11月9日に初セリを実施、最高額を決める「蟹-１(カニワン)グランプリ」開催　加能ガニの最高級ブランド「輝」の落札額は歴代2位の300万円　「輝」と「輝姫」、2大最高級ブランドガニが今年も出現！

昨年華々しいデビューを飾った…香箱ガニ「輝姫」の「姫-１（ヒメワン）グランプリ」も初開催、グランプリは２年連続全国最高値の7万円で落札　

石川県漁業協同組合

2023年11月10日 14時00分

　石川県漁業協同組合は、初セリとなる11月9日（木）に、各船が厳選した自信の１匹を１枚ずつセリにかけ、グランプリ（最高金額）を決める「蟹-１（カニワン）グランプリ」を石川県漁協かなざわ総合市場と同加賀支所の２か所の市場にて開催しました。さらに今年は石川県産の雄のズワイガニ（加能ガニ）の最高級ブランド「輝」の他、昨年デビューした雌のズワイガニ（香箱ガニ）の最高級ブランド「輝姫」の「姫-１（ヒメワン）グランプリ」も初開催いたしました。

　2021年の「蟹-１グランプリ」時に、当時史上最高額の500万円の値がつき話題となった加能ガニの最高級ブランド「輝」の他、昨年9月に新たに発表した雌のズワイガニ（香箱ガニ）の最高級ブランド「輝姫」の初セリを実施。「輝」は石川県漁協かなざわ総合市場から1尾認定され、最高額300万円にて落札、「輝姫」は石川県漁協かなざわ総合市場、加賀支所にてそれぞれ3尾、計６尾が認定され、最高額7万円にて落札されました。昨年に引き続き「輝姫」「輝」の2大最高級ブランドガニが出現し初セリは大盛り上がりとなりました。

かなざわ総合市場の様子

加賀支所の様子

「蟹-１（カニワン）グランプリ」「姫－1（ヒメワン）グランプリ」当日の様子

　天候不良により解禁日から3日間遅れた初セリでした。当日は、県内各地の港で続々と水揚げが始まり、「蟹-１グランプリ」に向け、かなざわ総合市場では22尾、加賀支所では9尾の加能ガニが基準を満たしエントリーされました。会場は「輝」に認定されるのを皆が今か今かと待ちわび、エントリー候補が持ち込まれるたびに緊張感が走りました。 19時頃、金沢支所所属の漁船「第七重福丸」の加能ガニが到着し、測量などの厳しい認定基準をクリアすると「輝」として認定され、会場には歓声が沸きあがりました。

　初セリの結果、「輝」は石川県内で旅館業を営む百楽荘さんにより300万円で落札され「昨年は、残念ながらかなざわ総合市場では「輝」が出なかったので、今年は出てとても嬉しいです。一昨年も「輝」をセリ落としましが、これを機に、加能ガニの魅力を全国の皆様に知っていただきたいと思います。」とコメントしました。

　一方「姫-１グランプリ」では、1尾ずつ測定や記録が次々に行われ「輝姫」として認定された計6尾（かなざわ総合市場にて3尾、加賀支所にて3尾）が順にセリにかけられました。最高額は加賀支所の1尾7万円で2尾に同額がつけられました。雌のズワイガニとしては今シーズンも昨シーズン同様、国内史上最高額（※）になりました。１尾を落札した、石川県内のマルヤ水産さんは「せっかくなので、レア感満載で…お客様に食べて頂きたいですね！」と取材で話しました。（※）石川県漁業協同組合調べ

■加能ガニ全体の尾数

かなざわ総合市場　1,900箱

加賀支所　　　　　450箱

中央市場　　　　　2,300箱

合計4,650箱×６尾＝ 27,900尾

■香箱ガニ全体の尾数

かなざわ総合市場　6,500箱

加賀支所　　　　　1,150箱

中央市場　　　　　5,736箱

合計13,386箱×25尾＝334,650尾　　

■蟹-1グランプリエントリー尾数

（事前エントリー数）