【愛知】視覚障がい者スポーツ・ブラインドフットボールから着想した　“視覚情報を遮断する”　研修事業「ブラインドコミュニス」を、企業・学校などの団体向けに本格始動。

人は視覚で8割の事を判断しているといわれています。その8割を閉ざして周囲と接することで、お互いの認識の違いやコミュニケーションを見直すきっかけに。組織全体の人間性・チームワークの向上へ。

株式会社ツボスタ

2024年7月29日 10時00分

株式会社ツボスタ（愛知県北名古屋市）は2024年８月より東海3県（愛知・岐阜・三重）を中心に視覚を閉ざした状態でコミュニケーションを取る活動を行うことで、視覚から生まれる余分な感情を持たずに相手と接することができ、同じ条件で活動することで相手の気持ちを考えて伝える大切さを感じる機会を得ることができる活動をスタートします。

ゆくゆくは全国に活動を広げていき、安定的な活動を確保することで視覚障がい者の雇用や雇用のあっせんも行い、同時に活動利益の一部を視覚障がいスポーツ団体等の支援を行っていきます。

※「ブラインドコミュニス」概要URL：https://b-comms.jp

【設立の背景・掲げるミッション・ビジョン】

講師はブラインドフットボールチームに長く在籍しており、今までに多くの企業や団体様に体験会を行ってきました。体験会の中でコミュニケーションの向上や円滑化に多くの効果があると実感し、なかなかコミュニケーションを取る機会も少なくなってしまったこの時代に多くの方の助けになると確信したので設立を決意しました。

■ミッション・ビジョン

事業を体験することで相手を思う気持ちや伝え方を見直す機会をつくり、思いやりにあふれた世界を実現する。

【事業内容】

基本は実技２部、座学１部の3部構成で行います。（時間は60分～、人数は10名程度～、対象は高校生以上推奨）

■実技１　[チームワークの向上・アイスブレイク]

　参加者皆さんに目隠しをして行っていただきます。

　例：目隠しした状態で同じ血液型同士で集まっていただく。

■実技２　[コミュニケーションの向上伝え方の見直し]

　チームに分かれて目隠しする方としない方に分かれて行っていただきます。

　例：自分のいるところまで言葉や音で案内する。

■座学　[振り返りと確認]

　今日やった事を振り返り、自分の伝え方を確認する。

【どんなところで効果があるのか？】

社内・学校・団体の研修、コミュニケーションの活性化や人間性・チームワーク・関係性の向上に効果があります。

【期待できる効果】

・相手の気持ちを考える機会を作ることができる。

・普段使っている言葉を見直すきっかけになる。

・相手の気持ちになって伝える大切さを感じることができる。

・関係性を円滑にし、向上させることができる。

・障がい者への理解を深める機会を作ることができる。

【参加者の感想】

・参加者Hさん：普段話している言葉がいかに適当だったのかを改めて気づく機会になった。目隠しすると周りの状況がわからず不安でしたが、人の声を聴いたり、触れたりすることで安心できた。

・団体担当者Sさん：チーム関係性がまだ浅く、関係性の向上に活用しました。実技を行ったことで共通の話題（血液型等）が生まれ話しをするきっかけができたことで、より一層関係性が向上したと感じました。

【今後の展開】

社内研修や学校・団体研修での定着を目指します。　
定期的に活動する事でブラインドコミュニス（視覚を閉ざした状態でのコミュニケーション）の可能性や効果を多くの方に実感していただきます。また安定的な活動を確保することで視覚障がい者の雇用や雇用のあっせんも継続的に続けていき、同時に活動利益の一部を視覚障がいスポーツ団体等の支援を行っていきます。

【講師の紹介・コメント・協力チーム】

講師　：　髙橋　寿允（タカハシ　トシミツ）

ブラインドフットボールチーム「Mix Sense名古屋」に2015年~在籍。
2018年「ミカーレ岐阜」を設立。

ポジション【フィールドプレーヤー(晴眼)】
【コメント】
アイマスクをして視覚を閉ざした状態にすると、いつも自分が使っている言葉がいかに適当だったと痛感しました。例えば「ちょっと」という言葉。僕にとっては1歩分であっても、他の人にとっては2歩分や3歩分であることもあります。この研修はそういったお互いの認識の違いやコミュニケーションを見直すきっかけになり、皆様の力になると思っております。

講師　：　坪内　禅（ツボウチ　ユズル）
ブラインドフットボールチーム「Mix Sense名古屋」に2016年~在籍。ポジション【キーパー】
2017年・弱視フットサル「ロービジョンフットサル」日本代表選手として世界大会参加。
【コメント】
ブラインドフットボールに長く関わり、たくさんの体験会に参加させて頂きました。そこで多くの可能性を感じた事で今回の事業を決意しました。皆さんに体験していただき、相手の気持ちを考えるきっかけになっていただければと感じています。またこの活動が多くの方の助けになると信じています。