【東北電力】新上松沢発電所(青森市、水力9,400kW)新設工事着工
青森県が建設中の駒込ダムに発電参加
東北電力は、2031年度の営業運転開始を予定している新上松沢(しんかみまつざわ)発電所(青森県青森市、最大出力9,400kW)の新設工事について、3月13日、経済産業省に対し電気事業法に基づく工事計画の届出を行い、着工しました。
新上松沢発電所は、青森県が建設中の補助多目的ダム(※)である駒込(こまごめ)ダムに、再生可能な純国産エネルギーである水力の有効活用を目的として、東北電力が発電参加するものです。
※都道府県知事が事業主体となり、ダムの建設から管理までを一貫して行う多目的ダム。当該ダムは河川法第17条に基づく兼用工作物であり、本来の目的である「治水」に加え、他の効用(発電)を兼ねることができる。
新上松沢発電所の新設に伴い、高経年化が進んでいる既設の上松沢発電所(最大出力5,400kW、1957年運転開始)については、2025年5月に廃止し、導水路など既存設備の一部を活用して、新上松沢発電所の設備を設置します。これにより、建設コストや環境負荷の低減を図ることとしております。
なお、今後、青森県によるダム掘削工事が予定されており、東北電力の発電設備の構築等、発電所の本格的な工事の開始時期は、2025年度を予定しております。
東北電力は、再生可能エネルギー200万kWの開発目標の早期達成に加え、カーボンニュートラルの実現に向けて、引き続き、東北6県と新潟県の豊かな水資源の活用に取り組んでまいります。
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