面接であった嬉しい&嫌なこと!企業側からのまさかの質問にどう答えた!?男女500人アンケート調査結果
人事のトータルソリューションを提供する株式会社ベクトルは、この度就職活動や転職活動で面接を受けたことがある男女500人に「面接であった良かった・嫌だったこと」に関するアンケート調査を実施いたしました。
ここ数年、就職活動では「売り手市場」であるといわれています。2023年1月31日時点の有効求人倍率は1.35倍でした。
では、就職活動は楽勝なのかと思いきや、決してそうではないようです。面接の時にどんな質問をされるか、その場になってみないとわからないことも多いですし、緊張から普段の力を出せなかったと後悔する人もいます。
今回は、就職活動でどのような質問をされたのか、生の声をお届けします。
アンケートに答えてくださったのは男女500人、性別や年代の割合は以下の通りです。
面接方法ですが、コロナ禍になってからリモートでの面接が増えていましたが、意外にも「直接会って面接した」という人が90%でした。リモートでのWEB面接は10%にとどまっています。
●面接で嬉しかったこと
面接で嬉しいことがあったか聞いたところ、25%の人が「はい」と答えています。
これまで頑張ってきたことや人柄を褒められると、誰しも嬉しいものです。
【褒められて嬉しかったこと】
- 履歴書の内容を褒めてもらえた
- 自分のキャリアに対して否定的なことを言われなかったから
- 人柄を褒められた
- 元気があると褒められた
- 自分の経歴を凄い事だと評価された
- 言葉遣いがきれいだと褒められた
- 独学で勉強して資格を取ったことを素晴らしいと褒めてもらえた
- 電話で面接の連絡がきた際の応対が丁寧で感じがよかったと言われた
- 人を嫌な気持ちにさせない印象を受けますと言われた
- 履歴書の文字が綺麗と言われた
- 役員面接での逆質問で会社パンフレットに記載のある気になった箇所について質問したところ、着眼点が鋭いと評価され、今後のためにパンフレットの改善点を指摘してほしいといわれたこと
- 面接官から、「他の就職先を探さないで欲しい」と、言われた
【嬉しかった面接官の対応】
- にこやかに対応してくれた
- 面接官がどんどん笑顔になった
- 自分の状況に合う業務を考えてくれた
- 面接である程度質疑応答が終わったあとに、「即決で採用です」と言われた
- 趣味についての話が盛り上がった
- 面接してくださった方と出身の学校が同じであることが分かり、話が盛り上がった
- 交通費をいただいた
●面接であった「嫌なこと」
逆に、面接で嫌なことはありましたか?という質問に対しては、36%の人が「はい」と答えています。
4割弱というこの数字、決して小さいものではないでしょう。
具体的にどのようなことがあったのか、最も多かったのは「圧迫面接だった」という答えです。次いで、「結婚や出産について聞かれた」という声が多くみられました。
【面接であった嫌なこと】
- あなたはモテますか?と聞かれた
- 履歴書の写真と顔がちょっと違いますねと言われたこと。
- あきらかに見た目で不採用にされたと感じた
- 小さな子供がいると伝えたら「病気になったら子どもの看病しなきゃならないでしょ?仕事しない方がいいんじゃないの?」と社長に言われた
- 父親の職業など、家庭のことまで突っ込んで聞かれた
- 同性愛者ですか?と聞かれて仰天しました。意図も分かりませんし、差別的な意図を察しました。こんな会社があるのか?と驚きました。
- 職歴を根掘り葉掘り聞かれた
- お酒は好きですか?と聞かれた
- 自分の意見に対して否定的なことを言われた
- 契約社員は仕事ができないと言われた。スキルややる気のない正社員に比べればマシだといっても理解してもらえず、面接をする時間がもったいないと思った。
- 未経験でもいちから育てます!と記入してあったにもかかわらず、面接で「育てる気はないから」と冷たく言われた
- 面接官が席を外している時に、パートの人に嫌がらせを受けた
- コロナ禍の対面面接なのに面接官がマスクをちゃんとしていなかった
- 子どもの病気について話をしたら、「だからどうしたの」と言われた。失礼だと感じた。
●こんな時、どう答えるべき?企業からの困った質問
面接の時に、予想もしていなかった質問をされ、頭が真っ白になってしまったという経験がおありの方もいるのではないでしょうか。
実際にどんな困った質問が飛んできたのか、そしてその質問にどう答えたのかについても聞いてみました。
【意図のわからない質問の数々】
- 夜のお店に行きますか?という質問。私は行きませんと答えると、そうでしょうねと返ってきました。
