北九州のDX先進事例を視察する「北九州DXツアー2025」(参加無料)のご案内
北九州には全国でも注目を浴びているDX先進企業があります。実際に見て、聞いて貴社のDXに活かしませんか?

公益財団法人北九州産業学術推進機構<FAIS>では、昨年に引き続き、北九州のDX先進事例を視察する「北九州DXツアー」を実施します。
今回の北九州DXツアーは、5月から6月にかけて様々な業界のDX先進企業全5社を訪問します。
ツアーでは各社が取り組んだデジタル化・DXの説明や現場見学、現地担当者との質疑応答を行います。デジタル化・DXに取り組もうとされている方々の第一歩として、様々な業界におけるDX先進事例をご覧いただける絶好の機会です!皆様のご参加をお待ちしております。
視察詳細

株式会社戸畑ターレット工作所様
【業種】製造(金属加工)
【視察日時】5月20日(火)14時~17時
【視察先】小倉南区 ※JR小倉駅から無料往復送迎バスあり
【視察先紹介】
「覇気・誠実・廉価」を企業文化とし、社員の幸せと豊かな社会づくりに貢献するため製造業DXを推進。
IoT技術を活用し、生産現場の状況をリアルタイムに把握し、自動車部品事業ではTPSを導入し改善することで生産性向上。
また、タブレットを使って内製でシステム構築し不具合情報などもリアルタイムに収集しレガシーシステムの技術的な負債を洗い出し、ITシステムとデジタル技術の最適化を目指すためのデータベース一元化プロジェクトを進行中。
製造業DXに取り組んだ事により、生産データへのアクセススピードが向上したことでPDCAのスピードが飛躍的に早くなり生産性を向上させ一人あたりの付加価値額(労働生産性)が向上。

株式会社桃源舎様
【業種】農業
【視察日時】5月29日(木)14時~17時
【視察先】みやこ町 ※JR小倉駅から無料往復送迎バスあり
【視察先紹介】
2006年に創業し、直営農場「マザーランド」での生産のほか、九州各地の農家から入荷する「ひと味違う」こだわり野菜の卸売と直販を行う農業ビジネスのリーディングカンパニーとして順調に業績を伸ばしてきた。しかし、「経験と勘」頼りの作業行程、不安定な収益構造といった中小規模農家共通の課題を抱えていた。
課題解決へ向けて、農業支援システムから得られる作業記録と育成記録を中心に新規導入。さまざまな農業センサーや情報連携ツールとデータ連携し「見える化」することで、情報連携の最適化を実施。この結果、生育が安定し、利益の確保および収益構造の改善を実現。

クラウン製パン株式会社様
【業種】製造(食品)
【視察日時】6月5日(木)14時~17時
【視察先】小倉北区 ※JR小倉駅から無料往復送迎バスあり
【視察先紹介】
DXを通じて、ビジネス機会を逃さず攻めの姿勢を持つと同時に、ビジネス環境の変化に迅速に対応する守りの姿勢の両立を目指すビジョンを設定。このビジョンの実現のために、当社はC4Iシステムの思想を取り入れてデジタル技術を活用し、社内システムを構築。この取り組みによって、現場情報はリアルタイムでクラウドに集約され、経営層は進行中のプロジェクトや業務状況を正確に把握し、迅速な意思決定が可能に。その結果、情報の漏れや伝達ミスが減少し、経営層や中間管理層が本来の業務に集中できるようになり、組織の運営速度が大幅に向上。

株式会社西原商事ホールディングス様
【業種】廃棄物処理・運輸
【視察日時】6月12日(木)14時~17時
【視察先】八幡西区
【視察先紹介】
創業53年『BEETLE』の愛称とともに、リサイクル・廃棄物処理事業を北部九州で展開し、環境関連システム事業では商圏を全国に広げてきた。デジタル活用によって自社において働きやすい環境を追求し、事業の持続性や競争力を高めると同時に、蓄積した情報を活用することで新たなサービスの創出にも繋がっている。
例えば、全国の排出事業者の資源循環促進やカーボンニュートラル実現の支援システムや、運送の効率化を起点としたドライバー不足に対応するアプリケーション等。
これら業界横断型のDXの取り組みに対しては、第1回北九州DX大賞グランプリ受賞、経済産業省DXセレクション2024準グランプリ受賞と対外的な評価も高まっている。

