未来のゴミ分別アプリ「Trash Lens」、東京都「サーキュラーエコノミーの実現に向けた社会実装化事業」に採択

Trash Lens株式会社

誰もが意識することなくより良い資源活用を行える社会の実現を目指すTrash Lens株式会社(東京都新宿区、代表取締役:山本虎太郎)は、東京都および公益財団法人東京都環境公社が実施する「サーキュラーエコノミーの実現に向けた社会実装化事業(補助事業)」に、「アプリ『Trash Lens』を活用した衣類リペア・リユース促進事業」が採択されたことをお知らせいたします。

アプリ紹介ページ: https://trashlens.com

App Store URL : https://apps.apple.com/jp/app/trash-lens/id1640726539

Google Play URL: https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.trashlens.android

採択事業について

東京都は「2050年CO2排出実質ゼロ」に貢献する「ゼロエミッション東京」の実現に向け、サーキュラーエコノミーへの移行を推進しています。今回、地域密着型のサーキュラーエコノミーの実現を目指す取組の社会実装化を支援する本事業において、全6件が選定され、その中の1件として当社の提案事業が採択されました。

事業期間は令和7年9月から令和8年2月までを予定しています。

本事業で実現すること

現在、ファッション産業における大量生産・大量消費・大量廃棄は世界的な課題となっていま

す。環境省の報告によると、日本では一人当たり年間に約12枚の服を手放し、そのうち約68%が

焼却・埋め立てで処分されています。(出典:環境省ウェブサイト)

本事業では、ゴミ分別アプリ「Trash Lens」内に衣類のリペア・リユースを促進する新しい仕組みを構築します。地域の住民と近隣のリペア・リユース事業者をつなげることで、不要な衣類を「ゴミ」として捨てるのではなく、修繕や再利用という選択肢を提案します。

まず、その取り組みとして、「Trash Lens」を通じて本事業の協力団体である「TailorYou」のオンラインリメイクサービスとの連携システムを構築しました。これにより、ゴミとして廃棄されているはずだった衣類を有効活用し、都内で新たな衣類循環の流れを定着させることを目指します。

今後もさらに連携事業者を拡大していく計画です。

Trash Lensで撮影された「気に入らない服」が、TailorYouで「お気に入りの服」へ生まれ変わる

コメント

黒川明日香・TailorYou 共同代表

金坂純伶・TailorYou 共同代表

「私たちはこれまで、新たな服を探すとき、古着を買うとき、お下がりや『ちょっと違った』と感じたときなど、さまざまな場面で一人一人の『理想の形』を実現するために、服を作れる人とのマッチングを進めてきました。今回はその中でも、もう捨てる寸前にあるけれど本当はお気に入りで捨てたくない服や、自分に合わないから捨てるしかないと思っていた服が、理想の一着として生まれ変わる体験を提供します。ヨーロッパではすでにファストファッションや服の廃棄が制限されている地域もあり、服の循環システムは日本でもますます重要になっていきます。気に入らない服やサイズが合わなくなった服でも、自分の理想のままにリメイクすることで再び大切に着られる——そんな新しいファッションの楽しみ方を、ぜひ体験してみてください。」

TailorYouとは

TailorYouは、「欲しい服のイメージはあるのに見つからない」を当たり前にしないために、妥協ではなく “自分にとってのベストの服” を実現することを理念に掲げるリメイクのプラットフォームです。理想の服がある方と服を作れるテイラーをつなぎ、既存の服を “理想のかたち” へ近づけるリメイクのオーダーを気軽に依頼できます。プロのデザイナーから服飾学生、裁縫が得意な方まで多様な作り手が参加し、写真とテキストで要望を共有してマッチングするシンプルな仕組みで、価格やハードルを抑えながら高い満足度を目指しています。現在は依頼者用の公式LINEで依頼を募集、テイラー用の公式LINEで作りたいものを選択できる形にしています。オンラインでのマッチング運用に加え、アイデアの可視化や実際に制作・相談の場として対面イベントも随時開催しており、共創のコミュニティを広げています。

”選ぶ” が中心の時代に “つくる” という選択肢を加え、クローゼットや倉庫に眠る一着を新たなお気に入りへと生まれ変わらせる、循環型のファッション体験を提案します。

