「sinops-CLOUD ワークスケジューラー」テストマーケティング開始

AIで店舗の作業割当を最適化。作業負担の平準化と人時生産性向上

株式会社シノプス（本社：大阪府大阪市、代表取締役：南谷 洋志、以下「当社」）は、sinops-CLOUDシリーズの新サービス「sinops-CLOUD  ワークスケジューラー」（仮称）を開発し、テストマーケティングを開始しました。スーパーマーケットやドラッグストアといった小売業の店舗向けシフト作成・管理サービスです。AIが算出した客数予測、売上予測など、さまざまなデータを用いて最適なワークスケジュールを自動作成。最適な人員配置により、作業負担の平準化と人時生産性向上を実現します。

sinops-CLOUD ワークスケジューラー」画面イメージ

 

■開発背景
スーパーマーケットやドラッグストアの店舗では、1人の従業員が品出しやレジ対応、店内巡回など一日の中でさまざまな作業に従事しなければなりません。店舗運営の効率化のためにはこうした作業に対し、限られた人員を的確に割り振る必要がありますが、売り場責任者が経験や勘に頼り、手作業で勤務計画を組んでいます。従業員ごとの時間帯の希望やスキルのほか、日ごとの客数や売上予測値を勘案する必要があり、シフトや作業割当表の作成に相当な工数がかかっています。

■サービスの特徴
小売業の店舗向けシフト作成・管理サービスです。「sinops-CLOUD 客数予測」といった他のsinopsシリーズと連携することで、AIが算出した客数、売上予測値や過去のさまざまなデータを用いて、15分ごとの最適なワークスケジュールを自動作成します。従業員はスマートフォンアプリに表示される指示に従って作業を実施。作業が終わったものは完了登録をすることで、各現場の作業の進捗状況をリアルタイムに収集・把握できます。さらに、作業マニュアルとの連携が可能です。初めて担当する作業でもマニュアル書や動画を確認しながら行えるため、作業教育の効率化にも寄与します。

■ドラッグストアmacにてテスト運用を開始
すでに他のsinops製品を導入いただいている株式会社大屋（本社：愛媛県西条市、代表取締役：伊藤 慎太郎）が運営しているドラッグストアmac26店舗にて、テスト運用を開始しています。2023年2月28日（火）より開催される第39回流通情報システム総合展「リテールテックJAPAN 2023」（主催：日本経済新聞社）に先駆け、2月14日（火）よりスタートする「リテールテックJAPAN Online」にて、同社でのsinops-CLOUD ワークスケジューラー活用の取り組みについて紹介させていただく予定です。

「リテールテックJAPAN」公式ホームページ：https://messe.nikkei.co.jp/rt

■今後の展開
テスト運用やマーケティング活動を通じ、サービスレベルの向上や販路拡大を推進します。売り場面積が限られる店舗では1日に複数回の品出し作業が必要で、作業の約4割を品出しが占めるとも言われています。1日の入荷予定データ等や「sinops-CLOUD 品出支援」と連携することで、入荷作業や品出し作業の最適化・効率化を実現できます。こうした負荷が高い作業の効率化を目指します。

■sinops-CLOUDについて
流通業向けのAI サービスを１カテゴリー・１機能・１店舗から、必要な機能を必要なときに低価格で利用できる完全クラウドサービスです。在庫情報をリアルタイムで収集する「リアルタイム在庫」や客数を予測する「客数予測」、賞味期限が短い日配食品や総菜のほか、グロサリー、雑貨向け自動発注などをラインナップしています。

「sinops-CLOUD」サービスサイト：https://www.cloud.sinops.jp

■株式会社シノプスについて
株式会社シノプスは、「世界中の無駄を10%削減する」をビジョンに掲げ、需要予測型自動発注サービス「sinops」（シノプス）を開発・販売しているソフトウェアメーカーです。日配食品や惣菜といった賞味期限が短く需要予測がむずかしいとされるカテゴリーのシステム化に成功。多くの食品小売企業に採用いただいております。在庫に関わる人、もの、金、時間、情報を最適化するITソリューションを提供し、限りある資源を有効活用することで、広く社会に貢献していきます。東証グロース上場（証券コード:4428）。