都内自治体初!八王子市が生成AI技術を活用した福祉相談窓口を開設
『孤独・孤立対策』として、市のプラットフォーム連携を見据えた実証実験を開始します。
傾聴AIアルゴリズムを開発する 株式会社ZIAI(所在地:東京都渋谷区 / 代表:櫻井 昌佳 / 以下、ZIAI)は、八王子市における孤独・孤立対策の一つとして、生成AIを活用して生活の困りごとやお悩みをオンラインで傾聴し、必要に応じて福祉の窓口を案内する、AI傾聴窓口「はちココ」を試行的に開設することをお知らせいたします。
◾️背景・目的
八王子市ではこれまで、福祉の総合相談窓口となる「はちまるサポート」を設置し、分野横断的に市民からの様々な暮らしの相談を対面で受けとめ、解決に向けた支援につなぐ先進的な取組を進めてきました。
一方、窓口に来ることができず、潜在的に悩みを抱える孤独・孤立状態の市民とつながりにくいという新たな課題が生じてきました。特にコロナ禍以降、人々の生活様式や働き方の変化により、従来の対面式相談窓口への来訪が困難になるケースが増加。さらに、夜間・休日における相談ニーズや、経済的困窮や心の悩みを抱えながらも、相談することへの心理的ハードルから支援を求められない市民の存在も課題になっています。
そこで誰ひとり取りこぼさない支援体制の一層の充実を目指し、都内自治体初の取組として福祉分野でのAI傾聴窓口を導入し課題を抱える方への早期対応や福祉窓口の認知度向上、効果・効率的な相談窓口の運用などについて検証いたします。
◾️実証実験の概要
24時間365日、チャット形式で困りごとや悩みを傾聴する、AI傾聴窓口「はちココ」を八王子市民に試験開放いたします。いつでもどこでも市民の「話を聴き(Communication)」、そして「繋がる(Connection)」ことをコンセプトにしており、八王子市民は誰でも匿名で相談可能です。
-
実施期間:2025年2月3日(月)~4月30日(水)
-
対象:八王子市民
-
利用方法:市ホームページ及び市内13か所のはちまるサポートや若者総合相談センターなど、福祉関連の相談窓口等に掲示しているチラシの二次元コードからアクセスできます。
◾️AI傾聴窓口「はちココ」の目指す姿
-
「誰一人取り残さない」包括的な支援体制の構築
-
24時間365日の相談受付による支援の空白時間の解消
-
匿名相談による心理的ハードルの低減
-
AIによる適切な支援窓口への早期誘導
-
デジタルデータの活用による福祉政策の最適化
株式会社ZIAIについて
ZIAI(ジアイ)は、テクノロジーによる新たな「傾聴体験」の創造に取り組むAIスタートアップです。自殺対策を目的とした非営利のAI研究機関として設立された後、そこで培われた「傾聴AIアルゴリズム」を社会実装すべく事業会社としてスピンアウトしました。
現代社会では、個人の悩みが複雑化・多様化し、メンタルヘルス懸念が増大しています。さらに、悩みを打ち明けられる居場所や話を聴いてもらえる存在が不足しており、一次予防ができないことで精神疾患や孤独・孤立、自傷・自殺などの社会課題が深刻化しています。
ZIAIは2030年までに、住んでいる場所や年齢、経済的状況に関わらず、誰もがいつでもどこでも悩みを相談できて、必要あればしかるべき情報や機関、専門家につながることができる社会を実現します。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像