- 空を飛べるとしたらどのような羽がいいですか?と聞かれました。未だに意図は分かりません。
- 風邪はひきやすいですか?と聞かれた。
- 受けに行った会社の業務内容を、こちらが説明させられた。
- なぜこの世には男性と女性がいると思いますか?という質問。お互い不足する部分を補い協力していくためでしょうか。と答えました。
- どうしてこんな年齢で学校を卒業したのですか、と聞かれた時がありました。確かに30を過ぎてからいろいろ理由があって大学に行ったのですが、そこを突っ込まれたことは嫌でした。今は良くなりましたが、当時病気で大学に通えませんでした、と適当に言いました。結果、合格しました。
- 自分を色に例えるとしたら何色ですか?と聞かれた。意図が分からず、何も答えられなかった…
- いつ離婚したのかという興味本位な質問をされたので、「昔すぎて忘れました」と答えました。
- 子供の名前の由来を聞かれたときは驚きました。
- 鮭の美味しい食べ方知ってる?と聞かれて、困って首を横に振りながらわかりませんと答えました。
- 最近お腹を抱えて笑ったことは?この質問に詰まってしまった。
- 社長面接で、社長がいきなり好みのケーキの種類について聞いてこられたことです。会社とは全く関係ないものだったので驚きましたが、素直にチーズケーキと答えました。採用され、入社してしばらく経った頃に、チーズケーキをプレゼントして下さり、更に驚き、そして感激しました。他の社員にも同様だったようです。
- どうして親が離婚したのかを聞かれ、それ仕事に関係ある?と思いましたが、事情があって、と答えました。
- 「笑顔がないね」と言われ、びっくりして何も言えませんでした。
- 仕事と家庭を選ぶなら迷わず仕事を選べますか?と聞かれ、仕事をする理由は家族の為なので、家族を選びますと答えました。
- 「自分の人生を思い出せる限り古くまで思い返して、今までの人生について教えてください」という問い。小さい頃の転校の話など小さなエピソードをいくつかひろって話した。
- 先天性の障害を持っていますが、そのことについてストレートに「業務ができるのか」と聞かれたことが驚きました。この質問については「できるから応募した」と答えました。
●企業への逆質問
面接の最後に必ずと聞かれるといってよい、「何か質問はありますか?」という問い。企業からの「逆質問」です。
「逆質問をしたことがありますか?」という問いに対しては、61%の人が「はい」と答えています。
ではみなさんがどのような逆質問をしたのか、その内容をジャンル分けしてみると、仕事の内容や入社までに準備することについて聞いた方が多かったです。
以下の回答
・面接官自身のエピソード 企業の経営戦略 14人
・企業の経営戦略 7人
・その他 16人
その他の回答は、具体的にはこのような内容でした。
- 子供の療育関係で平日の固定休を希望できるか
- 子供がいるので、急な病気などの時にお休みを取らなければいけませんが大丈夫か
- 私以外に採用した人がいるか
- 給料の振込方法
- 研修はあるかどうか
- 面接官自身のエピソード
- 欠席時に菓子折が要る職場かどうか
- 配属される部署は何名いるのか
- 未経験での応募だったので、同じように未経験で入社された方はいるのか
- タバコを吸うので、お昼の休憩時間にタバコを吸えるかどうか
- 僕は男ですが、学ランを着るのが嫌で、できればOLさんのようなスカートを履いて出勤したいと思っていました。会社の募集欄に服装は自由と書かれていたので、OL風の服装で出勤可能か?と聞きました。
- 仕事を面白いと感じますか?と質問しました
- 会社食堂でおすすめのメニューは何か
全体の39%は逆質問をしなかったことになりますが、熱意をアピールし、他のライバルとの差をつける大きなチャンスですから、質問しない手はありません。
逆質問をしなかった人にその理由を聞いてみたところ、最も多かったのは「何を聞いていいのかわからなかったから」という答えでした。これはとてももったいないことなので、事前にいくつか質問を用意しておいた方が良いでしょう。
しかし、用意はしていたけれど「緊張して何も浮かばなかったから」という回答も多くみられました。面接当日は、平常心で望めるかどうかが、就活成功のカギになりそうです。
【逆質問をしなかった具体的な理由】
- 淡々と面接が進み、逆質問するタイミングがなかったから
- 丁寧な説明を受けたため聞きたいことはなかったから
- なんとなく落ちたなーというイメージを抱いたから
- 面接時に逆質問をするのは失礼で、他の志望者に対しても迷惑になると思ったから
