ヘアカラー時の頭皮の炎症を防ぐ『糖鎖栄養素抽出液』の特許を九州大学と(株)野口総合研究所が共同で取得。サロンでのモニターでは8割以上がかゆみの低減や頭皮保護効果を実感
ヘアカラー剤から発生する活性酸素を減少させることで頭皮や毛髪に対してのダメージを減らし、多岐にわたる効果が期待できる独自原料(特許番号7738836)

[株式会社 野口総合研究所](本社:宮崎県宮崎市 代表取締役:野口克己)は、九州大学との共同研究を行い、「ヘアカラー剤使用特」特に白髪染めから発生する活性酸素を減少させ頭皮に与える炎症(酸化障害)を抑制する特許を取得しました。
本発明の目的について
従来、毛染め製品の多くは芳香族アミン化合物であるパラフェニレンジアミン(PPD)等の酸化染料を含む毛染め染料(染毛剤)を使用しています。一部の消費者は、自然な成分や低刺激性の毛染め染料を求めており、その需要は着実に増加し、市場では酸化染料を含まない毛染め染料の選択肢も増えつつあります。しかし、酸化染料を含む毛染め染料は使いやすく広く入手可能であり、他の化合物と比較して鮮やかに発色し、持続性も高いため、多くの美容業者や消費者に選択されており毛染め染料の市場の主流を占めているのが現状です。
※PPDを含む毛染め染料は、ヨーロッパ、米国、東アジアの市場の70%以上のシェアを占めていると言われています。
特許のポイント
1、「炎症抑制剤」としてヘアカラー実施時に発生する炎症原因物質(ヒドロキシラジカル)の減少を確認しました。
2、九州大学と長年共同研究を行い、非常に安全性の高い原料であることが確認されております。
3、染色、仕上がりに影響している化学反応には影響せず、頭皮の炎症(酸化障害)のみを効果的に抑制することで今までのヘアカラーのクオリティを維持できます。

糖鎖栄養素抽出液での炎症原因物質の減少試験
「2倍濃縮の糖鎖栄養素抽出液を使用したヘアカラー剤で実験を行ったところ、全カラー剤の5%で、炎症原因物質が6割減少したことが確認できました」
サロンでのモニター時アンケートも実施済み
実際にこの糖鎖栄養素抽出液を現場のサロンで使用し、ヘアカラー時の炎症に伴う不快症状の軽減など実感できるかどうかをモニターしました。
モニター応募数:160件
回答数:59件
※SNSを使用してご応募いただいたサロン様にてモニター実施。
※ヘアカラー材のメーカー指定、商材指定などは行っていません。



これからのヘアカラーの新しい頭皮ケアの形
これからの人口動態を見ても白髪染めなどのヘアカラーの需要は大きく、国内で見ると人口減に伴う顧客のロイヤルカスタマー化はサロンにとって重要な課題であり、当社は今まで以上に快適でお客様にお喜び頂ける商品開発を行って参ります。
また、本原料を活用した商品の全国のサロン様への流通を目指してまいります。
九州大学
富川武記 農学博士准教授のコメント
ヘアカラー剤として広く用いられるパラフェニレンジアミン(PPD)は、鮮やかな発色と持続性に優れる一方で、施術時に人体に有害である活性酸素種を発生させ、それらに起因する酸化物質群が頭皮炎症・かゆみ・アレルギー反応、さらには薄毛・抜け毛のリスクを高める問題が指摘されています。
我々の検証では、糖鎖栄養素抽出液とPPD含有ヘアカラー剤の併用における細胞傷害性、酸化ストレス抑制効果、染色性能への影響を包括的に評価しました。PPD施術時のヒドロキシラジカル(- OH)発生は一般に知られていない有害要因ですが、本研究ではESRスピントラッピング法によりその存在を確認し、糖鎖抽出液添加により実使用濃度においてDMPO–OHアダクト生成率が優位に低減することを示しました。
結果として、糖鎖栄養素抽出液は最も有害性の高い- OHを高度選択的に消去し、細胞障害を有意に抑制する一方、染色に不可欠な酸化反応には影響を与えず、発色・仕上がりのクオリティを維持できることが明らかとなりました。この選択的ラジカル制御は、従来のヘアカラー安全性の常識を覆す画期的な成果であり、今後の低刺激性製品開発に多大な貢献が期待されます。
本特許に関してのお問い合わせについて
本件に関するお問い合わせについてはお気軽に下記へお問い合わせください。
株式会社:野口総合研究所
担当者:立石 和彦
TEL:0985-54-7017
メール:ho@noguchi-soken.jp
会社概要

株式会社 野口総合研究所
代表者:野口克己
住所:宮崎県宮崎市恒久1丁目10-9
TEL:0985-54-7017
FAX:0985-54-7076
メール:ho@noguchi-soken.jp
HP:(株)野口総合研究所HP
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