
資本金
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設立
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