“伝統と旅をする” 東京友禅と靴の街浅草の職人が生んだ、素足感覚で歩く「足袋シューズ」が、応援購入サービス「Makuake」にて販売開始
伝統×デジタル×手技。高品質ラム革と再現性の高いプリントで、友禅を足元に。ワザビ社と東京友禅の職人グループ”そめもよう”のコラボによるメンズ商品を、9/20(金)~10/20(日)Makuakeで展開
型にとらわれない自由な発想でプロダクトを企画する株式会社ワザビ(東京都台東区、代表取締役永尾博高)は、東京友禅職人グループ“そめもよう”とのコラボによるメンズ商品「足袋シューズ」を販売いたします。
◆足袋シューズに込めたコンセプト◆
――「世界を友禅する」ふたりの女性職人が旅に込めた、 日本の伝統を世界へ。
―― 伝統工芸「東京手描友禅」をひろめたい。
―― "MADE IN TOKYO" 高品質プリントラム革で、靴の街浅草の職人と作るこだわりの逸品。
柄:「ヤタガラス」・「北斎~波~」・「江戸美人とソメイヨシノ」の3種類から選択可能
販売価格:49,500円(税込)
サイズ:S、M、Lの3サイズ / バックベルト付
応援購入サービス「Makuake」にて、9月20日(金)10:00~販売スタート。
Makuake限定価格34,650円(税込)~
【二人の女性職人が「足袋シューズ」に込めた想い】
――日常生活で、だれもが気軽に楽しめる友禅を模索して。
友禅は、シルクに一点一点、職人が図案を描き、着物を染め上げる伝統技法です。
・友禅を世界に広めたい。
・豊かな彩りを日常生活に届けたい。
その想いから、だれもが気軽に楽しめる友禅を模索しつづけてきました。
今回、ワザビ社が開発した足袋型シューズに、オリジナルの友禅柄をコラボ。
友禅とともに世界をまわり、たくさんの出会いが生まれるような足袋シューズを商品化しました。
どんな商品であっても、友禅を扱うときは原画を描く職人が必要です。
さまざまなジャンルで友禅の商品をつくり、多くの人にお届けすることは、業界全体の活性化、そして技術を守り、伝え残すことにつながると信じて活動しています。
――友禅が直面する現状と問題
生活様式が変わり、風習や慣習が失われ、日本人でも着物を着ない世代が増えています。
着物市場は1980年代の1兆8,000億をピークに、現在は2,700億円と6分の1に 減少。生産量の激減、後継者不足、生地材料の高騰、また材料の確保難などの問題を抱えているのが、友禅業界の現実です。
【商品詳細】
ヤタガラス
大野深雪オリジナル作品。
海外でも知られており、フランスの展示会でも人気があった作品です。
師匠である坂井教人氏の色使いを引き継いでいる大野の作品は、ワントーン落としたような、色数の少ない、渋めのグレイッシュな色味が特徴的。
北斎~波~
海外の方にも知ってほしいと願い、「日本のイメージ」と聞いて、みんなが思いうかべるものから「葛飾北斎」を選択。
北斎の作品の中で、なじみがあることと横長の構図で見せられることから『富嶽三十六景』の「神奈川沖浪裏」をチョイスしました。
江戸美人とソメイヨシノ
浮世絵は2柄とも「喜多川 月麿(きたがわ つきまろ)」の作品から「丁子屋内唐歌錦尾」と「定家卿五色和歌 赤」です。(選定:町田久美子)
靴の甲へのレイアウトにあたり、縦長の原画を選び、顔が縫い目に当たらないよう試作し、最終的にコラージュに決定。
ソメイヨシノは大野のオリジナル作品。浮世絵とサクラを組み合わせ、はなやかさを引きだしました。
【ワザビの靴づくり×LEATHER LAB TOKYOの高品質プリントレザー】
<1>伝統的な足袋の作り方とMade In TOKYOの革靴を融合
ラム革のライニング(甲部分の裏材)を無くすことにより、本来、足袋に使われる生地素材では生まれにくい通気性や、包み込まれるような感触、はきこむほどに足に馴染む快適性を追求。
また、つま先部分が足袋のように割れていることで、蹴り出す時に指先に力が入りやすく、はだしで歩いていることに近い感触が生まれます。
<2>両足で一枚になる友禅図案
靴は裁断した革を縫い合わせた後に、底材と合体させます。
その時、革を引っ張りながら底材と縫い合わせるため、パーツにプリントされた友禅の柄がズレたり、ゆがんだりしてしまわないよう、絵合わせに注意しながら1足ずつ生産。
両足を揃えた時、左右で一枚の画に見えるよう、職人の技術によって、繊細な原画の再現度を高めることをめざしました。
<3>軽くて丈夫な発泡EVAソールと中敷
ソールの材料に発泡EVAを使用することで、軽量化を実現。
適度なクッション性、屈曲性を併せ持つため、歩きやすくなっています。
中敷には、はだしで長く履ける工夫を施しています。
高反発のEVAスポンジを使用。革は耐久性があり、通気性も良い豚革をチョイスしました。
<4>再現度の高いプリントレザーの技術
靴に使用しているプリントレザーは、YUSUKE TAGUCHI DESIGN協力のもと、T.M.Y's / LEATHER LAB TOKYOがプロデュース。
美しい色を放つ革は、徹底的に管理されたきれいな水で染色されます。
その後、最終的な製品の特徴に合わせ、柔らかさを出す加工を施し、プリントの定着方法にもこだわって製作されています。
◆高品質のラムレザー
モンゴル原産の、厚みのある希少なラム革を贅沢に使用。今回使用しているプリンというラム革は高級ランクにあたり、ふっくらして弾力があり、ゴムのような反発力が特徴です。
インクジェットの発色や密着が引き出せるような染色と、仕上げを施しています。
町田久美子の工房兼ギャラリーにて、サンプルの試着が可能
有限会社マチダ (ユキヤ株式会社 東京支店)
〒143-0027 東京都大田区中馬込2丁目5-10
都営地下鉄浅草線 馬込駅より徒歩7~8分
試着可能日:プロジェクト開催中の金・土・日
時間:13:00~18:00
※前日までに、お電話にてご予約の上、お越しください。
TEL:03-3772-8357
◆本リリースに関するお問い合わせ
東京浅草で長年、革靴の企画・卸をしております。靴職人の技と、デザインの美しさの両立をめざし、こだわりのあるお客様のご要望に応えながら、実績を積んできました。
この足袋シューズを手始めに、さまざまなアーティストとのコラボ商品や革小物の展開を広げてまいります。靴以外の革製品も手がけ、国内外の多くの方にMade In JAPANの技と美をお届けしたいと思っています。
※本リリースに関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。
東京都台東区橋場2-4-2-F
株式会社ワザビ
代表取締役 永尾博高
TEL:03-3874-8123
mail: info@wazabi.co.jp
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