【カートシステムのリプレイスに関する実態調査】検討理由は「ランニングコストを削減するため」が41.4％　システム選定において重視したことは「セキュリティ」

〜リプレイスによって得られた改善点内容も明らかに〜

株式会社フルバランス

2024年11月20日 11時00分

　株式会社フルバランス（本社：東京都新宿区、代表取締役：原田真緒）は、自社のECサイトにおけるカートシステムのリプレイスを行ったことがある方111名を対象に、カートシステムのリプレイスに関する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。

01｜カートシステムのリプレイスを行った理由、「ランニングコストを削減するため」が4割以上
02｜リプレイスのシステム選定において重視した点、「セキュリティなどの安全性」（44.1%）や「使いやすさ」（40.5%）が上位に
03｜リプレイスによって、「多様な決済方法への対応」（35.1%）や「内製化のしやすさ」（31.5%）などの改善を実感

本調査のダウンロードはこちら：https://pr.fbl.jp/dl-1-1-cat4bg

■調査概要

調査名称：カートシステムのリプレイスに関する実態調査
調査方法：IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間：2024年10月31日〜同年11月1日
有効回答：自社のECサイトにおけるカートシステムのリプレイスを行ったことがある方111名

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

≪利用条件≫

1　情報の出典元として「株式会社フルバランス」の名前を明記してください。

2　ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。

URL：https://fbl.jp/

■カートシステムリプレイスの理由、「ランニングコストを削減するため」が4割以上

　「Q1.カートシステムのリプレイスを行った理由を教えてください。（複数回答）」（n=111）と質問したところ、「ランニングコストを削減するため」が41.4%、「セキュリティを強化するため」が37.8%、「機能性/拡張性を重視したいため」が35.1%という回答となりました。

ランニングコストを削減するため：41.4%
セキュリティを強化するため：37.8%
機能性/拡張性を重視したいため：35.1%
デザインの自由度を高めるため：29.7%
動作速度を改善するため：28.8%
BtoBに対応するため：23.4%
複数サイト・ブランドを一元管理するため：18.0%
モバイル対応を強化するため：17.1%
越境ECに対応するため：12.6%
UI/UXを改善するため：9.0%
その他：0.9%

ーカスタマイズしやすくなる
わからない/答えられない：7.2%

■リプレイス後に導入したシステム、「パッケージ型（「ecbeing」や「MakeShop」など）」が34.2％

　「Q2.リプレイス後に導入したシステムの種類を教えてください。」（n=111）と質問したところ、「パッケージ型（「ecbeing」や「MakeShop」など）」が34.2%、「ASP型（「Shopify」や「BASE」など）」が29.7%という回答となりました。

オープンソース型（「EC-CUBE」や「WooCommerce」など）：15.4%
ASP型（「Shopify」や「BASE」など）：29.7%
パッケージ型（「ecbeing」や「MakeShop」など）：34.2%
フルスクラッチ型（独自開発）：6.3%
その他：0.9%
わからない/答えられない：13.5%

■リプレイス時のシステム選定において重視した点、第1位「セキュリティなどの安全性」、第2位「使いやすさ」

　「Q3.リプレイスを進める際、システム選定において重視した点を教えてください。（複数回答）」（n=111）と質問したところ、「セキュリティなどの安全性」が44.1%、「使いやすさ」が40.5%、「集計や分析のしやすさ」が35.1%という回答となりました。

セキュリティなどの安全性：44.1%
使いやすさ：40.5%
集計や分析のしやすさ：35.1%
サポート体制の充実さ：33.3%
提供企業の実績：28.8%
コストの低さ：27.0%
カスタマイズの柔軟さ：23.4%
既存システムとの連携のしやすさ：18.9%
必要に応じた機能追加など拡張のしやすさ：8.1%
その他：0.0%
わからない/答えられない：6.3%

■カートシステムのリプレイスに要した期間、「3ヶ月～6ヶ月未満」が35.1%で最多

　「Q4.カートシステムのリプレイスに要した期間を教えてください。」（n=111）と質問したところ、「3ヶ月〜6ヶ月未満」が35.1%、「1ヶ月～3ヶ月未満」が27.0%という回答となりました。

1ヶ月未満：2.8%
1ヶ月～3ヶ月未満：27.0%
3ヶ月～6ヶ月未満：35.1%
6ヶ月～1年未満：13.5%
1年以上：8.1%
わからない/答えられない：13.5%