グランド印刷株式会社様
【業種】印刷
【視察日時】6月17日(火)14時~17時
【視察先】門司区 ※JR小倉駅から無料往復送迎バスあり
【視察先紹介】
1969年創業の印刷会社として、サイン事業、デジタルプリント、段ボールディスプレイなど多様な事業を展開。東京進出とリーマンショックを経て、デジタル化の必要性を痛感し、2009年からDXに着手。広告代理店や同業者からの下請け体質から脱却し、直接エンドユーザーと繋がるビジネスモデルへ転換。また、クラウドツールの導入や基幹システムを自社開発し、情報の一元管理を同時に推進。これにより業務効率が向上し、多様な働き方が可能に。DXの定着により、新規事業が次々と立ち上がる企業風土へと変革し、人材育成を目的とした多角化経営を進めている。これらの取り組みが認められ、経済産業省のDXセレクション2023で準グランプリを受賞、2024年度版「中小企業白書」に取組事例として掲載
お申込みとお願い
参加希望の方は下記ページよりお申し込みください。
https://www.ksrp.or.jp/robo-dx/blog/archives/2025/009833.html
なお、お申込に際しては下記についてご留意ください。
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参加チケットは「選考」とさせていただいております。申込締切は開催1週間前17:00とし、選考結果は別途、集合時間・場所と共にお知らせさせていただきます。
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選考の優先順位は申込ページでご確認ください。
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集合場所は最寄りの交通機関を予定していますが、一部の回についてはバスでの送迎を行います。
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視察参加は無料ですが、懇親会は有料(実費)となります。
昨年の北九州DXツアーの開催結果について
令和6年に実施した北九州DXツアーは、各回、定員を超えるお申込みをいただき大変盛況の結果となりました。また、参加者の方々からは以下のように多くの評価する声をいただき、一般的なセミナーや展示会とは異なる実際の現場に触れながら現場の担当者の声を聞くことができました。当ツアーでは、自社で活かせるDXのポイントや視点など多くの学びを得ていただくことができました。




【令和6年参加者の声(抜粋)】
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DXにおける波及効果の大きさに驚きました。視察先様のような舵きりは簡単なことでは無いと思いますが事業単位でなくてもトランスフォーメーションの重要性や根幹を感じることができました。
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DXを最前線で取り組んでいる企業を拝見し、難しいことに取り組むのではなく、自分たちの問題は何でそうすれば効率が上がるのかという視点を持つことの重要性を感じた。
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同業者の社内システム事情は大変興味深く参考になりました。
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成功体験を積み重ねていって自分達にも出来るという意識を持たせることは会社全体で進めて行くためにも良いと思いました。
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減らす、生み出すの循環。普段システムを触る機会がないのですが、自社の基幹システムにもまだまだ改善点があるのか、興味を持って見てみようと考えることができました。
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自社でシステム開発されていて、自社でも可能なところはシステム開発して個人の業務効率だけでなく全体の業務効率をしたいと思った。まずは身近な単純作業からIT部門に相談したい。
公益財団法人北九州産業学術推進機構(FAIS)では、今後も北九州地域内でデジタル化・DXに取り組まれる方々が相互に支え合う事が出来る場の構築を推進してまいります。これにより、DX推進補助金やデジタル相談窓口といった個社への支援とともに、地域全体でのDX推進、すなわち地域DXへの後押しを進めてまいります。皆様のお申込みを心よりお待ちしております。

公益財団法人北九州産業学術推進機構
本件に関するお問い合わせ、取材のお申し込みは下記までお願いいたします。
公益財団法人北九州産業学術推進機構(FAIS) ロボット・DX推進センター
担当:松本、糸川
Mail: dxlab-ktq@ksrp.or.jp TEL:093-695-3077
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