【大府市×TRILL】NPO法人TRILLは、愛知県大府市における部活動地域展開事業として「おおぶ地域クラブ」を発足、新規会員の参加申込受付を開始します。

～令和7年1月のトライアル事業を経て、地域クラブ活動の本格始動に向けた新規会員募集がスタート～

NPO法人TRILL

2025年6月12日 10時00分

　愛知県大府市に拠点を構えるNPO法人TRILL（所在地：愛知県大府市、以下、TRILL）は、2013年より大府市内でダンススタジオ（https://www.trill-danceclass.com）やアートスクール（https://www.trillartclass.com）を展開。ダンスとアートを通じて子どもたちの「居場所づくり」と「健全育成」に取り組んできました。その実績/経験を活かし、この度、愛知県大府市における部活動地域展開に関わる運営業務を受託し、「おおぶ地域クラブ」を発足、2025年（令和7年）6月12日（木）より、新規会員(参加者)の申し込み受付を開始いたします。

■背景：部活動の地域展開と地域支援の必要性

　文部科学省では、教員の負担軽減（働き方改革）や少子化による部員数の減少、地域資源の活用を背景・目的に、学校内で行われていた部活動の一部または全部を、地域のスポーツ・文化団体などの外部機関に段階的に移行する政策・取り組みを推進しています。

　大府市は、愛知県内でも教育や健康政策に積極的な自治体の一つであり、部活動の地域展開にも段階的に取り組んでいます。TRILLは、活動拠点とする大府市の取り組みにおいて、子どもたちの「成長」・「居場所」というキーワードから、自身の興味・関心に基づいて仲間とともに成長することができる場を持続的に提供することが、TRILLが培ってきたノウハウをもって、実行可能なミッションと捉え、参画することといたしました。

　TRILLは、大府市が令和7年1月に実施した地域クラブのトライアル事業(参照：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000128482.html)についても受託しており、大府市で部活動の地域展開を実施するための制度設計を進めてまいりました。その実績を踏まえ、地域に密着したスポーツ・芸術活動の支援を本格的に展開します。この取り組みは、国および愛知県が推進する「部活動の地域移行」政策に基づき、大府市が進める子ども支援施策の一環として位置づけられています。

■TRILLが「おおぶ地域クラブ」で果たす役割

　今回の運営業務で、TRILLは以下の役割を担います。

地域クラブ活動（スポーツ・文化）の企画・運営
指導者との契約と各クラブへの配置
参加希望者（中学生）への募集対応、申込受付、参加管理
活動場所の調整や安全管理の支援
学校や自治体との連携・調整業務　等

　これらを通じて、部活動の地域展開が「形だけの移行」とならず、子どもたちが安心して意欲的に参加できる環境づくりに貢献していきます。

■TRILLが目指す「おおぶ地域クラブ」の姿

　TRILLは、「おおぶ地域クラブ」が目指す基本理念を定め、子どもたちの成長を支援してきた豊富な経験を活かし、以下のような取り組みを行います。

基本理念

【多様な価値観を持つ子どもたちが集まり、地域一体となったスポーツ・文化活動を通じて、ともに成長できる機会を創出する持続的な活動の場】

指導者２名の配置：技術の習得だけでなく、楽しみたい気持ちの子どもたちを取り残さないように指導者２名の指導を実施。

地域連携：地域の施設や団体と連携し、学校内外の活動場所を提供。地域全体で子どもたちを支える仕組みを作ります。
多様な活動機会：スポーツや文化活動など、多岐にわたる選択肢を提供し、子どもたちが興味を持ちやすい活動を選べるようにします。
安心安全な「居場所づくり」の推進：保護者・平日の部活動の顧問とも連携し、安心安全を第一に子どもたちが自分を表現できる場としての居場所づくりを重視します。