シグエナジー(Sigenergy)中国・上海金橋にグローバル本社を開設、本部一体・多拠点体制で新たな飛躍へ
2025年10月20日、シグエナジー(Sigenergy)は中国・上海市浦東新区の金橋エリアにグローバル本社を正式に開設しました。これは同社がグローバル戦略の深化と高品質な発展に向けて大きな一歩を踏み出したことを示しています。

シグエナジーは2022年に上海で設立されて以来、「AI×再生可能エネルギー」分野に特化した技術革新を推進し、スマート技術による世界的なエネルギー転換の加速を目指してきました。わずか3年の間に、世界的影響力を持つ太陽光・蓄電分野のユニコーン企業へと成長しました。
2025年10月時点で、シグエナジーの事業は世界86か国に展開し、120社以上の販売代理店、13,000社以上の設置業者と連携しています。代表的な製品には、世界初の「5-in-1」太陽光発電・蓄電・充電一体型システムと、完全モジュール式の産業用蓄電システムがあり、いずれも海外市場で高い評価を得ています。特に「5-in-1」システムはオーストラリア、アイルランド、スウェーデン、オランダ、ベルギーなどの先進国で家庭用市場シェア1位を獲得し、新興ブランドとして最速で市場トップに躍り出ました。

開所式で、シグエナジーの代表取締役兼CEOである許映童(Tony Xu)氏は次のように述べました。
「グローバル本社の完成は、シグエナジーが研究開発・製造・マーケティング・本社管理を包括するグローバル産業体制を構築したことを意味します。これにより、継続的な技術革新と国際的な発展を支える強固な基盤が整いました。本社は企業の戦略決定、グローバル経営、ブランド発信、国際協力などの中枢機能を担い、金橋工場、前灘(チェンタン)マーケティングセンター、臨港・南通のスマート生産拠点、そして80か国以上の販売ネットワークと連携し、本部一体・多拠点体制の戦略的体制を形成します。」

また、金橋管理局の党委書記・局長である呂東勝氏は次のように挨拶しました。
「シグエナジーのグローバル本社が金橋で正式に始動したことは、金橋ひいては浦東全体の新エネルギー産業エコシステムに強力な“スーパ―エンジン”を注入するものであり、関連産業の集積を促進します。これにより、金橋は企業本社、研究開発、製造拠点を中核とする新しい蓄電産業クラスターの形成を加速させるでしょう。」
さらに、本社ビルは設計・建設の段階から徹底したグリーン・低炭素理念を採用。屋上には高効率太陽光パネルを設置し、蓄電システムとEV充電スタンドを備えたエネルギー循環システムを構築しています。これにより、建物全体のエネルギー利用効率とCO₂削減効果を大幅に高めています。
シグエナジーのグローバル本社の開所式後、上海市政府副秘書長で浦東新区区長の呉金城氏、副区長の李慧氏、並びに関連部門の担当者が新本社を訪問し、現地視察を行いました。
呉氏は企業展示ホールを見学し、「シグエナジー・ゼロカーボンホーム(オールインワン太陽光発電・蓄電・充電システム)」や「シグエナジー・ゼロカーボンパーク(完全モジュール化された商業・産業用太陽光蓄電システム)」などの製品を視察しました。また、住宅用・プラグイン式光蓄システム、産業用マイクログリッドソリューション、スマートクラウドプラットフォームなど、シグエナジーの主要プロジェクトの進展について説明を受けました。

呉氏は、シグエナジーが浦東で研究開発から製造、本社までの産業チェーンを完成させたことを高く評価し、同社が「AI+新エネルギー」分野における中核技術の発展を継続し、パワーエレクトロニクスと人工知能の融合を深化させることを期待しました。また、先端技術や人材、イノベーション資源をさらに集積し、分散型エネルギーとスマート蓄電システムのグローバル展開を推進し、世界的な戦略拠点を構築するよう促しました。
さらに、呉氏は、浦東金橋に位置するグローバル本社を新たなスタート地点として、業界をリードし、革新と環境共生を基軸に、パートナーとの連携を深め、上海を世界的な新エネルギー産業イノベーション拠点に発展させるよう期待を寄せました。
すべての画像
- 種類
- その他
- ビジネスカテゴリ
- 電気・ガス・資源・エネルギー環境・エコ・リサイクル
- ダウンロード
