葬儀にかかるお金、知っていますか?約6割が葬儀について「後悔していることがある」と回答後悔の理由1位は、6年連続で「適正価格」
~納得できる葬儀のためには、事前の情報収集が大切~
全国どこでも安心・安全に、そして後悔のないお葬式やライフエンディングを迎えられる世の中を目指し、トータルサポートを提供する、燦ホールディングス株式会社(東京本社:東京都港区、大阪本社:大阪市北区、代表取締役社長:播島聡、東証プライム:9628)は、首都圏・近畿圏で喪主または葬儀を執り行った経験がある40~70代の男女1,000名を対象にライフエンディングに関する意識調査を実施しました。

第6回目となる今回の調査では、小規模葬儀や終活に対する関心の高まりに加え、「誰に相談すればよいかわからない」といった不安の声も多く寄せられました。人生の締めくくりを、悔いなく、自分らしく迎えるために。変化する人々の意識やニーズとともに、葬儀のいまを、調査データから紐解いてまいります。
〈調査サマリー〉
■「家族が亡くなる前」の段階で葬儀社を探す人が約4割以上という結果に(36.1%)。
納得できる選択のためには事前の準備が重要。
■葬儀のことで知っていればよかったことがある人は全体の 6 割強(64.4%)。
具体的には「適正価格」が 6年連続で2位と大きく差をつけ1位(45.7%)。
■葬儀以外で知っていればよかったことがある人は過半数を占め(55.5%)、
1位は「相続について」(19.7%)。事前の知識と終活が、トラブルや後悔を防ぐカギに。
■葬儀のことを誰かに相談している人は 8 割強(83.8% )。
約3人に1人(33.5%)が葬儀について葬儀社に相談しているという結果に。
専門家に早期相談をするという意識が浸透し始めている。
■「第6回 ライフエンディングに関する意識調査」概要
調査期間:2025年3月3日(月)~3月8日(土)
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査対象者:首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)、近畿圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県)で喪主もしくは葬儀を執り行った経験のある40~70代の男女
回答者数:1,000名
調査主管:燦ホールディングス株式会社
調査結果をご紹介いただく際は【燦ホールディングス「ライフエンディングに関する意識調査」より引用】と注釈をご記載ください。
調査①
「家族が亡くなる前」の段階で葬儀社を探す人が約4割以上という結果に。
納得できる選択のためには事前の準備が重要。

葬儀社を探したタイミングについて尋ねたところ、全体の約6割(63.9%)は「家族が逝去したため」と回答。一方、残りの約4割(36.1%)は「家族が亡くなる前」の段階で葬儀社を探していることがわかりました。逝去前に探した理由としては、「葬儀を執り行う可能性があったため」や「故人の生前中の終活の一環として」が多く、生前から葬儀社選びを意識する人が一定数いるという実態が明らかになりました。

葬儀社を選んだ理由については、全体の約半数(45.7%)が「立地(近所・駅近など)」と回答しました。2位には「費用が安く済みそうだったから」が挙がり、葬儀の内容よりも価格を重視して選んでいる人が一定数いることが見て取れます。以上の2つの調査結果から、多くの人が「家族の逝去」というタイミングで、立地条件の良い葬儀社を選んでいる実態が明らかとなりました。一方で、事前に葬儀社を探している人も約4割存在します。一般的に、 ①ご逝去後、病院側から早めのご搬送をお願いされることが多いため ②斎場や火葬場の予約が埋まってしまう可能性 の2つの理由から、故人が逝去した際はできるだけ早く葬儀社に連絡することが望ましいとされています。そのため、「家族が逝去したタイミング」で初めて葬儀社を探し始める場合、深い悲しみの中で数時間以内に意思決定を迫られることも少なくありません。結果として、十分に比較検討ができず、後悔を残す方も。
調査②
葬儀の後悔で最多は「適正価格」、葬儀以外では「相続について」。
事前の知識と終活が、トラブルや後悔を防ぐカギに

葬儀について「事前に知っていればよかった」と後悔している人は、全体の6割強(64.4%)にのぼるという結果になりました。中でも最も多かった後悔は「適正価格が分からなかったこと」(45.7%)で、2位以下に大きな差をつけています。この傾向は、2020年度から2023年度までの調査と同様です。実際、近年では一部の葬儀社による不明瞭な料金設定がトラブルの原因となっており、葬儀業界全体でも課題として指摘されています。こうした状況の中で、十分な知識や情報がないまま葬儀社を決定してしまうと、「あのときもっと調べておけばよかった」と、人生の大切な場面で後悔を抱えることにもつながりかねません。

葬儀以外で知っておけばよかったこととして多かったのは「相続について」「お墓/霊園/納骨堂について」「遺品整理の方法」など、具体的な手続きや準備に関する内容でした。特に相続は、「まだ元気だから」「縁起でもない」と後回しにされがちなテーマですが、実際には、①遺言書の有無②財産の分け方や名義変更手続き③相続税や申告期限の確認 など、事前に把握・準備しておくべき項目が数多くあります。こうした準備がないまま最後を迎えると、遺された家族に金銭的・精神的な負担やトラブルが生じるケースが少なくありません。事前に知っておくことで、本人も家族も安心できるライフエンディングの準備。相続やお墓、遺品整理といったテーマから、一歩ずつ情報を集め、具体的な行動に移すことが大切です。
調査③
約3人に1人が葬儀について葬儀社に相談しているという結果に。
専門家に早期相談をするという意識が浸透し始めている。