- 印象が悪くなると感じたから
- 余計な発言をして不採用になりたくなかったから
「面接時に逆質問をするのは失礼」だと思った人もいるようですが、決してそのようなことはありません。
たしかに、会社のホームページを見ればわかるようなことを聞くのは逆効果です。しかしここで適切な質問ができれば、内定獲得にぐんと近づくはずです。
●これで内定決定!?手応えを感じた面接官のアクション
面接の結果は内定通知をもらうまでわかりませんが、面接官は、実は意外と早い段階で合否を決めています。面接官の表情や態度で、合格の可能性がわかることもあります。
面接中にどのようなサインがあったのか、手応えを感じた経験についても聞きました。
- 面接官の方が終始笑顔だった
- 勤務した後の話をどんどんされた
- 採用前提の話をされた
- いつから来れますか?と聞かれ制服を渡された
- 途中で、「あなたに来てもらうつもりで話してるんだけど」 と言われた
- 部長面接で、これからよろしく、と言われた
- 採用する方向でいると面接時に言われ、入社日を伝えられた
- 自分の前に受けた人よりも、面接時間がかなり長かった
- もう一つ面接を受けており、そちらと悩んでいることを正直に伝えたところ給料の再検討をしてくれた
- 採用後の勤務や通勤方法に関して詳しく説明、選択させられた
●面接失敗したかも…だめだと感じた面接官の対応
逆に、「これはきっとだめだ」と感じてしまったサインもあります。相手があまりにも自分に無関心なときは、残念ながら他に良い候補がいた、ということなのかもしれません。
- ため息をつかれた
- 沈黙が多かった
- 面接官が終始不機嫌だった
- ほとんど質問されなかった
- 途中から面接官が目を合わせなくなった
- 面接中に面接官が履歴書にバツ印をつけたのを見て、落ちたなと思った
- グループ面接で隣の子ばかりに質問がいった
- 給与面の説明があったが希望通りではなかったことを説明すると、面接官の態度が急変し適当な面接になった
- 途中から面接官の貧乏ゆすりがはじまった
- 逆質問に対して明確な返答ではなくふわっとした回答で精神論を言われた
- 面接予定時間が大幅に短縮した
- 筆記試験の後の面接で「君、英語できないね」と言われ、その後の質問もあまりなく終わった
- 「君には今、言っておく。不採用だから。」と言われた
- 私は女性で、「求人には書いてなかったけど、実は男性が欲しいんだよね」と言われた
- 子供は考えているかと聞かれたので「欲しいとは思っています」と答えたら渋い顔をされた
- シフト希望を聞かれ、希望を伝えたら鼻で笑われた
●面接は苦手と感じる人が多い
「面接を受けるのは得意ですか」という問いに対し、「どちらかといえば苦手」と答えた人が38%、「苦手」が36%でした。7割以上の人が苦手意識を持っているようです。
実際、面接で「失敗した」「後悔した」と感じている人は40%にものぼります。
具体的にどのようなことを後悔しているのか聞いてみたところ、最も多いのは「緊張してうまく答えられなかった」という答えでした。準備はしていても、本番になるとなかなか実力を発揮できない人が多いことがわかります。
【面接で「失敗した」「後悔した」こと 】
- その時は変な自信があり受かるだろうと思って面接に望みましたが、その自意識過剰なところを読み取られたのか面接に落ちました。どんな時でも控えめな態度で頑張るという意識を持って取り組まないとダメだなという事を学びました。
- 今気になるニュースはと聞かれ、掘り下げられなかったので、もっと普段からニュースを見たり聞いたりしたら自分で考えることを習慣づけておけばよかった。
- 緊張しすぎて、いつもしないのに唇を何度も噛んだり、手元がソワソワしてしまった。
- もっとうまい返しがあったのでは、と毎回後悔する。
- スニーカーで行ってしまった。
- 準備していたことを上手く話せなかった。
- 服装を間違えたことがあります。面接官に笑われて恥をかいてしまいました。
- つい盛り上がりすぎてタメ口になってしまったことがあります。
- 話す内容を丸覚えして挑み、当日頭が真っ白になって会話できなくなりました。
- 自己紹介をするように言われたとき、仕事と全く関係ない趣味の話をしてしまい、それに対して面接官のリアクションが何もなかったことがあった。
- 夏場の面接で、面接場所に行くのに迷い、時間には間に合ったがうろうろしたため汗が止まらず、面接中に机に汗だまりを作ってしまった。面接官が引いていた…。