■リプレイス時に直面した課題、「リプレイスに向けた社内説得・合意形成」や「既存システムとの連携」など

　「Q5.カートシステムのリプレイスを進める中で、直面した課題を教えてください。（複数回答）」（n=111）と質問したところ、「リプレイスに向けた社内説得・合意形成」が37.8%、「既存システムとの連携」が36.0%、「新システムの操作に慣れるまでの社員トレーニング」が35.1%という回答となりました。

リプレイスに向けた社内説得・合意形成：37.8%
既存システムとの連携：36.0%
新システムの操作に慣れるまでの社員トレーニング：35.1%
データ移行の複雑さ：34.2%
外部サービスとの連携：27.9%
顧客サポート体制の再構築：20.7%
ユーザー体験（UX）の変化：9.9%
その他：0.0%
特にない：0.9%
わからない/答えられない：8.1%

■約3割が、「希望するカートのみの制作を行なっている会社」にリプレイスを依頼

　「Q6.リプレイスの依頼先として該当するものを教えてください。」（n=111）と質問したところ、「希望するカートのみの制作を行なっている会社」が29.7%、「カートシステム会社からの紹介」が25.2%という回答となりました。

複数カートの制作を行なっている会社：23.5%
希望するカートのみの制作を行なっている会社：29.7%
カートシステム会社からの紹介：25.2%
社内エンジニア：11.7%
フリーランス：0.0%
その他：0.0%
わからない/答えられない：9.9%

■リプレイスによって改善された点、「多様な決済方法への対応」や「内製化のしやすさ」が上位

　「Q7.カートシステムのリプレイスによって改善された点を教えてください。（複数回答）」（n=111）と質問したところ、「多様な決済方法への対応」が35.1%、「内製化のしやすさ」が31.5%、「カート内商品の表示・編集機能の改善」が28.8%という回答となりました。

多様な決済方法への対応：35.1%
内製化のしやすさ：31.5%
カート内商品の表示・編集機能の改善：28.8%
SEO評価：23.4%
モバイル端末での使いやすさの向上：23.4%
在庫管理の精度向上：23.4%
クーポン・ポイント機能の拡充：19.8%
顧客データの統合と分析機能の強化：16.2%
運用コストの削減：15.3%
他社サービスとの連携強化：12.6%
パーソナライゼーション機能の導入：7.2%
多言語・多通貨対応：5.4%
その他：0.9%
特になし：1.8%
わからない/答えられない：7.2%

■「コストが下がった」や「セキュリティ向上」などの声も

　Q7で「特になし」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q8.Q7で回答した以外に、リプレイスによって改善された点があれば、自由に教えてください。（自由回答）」（n=101）と質問したところ、「コストが下がった」や「セキュリティ向上」など50の回答を得ることができました。

＜自由回答・一部抜粋＞

コストが下がった。
業務の効率化、時間短縮。
元々は卸売用サイトであったが、小売にも対応できるようになった。
業務がある程度、簡略化できた。
セキュリティ向上。
迅速性。
劇的に今迄の負担が減った。

■まとめ

　今回は、自社のECサイトにおけるカートシステムのリプレイスを行ったことがある方111名を対象に、カートシステムのリプレイスに関する実態調査を実施しました。

　まず、カートシステムのリプレイスを行った理由として、41.4%が「ランニングコストを削減するため」と回答しました。リプレイス後のシステムは「パッケージ型」が34.2%と最も多く導入されています。また、システム選定で重視された点として、「セキュリティなどの安全性」（44.1%）と「使いやすさ」（40.5%）が上位に挙がっています。さらに、リプレイスにかかった期間は、「3ヶ月〜6ヶ月未満」が35.1%で最も多く、進行中に直面した課題として「社内説得・合意形成」（37.8%）などが挙げられました。リプレイスを依頼した先としては「希望するカートのみの制作を行なっている会社」が29.7%で最多となっており、リプレイスによって「多様な決済方法への対応」（35.1%）や「内製化のしやすさ」（31.5%）が改善されたと答えています。

　今回の調査では、自社ECサイトのカートシステムのリプレイスが、企業の効率化やセキュリティ強化に寄与していることが確認されました。EC市場の成長が続き競争が激化する中で、コスト削減や柔軟なシステム対応、多様な決済手段への対応が重要視されており、こうしたリプレイスが今後の売上最大化や、顧客満足度の向上に繋がっていくでしょう。

本調査のダウンロードはこちら：https://pr.fbl.jp/dl-1-1-cat4bg

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