全体の83.8%が「葬儀について誰かに相談したことがある」と回答しており、多くの人が葬儀に関する情報収集や準備の必要性を感じている実態が明らかになりました。相談相手は複数回答で、最も多かったのは「葬儀社」(33.5%)となっており、約3人に1人が葬儀社にも相談していることがわかります。次いで「配偶者」(28.6%)、「兄弟姉妹」(27.1%)と続きます。
家族や親族だけでなく、実務経験や専門知識を持つ葬儀社にも相談する人が多く、身近な人と同等に葬儀社のプロの意見を参考にする傾向がうかがえます。「葬儀社」が最多の相談相手となるのは3年連続であり、専門家への早期相談が一定程度浸透してきている様子も見て取れます。


自身の葬儀・家族の葬儀で葬儀社に期待することとして1位として選ばれたのは、「遺族の気持ちに立ってサポートしてくれること」、「適正な費用であること」、「わかりやすい費用明細であること」が上位という結果となりました。以上の結果から、ご自身の葬儀、ご家族の葬儀ともに葬儀社へ期待することは、「適切でわかりやすい明細の費用」と「遺族の気持ちに立った丁寧なサポート」だと明らかになりました。
約4割(36.1%)は「家族が亡くなる前」の段階で葬儀社を探していることがわかりました。備えがない場合、逝去後すぐに葬儀社を決めなければならず、十分な比較検討ができないまま決定してしまうケースが多いのが実情です。その結果、「もっと早く知っていればよかった」と後悔する人も少なくありません。実際に、約3人に1人が生前の段階で葬儀について葬儀社に相談しており、事前の備えの重要性がより高まっていることがうかがえます。故人にもご家族にとっても大切な葬儀を、後悔のないものにするためには、終活を通じて理想の最後を思い描き、必要な整理を進めておくことが重要です。さらに、信頼できる葬儀社を見つけ、早めに相談しておくことで、いざという時にも落ち着いて対応できる備えとなるでしょう。
【葬儀のプロからのコメント】後悔しない終活のために大切なこと
鎌田真紀子
(燦ホールディングス株式会社 執行役員
ライフフォワード株式会社 執行役員)
□経歴
ライフフォワード株式会社 執行役員、終活カウンセラー、国家資格キャリアコンサルタント、CS スペシャリスト。20 年以上勤務した大手生命保険会社から終活関連の業務に長く従事。ライフフォワードで運営しているポータルサイト“みんなが選んだ終活”にて、長年の経験と自身の喪主経験やお墓探しの体験などを活かして、終活全般のお客様のお困りごとの解決サポートをしている。

□コメント
一般の方は人生で葬儀を経験することが少なく知識が乏しい中で、多くの場合、短時間での判断を迫られるため、価格面やサービス面で「これで良かったのか」「もっと良い選択ができたのでは」と後悔や不満が残る場合があります。実際に葬儀や終活の現場でよく聞かれる声としては、費用相場を知らないまま進めたことで「こんなにお金がかかるなんて思わなかった」、ご葬儀の内容やその後の手続きのことで「親族間で揉めてしまった」「もっと本人の意向を聞いておけばよかった」ということが挙げられ、多くの人が「もっと早く考えればよかった」と後悔しています。
突然の別れが訪れた時に準備不足から多くの人が後悔している現実を考えると、事前に備えておくことが心の安心と家族の負担軽減につながります。
葬儀社に事前相談をすることで、費用の目安やサービスの内容を知ることができます。1社だけでなく複数社に相談・比較することで視野が広がり、“納得と安心”が生まれます。
葬儀社を頼ることは、大切な人を見送る「安心」と「納得」のための大切なパートナー選びでもあります。
■会社概要
燦ホールディングスグループは、東証プライム市場に上場する全国展開の専業葬儀事業者であり、葬祭業界のリーディングカンパニーとして、90年以上にわたり人の「最後」と真正面から向き合ってきました。
私たちは“まごころ”をもって故人をお見送りする時間を大切にし、シニア世代とそのご家族の一人ひとりの人生に寄り添いながら、葬儀は人生の最終章を締めくくるかけがえのない儀式だと伝えたいと考えます 。
また、ライフエンディングに対する啓蒙にも積極的に取り組み、ご本人とご家族が安心して最後を迎えるための準備を、社会全体で支える未来を目指しています。
これからも、人生100年時代を生きるすべての人にとって、「最後の時間が愛と敬意に包まれる社会」の実現に貢献してまいります。
企業名 :燦ホールディングス株式会社
東京本社:東京都港区南青山1-1-1 新青山ビル西館14F
TEL:03-5770-3301(代表)FAX:03-5770-3302
大阪本社:大阪市北区天神橋4-6-39
TEL:06-6208-3331(代表)FAX:06-6208-3332
設立 :1944年(昭和19年)10月2日(創業1932年8月)
資本金 :25億6,815万円
従業員数:54名(単体)、1,153名(連結)(2025年3月末現在)
事業内容:持株会社事業、不動産事業、管理業務受託事業
主要取引銀行:三井住友銀行、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、みずほ銀行

【燦ホールディングスグループ】
持株会社事業、不動産事業、管理業務受託事業
・燦ホールディングス株式会社
葬祭事業およびライフエンディングサポート事業
・株式会社公益社 ・株式会社葬仙 ・株式会社タルイ
・株式会社きずなホールディングス ・株式会社家族葬のファミーユ
・株式会社花駒 ・株式会社備前屋
葬祭関連事業およびライフエンディングサポート事業
・エクセル・サポート・サービス株式会社 ・ライフフォワード株式会社 ・株式会社クニカネクスト
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