- 最終のweb面接時に、時間ギリギリで入ってしまい心の準備ができておらず慌てて回答してしまった。2次面接までは面接官も好意的な印象だったので気を抜いてしまい、結果不合格になった。
- 履歴書を忘れた。
- 体験談を話すときに感情移入しすぎて泣いてしまったこと。
- 初めて行く土地で電車の線路を間違えて遅刻した。
- 久々の面接で、何度も頭でシュミレーションしたつもりが焦ってうまく話せなかった。やっぱり声に出して練習した方が良かった。
- 集団面接でほかの人が回答中に集中力を切らしてしまい、無意識に視線を自分の手に落として手遊びしてしまった。
- 販売店勤務の募集だったのに、販売店に下見に行かなかったことが失敗でした。
- 簡単なテストの答えがわからなかったとき、学生時代にもっと勉強しておけばよかったと後悔しました。
- 面接の結果、就職が決まり喜んだのも束の間、社風や指導者と合わず1週間で辞めることとなった。以前から求人募集がかかっていた会社だったようで、就職しても定着しなかったのだと思う。和やかすぎる面接だなと少し違和感があった時点で入社を辞退するべきだったと後悔している。今後の面接は同じ失敗をしないように会社の詳細をきちんと質問すると決めている。
- 緊張して言わなくて良いことを言ってしまった。そこを指摘されて頭が真っ白になってしまった。
- オンライン面接のときになかなかつながらなかったことです。
- 面接で支店見学しましたかと質問されて支店見学をしたにも関わらず、見学した時に担当してくれた担当者の名前を聞かれて緊張で思い出せず支店見学をしていないような印象を与えてしまい、きちんと担当者の名前を覚えるか、名刺を持参しておけばよかったと思いました。
- 面接時間に遅刻したこと。
- ノックをせずに部屋に入ってしまった。
- 服装が場にそぐわなかった。
- 一気に二つ質問されて、二つ目の質問をど忘れしてしまった。
- 緊張で一方的にベラベラ早口でしゃべってしまった。
- 希望していた部署とは違う部署を進めていただいたのに、希望部署以外は考えてないと言い切ってしまったこと。
- 遅刻しないよう早めに家を出発したら、思いの外早く着きすぎてしまい、近くのベンチでひたすら時間を潰していたことがありました。
- 緊張しすぎて声が裏返ってしまったことがある。
- 相手に入社したいという熱意を伝えきれなかった。
- 退職理由を聞かれて、前の会社の批判をしてしまった。
- 自分の短所を聞かれ、本当に短所しか話さなかったこと。
- 結婚感・妊娠予定など、業務と関係ないことを聞かれ、イライラして顔に出てしまった。
- 集団面接だった時に自己PRする時に他の人と内容が重複していたので順番が回ってくるまでに考え直したが、逆にあたふたしてしまい、他の人と多少かぶってても最初に考えてきた通りに言えばよかったと思いました。
- 服装自由、となっていてキレイ目な普段着にしたらスーツの人ばかりだった。
- マスクをしているため声が伝わりにくかった。
- 履歴書を入れた封筒をガッツリ糊付けをしてしまって、面接官に開ける苦労をさせてしまった。
調査概要
調査日:2022年12月9日~12月15日
調査方法:インターネットによる選択・記述式回答
調査対象:就職活動や転職活動で面接を受けたことがある人
調査人数:高校生を除く18歳以上の男女500人
■株式会社ベクトルについて
人事のトータルソリューション企業として、人事コンサルティング事業をはじめ、人材紹介事業、採用支援事業など、さまざまな事業を展開しています。
URL:https://www.vector-up.com
さまざまな悩みを解決に導く情報メディア「解決!ナビゲーター」(https://www.vector-up.com/media/ )を運営。看護師に向けて転職情報の紹介(https://www.vector-up.com/media/nurse-tenshoku/ )など、仕事に悩みがある人に向けて参考になる情報を掲載しています。
お金の悩みを解決できる有益情報お金を借りる方法(https://www.vector-up.com/media/okane-kariru/ )や数多くのクレジットカードの中から、自分に合った最良のクレジットカードが見つかるおすすめのクレジットカード情報(https://www.vector-up.com/media/creditcard/)、借金の返済に困っている方に、借金減額の仕組み(https://www.vector-up.com/media/debt-reliefsystem/)についても提供しています。
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