「認知症共生社会」における必須のスキル! 信頼関係を構築するコミュニケーションの取り方をエキスパートが解説
株式会社ウェルビト、「認知症」をテーマに勉強会を主催
介護施設入所に特化した身元保証サービス事業を行う株式会社ウェルビト(本社:東京都新宿区、代表:堀内貴敬、山内悠)は2024年3月19日(火)、「認知症の方に安心感を与えるコミュニケーションのコツ」というテーマでウェルビト勉強会を開催いたします。超高齢社会を迎えた現在の日本において、認知症と診断される方の数は年々増加しています。そうした中、国も認知症施策に力を入れており、認知症になっても地域で生活できる社会の実現を目指して取り組みを進めています。今後、高齢者の地域生活を支えるケアマネージャーは、認知症の方と接する機会がさらに増加していくでしょう。そんな中、どのようにコミュニケーションを取り、信頼関係を構築していけばいいのか。今回は高齢者支援のエキスパートであり臨床心理士・公認心理師の扇澤史子氏を講師としてお招きし、実際に認知症の方とコミュニケーションをとる際に実践できる心得やテクニックなどを具体的に紹介していただきます。
株式会社ウェルビト公式サイト:https://mi-ka-ta.jp/
認知症者数は増加の一途、2050年には1,000万人を超えるという推計も
少子高齢化が進む昨今の日本において、認知症者数は増加の一途をたどっています。厚生労働省の統計によると、2012年に462万人だった認知症者数は、2025年には730万人に、そして2050年には1,016万人にまで達すると推計されています(図1:尚、ここでの人数は各年齢の認知症有病率が上昇すると仮定した場合の数値)。2050年には65歳以上の高齢者数が3,888万人になると推計されていることから(令和5年版高齢社会白書より)、高齢者の約4人に1人が認知症になる、という計算となります。
増加する認知症者数への対応として、国もさまざまな取り組みを始めています。2012年に「認知症施策推進5カ年計画(オレンジプラン)」、2015年には「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」が策定され、認知症の医療・研究の推進や介護体制の構築などの取り組みが始められました。また2023年に成立した「共生社会の実現を推進するための認知症基本法(認知症基本法)」は、認知症の方が自身の尊厳を持ち、希望を抱いて生活を送れるようにすることを目的に成立した法律で、具体的には認知症についての国民の理解の増進や認知症者の社会参加機会の確保、保健医療サービスや福祉サービスの提供体制の整備などが基本的施策として挙げられています(表1)。
認知症になってもその人らしく、地域での生活を継続できる社会の実現へ
こうした国の施策の根底にあるのは、「認知症になってもその人らしく、地域社会での生活を継続できる社会をつくること」であると言えます。
上記の通り、認知症者数は今後も増加していく見込みですが、認知症になったからと言って、全ての方がグループホームなどの施設に入るわけではありません。むしろ地域で、そしてご自身の自宅での生活を望む方のほうが圧倒的に多いでしょう。そういった将来に備えて、認知症になっても自らの意思によって日常生活および社会生活を営むことができる、そんな社会でありたいという願いが込められていると考えられます。
そして、この考えは、「一人一人の多様な幸せを実現できる社会を目指す」という私たちウェルビトのミッションとも通ずる部分が多くあります。
2040年には一人暮らしの認知症者数が217.8万人に
ところで、2023年7月4日のプレスリリースで紹介した通り、現在の日本では単身高齢者の数も増加しています。国の統計によると、高齢者人口における一人暮らしの比率は今後も増加し続ける見込みです(図2)。
こうしたデータをもとに、私たちウェルビトは一人暮らしの認知症者数の推移を独自に推計しました。その結果、2040年には一人暮らしの認知症者数が217.8万人にまで達する見込みであることがわかりました(図3)。この結果は、単身高齢者の地域生活をサポートするケアマネージャーの方々にとって、今後認知症はより身近なものとなり、そして今まで以上にそうした方々とのかかわりが多くなる可能性が高い、ということを意味します。
