デザインリノベーションを提案するハコリノベ、事業拡大に伴い大阪店を移転

「街と接続するリノベーション」をコンセプトにギャラリー、ショールーム、オフィスを新たにオープン。

株式会社サンリフォーム（所在地：大阪府大阪市、代表取締役：森江康晴）は事業拡大に伴い、大阪・横浜でデザインリノベーションを提案しているブランド『ハコリノベ』の大阪店を2025年3月10日に移転いたしました。デザイン監修に建築家石川素樹氏を迎え、ハコリノベのオフィスとショールームの刷新に加え、暮らしのモノを取扱うギャラリー「yuen」を新たにオープンいたします。

■移転先詳細

住所：大阪府大阪市西区立売堀1丁目9番38号 小林ビル

アクセス：地下鉄御堂筋線・四ツ橋線・中央線「本町駅」23番出口より徒歩5分

　　　　　地下鉄長堀鶴見緑地線「西大橋駅」2番出口より徒歩10分

■デザインコンセプト

「街と接続するリノベーション」

メインストリートから一本入った、昔ながらの商業、工業の街並みと開発によって生まれた住宅街が入り混じる通りに面し、長屋のような古い低層ビルの一角に、リノベーション会社「ハコリノベ」による暮らしに密着したものを取り扱うギャラリーとオフィスを設ける計画。

建物裏手には建ち並ぶ建物の間にぽっかり空いたかのような使用可能な外部空間がある条件から、通りである外部と建物奥の外部とを繋ぐトンネル感を高めることで、内部で完結しがちな商空間と都市を繋げることを考えた。

人々が気軽に集い利用できるワークショップや展示を行う新たな場としてのギャラリー「yuen」を創出することで、都市との接続を図り、新旧入り混じる街のハブとなることを期待している。

■1階　ギャラリー / 打ち合わせスペース
1階ギャラリーのファサードは奥まで見渡せる全面ガラスとし、奥の外部へ突き抜けた長いテーブルを設けることで、外部である都市から、天井高さに変化をつけた内部を経て奥の外部へとシームレスに連続していく。

通りからはその様がよく分かり、内部に入るとその空間の連続性と、時間による光の変化やガラスへの映り込みを想定した直線状の照明とが相まって、都市の中継点かのような奥へと誘われる感覚を持つ。

内部から外部まで突き抜けた長いテーブルで内外のシームレスな連続性を表現。

ガラスで空間を挟み時間による光の変化をもたらし、夜には照明の映り込みによる外部への広がりを計画。

■2階　オフィス

■3階　ショールーム / 打ち合わせスペース

2階には上下階に対し、迅速な対応ができるようオフィス空間を設け、3階では、1階のパブリックな空間に対し、ショールームとしても利用することから、プライベートな生活空間が想起できるように設えている。立ち話しもできる土間空間、靴を脱ぎダイニングのように使える空間、天井高さを抑えた座卓の空間と、奥へ行くにつれその親密さが濃くなるように階段状に床高さを変え、ワンフロア内での変化と下階からの連続性をつくり出した。

3階は床高さに変化をつけた3つのエリアからなる構成で、親密さにグラデーションをつけている。

■ハコリノベ

設立47年の株式会社サンリフォームが満を持して2016年にブランド化し、今までのリフォームでは無かったデザインと不動産仲介を提案、2018年には横浜市へも出店。

ハコリノベ： https://www.hacorenove.jp/

■石川素樹

1980年東京生まれ。手嶋保建築事務所を経て2009年に石川素樹建築設計事務所を設立。S2Mクリエイティブディレクター。建築、インテリアから家具、プロダクトまで幅広い領域でデザインを手がける。日本建築家協会東北住宅大賞優秀賞、日本建築士会連合会賞奨励賞、日本建築学会作品選集新人賞、iF DESIGN AWARD Gold Award など受賞多数。

石川素樹建築設計事務所：https://www.motokiishikawa.com