未来のゴミ分別アプリ「Trash Lens」とは

モノを捨てようとした時に出てくる「これってどうやって捨てるの?」という疑問。Trash Lensは、スマホでかざすとその疑問に5秒で答えます。同時に、AIが、画像から検出した特徴から資源としての価値を見つけ、利用者にとって満足度の高い手放し方を提案します。

「これってどうやって捨てるの?」から、価値を最大化させる

手放すモノ・手放されるモノに価値を見出す人が増えています。かつては捨てられていたモノが、リユースで新しい持ち主の元で再出発したり、アップサイクルという形で新たな価値を生み出しています。

一方、不要になったモノを無造作に捨ててしまうと、環境負荷の高い形で処理をすることになります。近年、ゴミを適切に処理するために分別の種別が増加傾向にあり、汚れなど特別な条件によって異なる分別方法になるケースもあり複雑です。生活者がその変化に対応することは困難を伴います。その上、リユース・アップサイクルなど一歩踏み込んだ資源活用法を検討することは面倒であり、比較検討する手段も限られています。

Trash Lensは誰もが意識することなくより良い資源活用を行える社会の実現を目指し、手放すモノをパッと撮るだけで価値を最大化する仕組みを構想し、開発しました。

「これって他の人には価値があるのでは?売れるかも!」という意識は必要なく、「これってどうやって捨てるの?」という利用者の疑問にパッと答えます。同時に、AIが画像から検出した特徴をもとに、リユースやアップサイクルを行う人々を提示します。モノが持つ資源としての価値を最大化するだけでなく、利用者にとっても満足度の高い手放し方を提案します。

撮って5秒でゴミの未来が変わる

フリマアプリは便利にモノをリユースすることができます。一方で、手放そうとしているモノを必要とする人がいるだろうと想定し、その人に届けるための撮影や文章を書く手間が面倒、と感じる人は敬遠してしまいます。自治体のゴミ分別では、分別カレンダーやアプリのページをめくったり、あいうえお順から分別方法を探すのを手間に感じる人が多く、分別以外の活用法が見つかることはあまりありません。Trash Lensは、撮るだけでゴミの種別を判別し、どの分別に当てはまるかを提示します。また、その画像から、AIが検出した特徴をもとに、すぐにリユース・アップサイクルの可能性を提示します。この一連の流れにより、これまでフリマアプリからこぼれ落ちていたモノ達の資源化も図れます。

カメラで不要なモノを撮ると、5秒でAIが種類・特徴を検出
検出された情報をもとに、登録した自治体・現在地の自治体・現在地の施設での捨て方と、リユース・アップサイクルなどの可能性も提示

代表者の思い

代表の山本は、幼い頃から手放すモノに価値を見出す目を持ち続けてきました。小学生の時には、お菓子の筒を灯台にしたり、緩衝材をビルにしたりして家の中に小さな街を作るなかで、「何も考えずにゴミを捨てるのは勿体無い」と感じるようになりました。中学校に上がってからも、適当に捨てられてしまっている教室のゴミ箱を勝手にひっくり返して分別し、ゴミの資源化にこだわり続けていました。しかし、クラスの友人から「世の中たくさんのゴミがあるのだから、君がこの教室のゴミだけ分別しても無駄だ」と言われ、ゴミ問題を大元の仕組みから解決することを志すようになりました。

そして高校生になり、Trash Lensの原型となるアプリを開発しました。大学入学後、インターンとして株式会社ピリカに従事し、環境問題に対しビジネスとしてアプローチする現場に触れました。そうしたアプローチは社会に影響を与える規模に拡大するということを実感し、Trash Lensプロジェクトが始動しました。

緩衝材や牛乳パックでビルなどの建物を作り、家の中で小さな街を作っていた幼少期
高校生の時に開発したTrash Lensの原型
Trash Lens株式会社

Trash Lens株式会社

会社名:Trash Lens株式会社
所在地:東京都新宿区西新宿3丁目3番13号西新宿水間ビル6階
代表者:代表取締役 山本 虎太郎
設立:2023年7月
サービスHP:https://trashlens.com/
企業HP: https://trashlens.co.jp/
メール: yamamoto@trashlens.co.jp

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会社概要

Trash Lens株式会社

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URL
https://trashlens.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿3丁目3番13号 西新宿水間ビル6階
電話番号
080-6000-6596
代表者名
山本虎太郎
上場
未上場
資本金
230万円
設立
2023年07月