「AIは便利、でも怖い」――その声に応える
秋田発・クラウドを利用しない医療向けAIの産学官共同研究が始動
「AIは便利。でも、医療で使うには不安がある。人に優しい使いやすいデザインが欲しい。」
そんな現場の声から、ひとつの共同研究が秋田で動き出しました。
秋田公立美術大学、秋田県産業技術センター、株式会社デジタル・ウント・メアは、医療データを外部に出さずに活用できる、秘匿性を考慮した業務アシスタントシステムの研究開発を開始しました。
本研究は、秋田県の「中核人材確保・定着環境整備支援事業」の採択を受けて実施するもので、2026年の始動プロジェクトとして、地域から安全なAI技術の社会実装を目指します。

■ 背景
医療や行政など、機密情報を扱う現場では、クラウド型AIサービスの利用が難しいという課題があります。
特に病理・細胞診報告書の作成・確認業務では、内容確認にかかる負担の大きさやヒューマンエラーリスクが問題となっており、現場では「安全に使えるAIアシスタント」が強く求められています。
本共同研究では、クラウドに依存せず、完全ローカル環境で動作するAIアシスタント基盤を構築します。
また、病理・細胞診報告書に対して、
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診断と所見の矛盾の自動指摘
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必須項目(検体情報・採取法・コメント等)の欠落チェック
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用語の表記揺れ・記載不整合の修正提案
などを実施するAIチェック機能の開発を進めます。
■ 研究概要
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研究テーマ:「秘匿性を考慮した業務アシスタントシステムの開発」
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研究期間:令和7年度〜令和9年度(3カ年計画)
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共同研究機関:
・秋田公立美術大学(AIアシスタント基盤の整備)
・秋田県産業技術センター(AI技術支援・性能評価)
・株式会社デジタル・ウント・メア(システム開発・AIモデル実装) -
第1年度テーマ:閉域環境で動作するAI実行基盤の整備
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第2〜3年度:医療文書チェックAIの検証・実証フェーズへ移行予定
■ 今後の展望
本研究の成果は、まず医療分野(病理・細胞診報告書チェック)に適用し、
報告書作成の精度向上、確認作業の効率化、ヒューマンエラー防止を実現します。
将来的には、
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行政文書
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産業分野の内部文書
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セキュリティ要件の高い業務プロセス
など、秘匿性が求められるあらゆる領域への展開を視野に入れています。
さらに、大学・産技センター、その他関係各所との共同研究を通じて、AI技術を地域で学び地域で活躍できる環境を生み出し、秋田のAI人材育成と定着にも貢献していきます。
■ コメント

教授 飯倉 宏治
秋田公立美術大学大学院 教授 飯倉 宏治
「人に寄り添うAIをどのように社会実装するのか。医療従事者の業務に自然に溶け込む形をシステムデザインの視点で研究していきます。」

所長 杉山 重彰
秋田県産業技術センター 所長 杉山 重彰
「専門的な技術支援を通じて県内企業の先進的な挑戦を加速させ、地域課題の解決に向けた「秋田発の技術」の確立を全力で支援します。」

代表取締役 岩根 えり子
株式会社デジタル・ウント・メア
代表取締役 岩根 えり子
「超高齢化の先進地、秋田から、安心して医療現場で利用できるAIを提供していきたいと考えています。労働人口不足をAI活用でフォローし、地域社会のWell Beingに貢献していきます。」
■ 会社概要
【会社名】株式会社デジタル・ウント・メア
【所在地】秋田県横手市朝倉町6番20号
【設 立】1999年6月
【代表者】代表取締役 岩根 えり子
【事業内容】AI・システム開発、ネットワーク構築、情報セキュリティ支援
【公式サイト】https://www.und-meer.com/
【電話番号】0182-33-5060
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