名古屋のマンション老朽化に迫る“見えない危機” 建物内の配管を「壁を壊さず再生」する特許技術で解決へ
日本最大級のビジネス展示会で紹介 11月5日(水)~7日(金)
給排水管再生事業を専門に行う株式会社P・C・Gテクニカ(本社:愛知県名古屋市、代表:藤井要、以下当社)は、2025年11月5日(水)~7日(金)に、ポートメッセなごやで開催される、日本最大級異業種交流展示会「メッセナゴヤ2025」にて、特許を持つ配管更生技術である『FRPライニング工法』の紹介を行います。
従来、建物内の配管が老朽化した場合、壁や床を解体する大規模な更新工事が必要でした。しかし当工法は、配管の一部分から特殊な樹脂を流し入れ固めることによって、壁を壊さず施工が可能です。これにより、工期短縮やコスト削減、騒音や粉塵の大幅削減を実現し、居住者への負担も最小限に抑えられるだけでなく、環境保全にもつながります。


■名古屋の老朽化マンションが10年後に急増見込み、知られざる「配管劣化が先行する」事実
高度経済成長期に建設された住宅ストックが、今まさに老朽化の臨界点を迎えています。現在、名古屋市内には約5,700棟(約20万3千戸)を超える分譲マンションが存在し、今後10年以内に、築40年以上の高経年マンションが急増する見込みとされています(※)。こうしたマンションでは、世帯主が70歳以上の住戸の割合が半数を超えるなど、高齢化も同時に進行しており、「建物の老朽化」と「居住者の高齢化」という二重の社会課題を抱えています。これにより、管理維持・修繕計画の実行、管理組合運営や修繕積立金の確保などが困難になるケースが増えています。
特に深刻なのは、高経年建物内の配管の劣化です。一般的にマンションなどの建物寿命が約40年とされるのに対し、給排水管の寿命はわずか20年程度。つまり建物本体の半分しかもたず、劣化が先行して進むのが実情です。 しかし、配管は壁や床の内部にあるため、外観からは劣化を確認することはほぼ不可能。多くの場合「漏水・詰まり・悪臭」 といった生活トラブルが起きて初めて発覚します。 こうした“見えない老朽化”が、居住者の安全・快適な生活を脅かす大きなリスクとなっています。
(※)名古屋市:分譲マンション管理実態調査について「https://www.city.nagoya.jp/jutakutoshi/page/0000050150.html」
■壁も配管も壊さず延命する「FRPライニング工法」
このような課題を解決するために開発されたのが、当社独自の『FRPライニング工法』です。既存配管の内側に特殊クロスと樹脂を用いて新たなパイプを形成し、壁を壊さず施工することが可能です。これにより「住民の退去不要・工期短縮・騒音や粉塵の大幅削減・廃材発生量削減」といったメリットを実現し、居住者への負担を最小限に抑えながら環境負荷も軽減します。


『FRPライニング工法』の6つの特徴
① 既存配管内に新パイプを形成し、壁を壊さず施工できる6つの特許工法
② 廃材削減・工期短縮・コスト抑制を同時に実現し、居住者負担を最小限に抑えることが可能
③ 中間階への入室不要で、施工は最上階と最下階のみ、断水時間も短い
④ 穴あきやひび割れ配管を再生し、建物自体の構造強度と耐震性を向上させるため防災にも寄与
⑤ 公共下水道にも応用可能で、官民問わず採用される信頼性の高い技術
⑥ 2012年には愛知環境賞・名古屋市長賞を受賞
■見どころは、劣化配管例と工事風景動画!サンプル管や機材紹介も
展示会ブースでは、実際に再生工事を行った配管のサンプルをご用意しています。また、実際の施工現場の臨場感を伝えるデモンストレーション動画や、使用する機材の紹介を通して、工法への理解を深めていただけます。当社社員がブース内に常駐しているので、工法や工事内容についてのご質問だけでなく、ビルやマンションの状況に合わせたご相談、さらには具体的な施工事例(築年数、規模、費用感、作業日数など)についても詳しくご案内いたします。この機会に、当社の画期的な技術がどのように社会のインフラ老朽化問題、特に夏季に顕在化する排水管の課題を解決するのか、ぜひ当社ブースで直接ご確認ください。

■代表取締役 藤井 要(ふじい かなめ)コメント
「メッセナゴヤは、東海地区で事業を営む私たちにとって、地元のビジネスコミュニティと深くつながる貴重な機会です。創業から60年以上、配管更生と向き合い、技術と実績を積んでまいりました。建設・不動産・管理業界の皆さまはもちろん、異業種の方々にも広くご紹介し、新たなビジネスチャンスにつなげたいと考えています。“壁を壊さない配管再生”という技術は、建物の長寿命化だけでなく、環境負荷の軽減、居住者の生活の質向上にも貢献できます。メッセナゴヤを通じて、一人でも多くの方にこの技術を知っていただき、日本の建物インフラの持続可能性に貢献してまいります。当日はブースで私自身も直接ご説明させていただきますので、配管のお悩みやビジネス連携のご相談など、お気軽にお声がけください。」

<開催概要>
展示会名:『メッセナゴヤ2025』
日時:2025年11月5日(水)~7日(金)
会場:ポートメッセなごや 第1展示館(名古屋港金城ふ頭)
開催規模:出展者数800社・団体、1,000小間、来場者数50,000人目標
展示内容:FRPライニング工法の施工サンプル、環境負荷削減効果の紹介、団地・病院での事例解説
公式HP :https://www.messenagoya.jp/
※記載されている内容は発表時点のものです。最新の情報とは内容が異なっている場合がありますのでご了承願います。
株式会社P・C・Gテクニカについて
1964年設立。PCGは、Pipe Clean Guarantee の略であり、配管をきれいにする会社として、給排水管の更生工事を主軸にしております。SDGsの考えに賛同しており、持続可能な社会の実現を目指しSDGsの活動を支援しております。
【会社概要】
名称:株式会社 P・C・Gテクニカ
代表取締役社長 :藤井 要
本社所在地:愛知県名古屋市天白区原1丁目1204番地 P・C・Gビル
TEL:052-804-0081
創業:1964年(昭和39)3月24日
資本金:9,800万円(グループ連結1億4,800万円)
事業内容:特許工法を用いたマンションやビルの給排水管更生工事全般
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