【開催報告】目標を上回る160万アクション達成!前年比34%増~フェアトレード ミリオンアクションキャンペーン2022~

アンバサダー・企業・自治体・学生団体などがフェアトレードに関する様々なアクションを実践

国内でのフェアトレードの普及・啓発活動を行う認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパン(東京都中央区、事務局長 潮崎真惟子、以下FLJ)は、フェアトレード月間である5月にフェアトレード ミリオンアクションキャンペーン2022を開催し、目標の150万アクションを超える160万アクションを達成しました。

昨年に続き2回目の開催となった本キャンペーンは、6名のキャンペーンアンバサダー、応援コメントをいただいた12名の著名人・専門家の皆さま、153の企業・自治体・学生団体等と共に、昨年目標の1.5倍である150万アクションを目標に1か月間活動しました。最新のフェアトレード推計市場規模は前年比20%増(158億円、2021年)と、市場の急拡大が数字にも表れている中(2022年5月14日発表)、本キャンペーンからもフェアトレード市場の盛り上がりが店舗や学生の取組み、SNS拡散などの多様な形で感じられる結果となりました。 
  • 【フェアトレード ミリオンアクションキャンペーン2022総括 事務局長 潮崎真惟子】
昨年目標の1.5倍という目標設定は当初高いハードルに感じましたが、皆さまのご協力により、SDGsへの関心の高まりも受けて勢いに乗って達成することが出来ました。昨年の1.8倍の153もの企業・自治体・団体に参加いただき、企業がサステナビリティの取組みに一層力を注いでいることの実感は勿論、一般市民や学生の方が自らイベント等を企画して社会を変えようと動く「個人の力・主体性」も強まっていると感じ、とても心強く思いました。今年は昨年よりも多くのメディアに取り上げていただいたことや、著名人アンバサダーの皆さまの発信なども通して、フェアトレードを今まで知らなかった人にも届けられたのではと思います。グローバルの社会情勢も受けて「フェア」な社会づくりの重要性は一層増しています。今後さらにフェアトレードを大きなムーブメントにするべく、皆さんとアクションを積み重ねていきたいと思います。多くの方の多大なお力添えに改めて心より御礼申し上げます。

商品販売数は約117万個、イベント参加者数は約2.5万人、SNSのいいね数や投稿数は5.2万件と、日本全国で多くの方が行ったそれぞれの1アクションが160万というアクション数に繋がりました。
 
  • 【アクション事例】
〇フェアトレード ミリオンアクションキャンペーン2022キックオフイベントの開催

キャンペーン開始を盛り上げるべく、4月28日にキックオフイベントを開催。キャンペーンアンバサダーの内、廣瀬俊朗さん、望月理恵さん、堀潤さんにご登壇いただき、皆さんの「1アクション」やフェアトレードに関連するご自身の活動などをお聞きしました。後半には、認証事業者のイオントップバリュ株式会社、エスビー食品株式会社、UCCホールディングス株式会社の3社にご登壇いただき自社の取り組みをご紹介いただきました。

(写真左から)MC若林理紗さん、廣瀬俊朗さん、イオントップバリュ株式会社 商品開発本部 商品マーケティング部 部長代行 増岡理恵さん、望月理恵さん、エスビー食品株式会社 広報・IR室長(兼サステナビリティ委員会事務局)中島康介さん、堀潤さん、UCCホールディングス株式会社 執行役員 サステナビリティ担当 兼 UCC上島珈琲株式会社 取締役  副社長 里見陵さん、FLJ事務局長 潮崎真惟子

〇アンバサダーの活動一例

アンバサダーの皆さまには応援コメントをいただきキャンペーンサイト・SNSで紹介をしたほか、ご自身のSNS等でご紹介いただきました。

(写真左)ジャーナリスト・映画監督でありNPO法人8bitNews代表の堀潤さんのYouTube 8bitNews「フェアトレードとチョコレート~危機を乗り越えるカカオ農家~ #Fairtrade Japan × #8bitNews」、(写真中央)元ラグビー日本代表キャプテン廣瀬俊朗さん率いるTEAM FAIR PLAYのYouTube「まずは知ることで未来が変わるフェアトレードの話」、(写真右)望月理恵さんのInstagram投稿

