バイオマス由来の新素材3品を初披露
第5回サステナブルマテリアル展[通称:SUSMA]に出展
化学品専門商社のオー・ジー株式会社(社長:真銅 淳、本社:大阪市淀川区、以下「当社」)は、2025年11月12日(水)~14日(金)まで千葉県・幕張メッセで開催される「第5回サステナブルマテリアル展(主催:RX Japan株式会社、小間番号:48-52)」に出展します。
本展示会では、サトウキビ(バガス)、植物、糖発酵と異なるバイオマス由来の新素材やケミカルリサイクルPETを初披露します。このほか、当社が積極提案する環境配慮に適した素材を多数出展します。


<初披露する素材>
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サトウキビ由来のバガスモールド容器
サトウキビの搾りかすを再利用した生分解性素材。PFAS(有機フッ素化合物)を含まず、約4か月で自然に分解される環境性能と、高い耐熱・耐油性を兼ね備えています。
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植物由来の次世代ポリエステル「BioFleaxTM」
化石資源を使わず植物モノマーから合成される100%バイオマス素材。PETを上回るガスバリア性や耐熱性を持ち、CO₂排出量を大幅に削減します。ボトルや包装、繊維など多用途に展開可能です。
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糖発酵由来のセルロースナノファイバー「BacFiber」
細菌の糖発酵によって生成される高純度セルロース素材です。木材を使わずに生産でき、保水性・分散性・増粘性に優れ、化粧品や塗料、農業など幅広い分野で活用が期待されています。
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ケミカルリサイクルPET 「SKYPET CR」
廃PET(ボトル/フィルム等)を化学的に再生したケミカルリサイクルPET樹脂。透明性/耐衝撃等の強度に優れ、ボトル/シート/フィルム/繊維など幅広い用途で採用実績があります。
補足:初出展品の概要
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サトウキビ由来 生分解性×PFASフリーモールド容器
サトウキビ搾りかす(バガス)を原料とした生分解性モールド容器。約4か月で自然分解される環境性能に加え、PFAS(有機フッ素化合物)を一切含まない安全設計が特長です。非木材資源の活用により森林保全にも貢献し、プラスチック代替として利用可能。98℃の沸騰水(30分)や55℃の食用油(30分)にも耐える高い耐久性を備え、電子レンジ加熱にも対応します。
環境対応と機能性を両立した次世代の食品容器として、持続可能な社会に貢献します。
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植物由来 次世代ポリエステル「BioFleaxTM」
再生可能な植物資源から生まれた100%バイオマス由来ポリエステル「PEF(ポリエチレンフラノエート)」。原料には植物由来モノマーFDCAを使用し、CO₂削減を実現します。高いガスバリア性・耐熱性・リサイクル適性を兼ね備え、既存のPET製造ラインでも加工が可能。飲料ボトル、包装、繊維など幅広い分野で実用化が期待されています。環境性能と機能性を兼ね備えた次世代ポリエステルとして、脱化石資源社会を支える素材です。
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糖発酵由来 高純度セルロースナノファイバー「BacFiber」
糖を発酵させて生成する「BacFiber」は、木材を使わずに生産できる次世代のセルロースナノファイバーです。リグニンやヘミセルロースを含まないため高純度構造であることが特徴です。繊維径20〜40nmの微細ネットワークによって高い保水性・分散性を発揮。化粧品や塗料、農業など多様な分野で応用可能です。環境負荷の少ない乳化・分散剤としても活用でき、自然由来のグリーンバイオ素材として注目されています。
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ケミカルリサイクルPET 「SKYPET CR」
廃PET(ボトル・フィルム等)を化学的に分解・再合成したケミカルリサイクルPET樹脂。原料レベルで不純物を除去することで、高純度かつバージン材同等の品質を実現。透明性や耐衝撃性などの物性に優れ、ボトル、シート、フィルム、繊維など幅広い用途で採用実績があります。機械的リサイクルでは難しい“循環利用が可能なPET”を実現するサーキュラーエコノミー素材です。
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