トヨタ自動車・ミサワホーム総合研究所との共同実証。家とモビリティとの空間連携によるシームレスな移乗実証実験を実施
~すべての方に移動の自由を提供する住宅の研究~
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本実証は、プライム ライフ テクノロジーズが目指す家とモビリティとの空間連携による価値創造の実現に向けた取り組みの一つであり、トヨタ自動車の技術部門およびミサワホーム総合研究所の知見を合わせて、共同で実施するものです。今回の実証目的は、世界で最も高い高齢化率水準の日本において、多くの高齢者の方々が外出の自由を制限される社会課題を、市販モビリティと住宅をつなげる工夫により解決できるという仮説の証明です。具体的には、市販モビリティと既存住宅のリフォームにより、距離・動線・水平垂直のギャップを解消してバリアフリー化し、車椅子ユーザーの居室からモビリティへの直接移乗を可能にして車椅子ユーザーの自由な外出を促すことで、同居するご家族の負担軽減に貢献できるかを検証します。
実証現場のモデルハウスは、リビングとウッドデッキの段差が生じないようにサッシをフラット化しており、ウッドデッキ上部には折り畳み式のオーニングを取り付けることで雨に濡れず、サイドカーテンも取り付けられるので、外からの視線を気にすることなく移動できます。さらに市販モビリティへの乗降用のリフトをウッドデッキに取り付けることで、介助者の負担を軽減します。
本実証に先立ち、2024年1月に実施した医療関係者や介護従事者向けの実証実験では、居室から最短距離で、なおかつ直進移動で市販モビリティへの移乗が完了できるため、天候や気象条件に左右されることなく、ご家族の⽀援のみで家から⾃由に外出できる点や、乗用車のサイドドアから乗降するため、バックドア(リアドア)から乗降する福祉車両に比べて、車椅子ユーザーが2列目空間でご家族と一体感を持って外出できるという点において高く評価されました。
【家・モビリティ空間連携の実証実験の様子】
■プライム ライフ テクノロジーズが目指す家とモビリティとの融合仮説について
CASE※2による変革や今後の電動化によるモビリティのシェア拡大は、まち・家との関係性も変える可能性を秘めています。プライム ライフ テクノロジーズが掲げるビジョン「くらしの “あたりまえ”をかえていく」の実現に向けて、新たな価値創造による脱炭素社会の実現を目指していきます。
【家・モビリティ融合 概念図】
■実証実験概要
(1) 期 間:2024年4月1日(月)~ 4月26日(金)
(2) 場 所:愛知県刈谷市昭和町2丁目84
トヨタホーム 体験型総合住宅展示場アトリスパーク刈谷 ▶https://atolis.toyotahome.co.jp/kariya/
※1:本実証は家・モビリティ融合によるエネルギー・情報・空間の観点のうち空間に特化した実証
※2:CASEとは「Connected」(コネクティッド)、「Autonomous」(自動運転)、「Shared & Services」(カーシェアリングとサービス)、「Electric」(電気自動車)の頭文字をとった造語
◎プライム ライフ テクノロジーズ社 ホームページ
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