〇店頭での様子一例

キャンペーン共通POPを店頭やHP、企業SNSにて使用いただきミリオンアクションキャンペーンをPRしたほか、オリジナル商品の提供なども行われました。

(写真左から)小川珈琲本店、ビオセボン店頭、haishop cafeの店内、haishop cafeの店頭

〇自治体・市民団体の活動一例

6つのフェアトレードタウン含め、日本全国でフェアトレードに関するイベントが行われました。

(写真左)名古屋市では、市役所庁舎の食堂(株式会社勤労食が運営)でフェアトレード認証コーヒーを提供、(写真中央)かなざわフェアトレードフェスタ、(写真右)NPO法人Wake Up Japanによる逗子フェアトレードフォーラム会場での商品物販

〇学校・学生団体の活動一例

学内でフェアトレードへの関心を高めるために期間限定カフェをオープンしたり、フェアトレードのフライヤーを配布したり、学校の給食にフェアトレード商品を導入し理解を深める活動が行われました。

(写真左)フェアトレード大学である青山学院大学フェアトレードラボの皆さんがコーヒーを販売、(写真中央)明治大学でコーヒーを販売、(写真右)新渡戸文化中学校・高等学校ではフェアトレード食材をつかったメニューを食堂で提供
 
  • フェアトレード ミリオンアクションキャンペーンとは
フェアトレードの市場規模が広がることは、開発途上国の児童労働などの課題解決や地球環境の保護が進むことに繋がります。日本のフェアトレード市場の拡大を目指し、5月を「フェアトレード月間」として開催しているキャンペーンです。5月の第2土曜日は「世界フェアトレード・デー」と呼ばれ、世界中で一斉にフェアトレードに関するイベントが行われます。ミリオンアクションキャンペーンは、5月の1か月間に「商品購入」や「SNS投稿」、「イベント参加」などフェアトレードに関するアクションを増やしていくキャンペーンです。全国のフェアトレード関連企業や、フェアトレードの普及・啓発活動をしている市民団体や学生団体、フェアトレードタウンなども巻き込む国内最大級のフェアトレードのキャンペーンで、初開催した昨年は目標を大きく上回る119万アクションを達成しました。本年は昨年目標の1.5倍に上る150万アクションを目指して、著名人をアンバサダーに起用し、昨年からさらに参加団体の幅を広げ、フェアトレードに関するイベントや情報発信を行いました。

アンバサダーには吉川ひなのさん(モデル/起業家)、廣瀬俊朗さん(元ラグビー日本代表キャプテン)、望月理恵さん(株式会社セント・フォース取締役)、堀潤さん(ジャーナリスト)、末吉里花さん(エシカル協会代表理事)、エバンズ亜莉沙さん(エシカルコーディネーター)が就任しました。

ミリオンアクションキャンペーンHP:https://fairtrade-campaign.com/
 
  • 【フェアトレードとは?】
フェアトレードとは直訳すると「公平・公正な貿易」です。通常の取引では、市場価格の情報や販売先の選択肢の欠如により、末端の小規模生産者は、安く買い叩かれてしまうことが今も多くあります。その結果、生産者の生活水準低下、コスト削減を目的とした児童労働、過剰な農薬による環境破壊や生産者が健康被害をうけるという問題が引き起こされます。フェアトレードは、人と環境に配慮して生産されたものを適正な価格で取引し、持続可能な生産と生活向上を支援する仕組みです。フェアトレードによる取引では、適正価格の保証・プレミアムの支払い、児童労働の禁止、環境に配慮した生産などが行われます。国連のSDGs(持続可能な開発目標)の17の目標全ての達成に寄与すると言われ、特に8つ(目標1貧困、目標2飢餓、目標5ジェンダー、目標8労働環境、目標12持続可能な消費と生産、目標13気候変動、目標16平和、目標18パートナーシップ)の達成に大きく寄与すると言われています。

 
  • 【認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパン(FLJ)とは?】  
1993年設立。国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade International)の構成メンバーとして、日本国内における国際フェアトレード認証ラベルの認証・ライセンス事業、フェアトレード の啓発・アドボカシー活動を行う認定NPO法人です。国際フェアトレードラベル機構は、公正な取引を通じた世界の貧困問題の解決、生産者の持続可能な生活の実現を目指して1997年設立された国際組織。現在開発途上国 71カ国・190万人以上の生産者・労働者と消費国30カ国メンバーが参加しています。

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会社概要

URL
https://www.fairtrade-jp.org/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都中央区日本橋富沢町11-6 英守東京ビル3階
電話番号
-
代表者名
堀木一男
上場
未上場
資本金
-
設立
1993年11月