では、ケアマネージャーの方々にとって認知症がより身近になるとどのような変化があるのでしょうか。一つは、本人とのコミュニケーションがより重要になります。一人暮らしの高齢者とのコミュニケーションは、社会的孤立を防ぐ意味でも非常に重要ですが、認知症になると認知機能が低下することにより、もの忘れが多くなったり、場所がわからなくなり徘徊するといった問題を引き起こしがちで、ケアマネージャーの方々にとっては、接し方に困り、どのような言葉をかけてよいか迷う場面も多いと聞きます。
そこで今回、認知症をはじめとする高齢者支援の最前線で活躍されている臨床心理士・公認心理師の扇澤史子氏を講師としてお招きし、「認知症の方に安心感を与えるコミュニケーションのコツ」というテーマで勉強会を企画する運びとなった次第です。
認知症の方とコミュニケーションをとる際のコツを事例とともに紹介
今回、講師を務める扇澤氏は、臨床心理士・公認心理師として、認知症やうつ病などの精神疾患の高齢者やその家族への心理的サポートなどを専門に行っています。認知症と診断された高齢者や家族は、認知症になったことや生活動作ができなくなっていくことなど、さまざまなことに対して葛藤を抱えます。扇澤氏は、そうした高齢者や家族の苦悩や葛藤に耳を傾け、心理的な負担を和らげるとともに、よりよい生活を送るための支援を行っているこの分野のエキスパートです。今回は高齢者の日常生活を支援する機会の多いケアマネージャーの方々向けに、認知症の方と“信頼関係を構築するため”にどのようなコミュニケーションの取り方がよいか、といった実践的なテーマで講演していただきます。
勉強会当日は扇澤氏の講演後、質疑応答の時間も予定しております。ウェルビト勉強会では毎回、参加者から数多くの質問が寄せられるため、時間の許す限り登壇者に答えていただくかたちをとっています。現場のリアルな疑問・質問に対し、第一人者が知識と経験を踏まえて答えてくれるため、参加者の満足度も非常に高くなっています。ぜひ一度ご参加ください。
■ 認知症の方に安心感を与えるコミュニケーションのコツ
日時:2024年3月19日(火) 18〜19時
会場:オンラインライブ開催(Zoom)
講師:扇澤史子 (臨床心理士・公認心理師)
参加費:無料
https://mi-ka-ta.jp/study_session/study_session_2403_2/
2024年3月のウェルビト勉強会の予定および取材について
ウェルビトでは、単身高齢者に関するテーマについて専門家が解説する「ウェルビト勉強会」を毎月開催しております。今月は上記「認知症の方に安心感を与えるコミュニケーションのコツ」以外に下記の内容を予定しております。ウェルビト勉強会は取材も受け付けております。取材のご希望がございましたら下記のメールアドレスまでご連絡ください。
【2024年3月開催のウェルビト勉強会】
おひとりさまにこそ知ってほしい遺贈寄付の基本と実例
日時:2024年3月12日(火) 18〜19時
会場:オンラインライブ開催(Zoom)
講師:堀内貴敬 (司法書士)
参加費:無料
https://mi-ka-ta.jp/study_session/study_session_2403_1/
取材のお申し込み:下記メールアドレスまでご連絡ください
contact@welbito.com
担当者コメント
株式会社ウェルビト担当・松本哲
私たちは同じ志を持った仲間によって立ち上げた会社です。「身元保証人がいないという理由で施設に入所できず、結果的に望むような人生を送れない」という“負”を解消し、ひとりひとりが自分らしく生きられる社会の実現に寄与したいー、そんな想いを共有したメンバーによって構成されています。構成メンバーは医療・介護・法律の専門家のほか、マーケティング、デザイナー、編集者など多彩な顔触れ。多様な視点から社会課題の解決につながる新たなサービスの提供に取り組んでまいります。
株式会社ウェルビトについて
【会社概要】
社名:株式会社ウェルビト
本社所在地:東京都新宿区四谷三丁目13番4号
代表取締役:堀内貴敬 山内 悠
事業内容:施設入所に特化した身元保証サービス
設立: 2023年3月2日
HP:https://mi-ka-ta.jp/
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