Nutanix、ソフトウェア・デファインド・ストレージの競合優位性をさらに高める特許を取得

ハイパーバイザーやVMに依存しないスケールアウトなストレージを実現する最有力アーキテクチャの保有権をNutanixが取得

Nutanix Inc.(本社:米国カリフォルニア州、創業者兼CEO:Dheeraj Pandey 以下、Nutanix)は本日、データセンター仮想化のための基本的なストレージアーキテクチャに関して、米国特許商標局から米国特許番号第 8,601,473号を取得したことを発表しました。Nutanixのストレージアーキテクチャは、既に20年も経過しているテクノロジーであるストレージエリアネットワーク (SAN)を駆逐するとともに、優れたパフォーマンスと拡張性を備えた次世代型のストレージアーキテクチャのデザインを業界全体に問うものです。今回の特許取得は、ソフトウェア・デファインド・ストレージ・ソリューションが、いかに適切に設計および構築されているかを明白に裏付けるものであり、世界中の主流企業に次世代のテクノロジーを提供するものとなります。

Nutanixでは、本特許を最大限に活用しつつ、汎用的なx86 サーバ上で稼動するソフトウェアを介して提供するスケールアウト可能なストレージサービスによって、企業データセンターのシンプル化を実現しています。これまで仮想化担当チームの不満を招き、重要なビジネス戦略の実行を遅らせる要因となっていた柔軟性に欠けるストレージ構成や負担が大きい管理業務から、データセンターの管理者を解放します。プロジェクトの進行やデータ管理機能、自社に最適なハイパーバイザー選択などを犠牲にすることなく、最先端のWebスケール・テクノロジーを利用することが可能となります。

今回の特許は、最先端のデータセンターテクノロジーを発展させ、企業のITインフラストラクチャーの設計や実装、そして管理のシンプル化を図るというNutanixのコミットメントを具現化するものです。特許の記載では、特に分散ノード(サーバ)で構成されるシステムが、各ノードで稼動する “コントローラVM” を利用し、ハイパフォーマンスな共有ストレージをどのような方法で仮想マシン(VM)に提供するかについて言及しています。コントローラVMは、内蔵フラッシュドライブを含む、すべてのサーバのローカルストレージを集約し、より優れた拡張性とパフォーマンスを持った共有データストレージとして、システムに対してSANやNASなどのストレージアレイと同等な機能を提供します。Nutanixのアーキテクチャは、スナップショット、クローン、データの圧縮・解凍など、企業の業務ワークロード実行に必須となるストレージ機能をネイティブに提供しています。

スイスの連邦工科大学(EPFL)教授、前学部長 Dr. Willy Zwaenepoe氏は、次のように述べています。「Nutanix では他社に先駆け、あらゆる仮想環境に向けた、徹底的にシンプルかつスケーラブルなストレージアーキテクチャを開発しています。今回の特許は、Nutanixの技術的なビジョンやリーダーシップに対する評価をあらわすとともに、Webスケール市場における同社の価値をさらに高めるものとなるでしょう」

また、Nutanixのアーキテクチャは、ハイブリッドクラウド構築のための統合データ・ファブリックを提供しています。企業のIT管理者は、必要に応じてパブリッククラウドを利用しながらプライベートクラウドのコントロールとセキュリティレベルを同時に確保できます。このような柔軟性は、100%ソフトウェアコントロールのアーキテクチャと、特定の仮想化テクノロジーやベンダーに依存しない実装方式によってもたらされています。

重要な知的財産の一般公開に加え、本特許の内容を参照することで、クラウド時代のデータセンターに対するNutanixのビジョンを把握することができます。3年ほど前に描かれたこの強力なビジョンが、急伸長するWebスケール市場および垂直統合インフラストラクチャー市場におけるNutanixのリーダーシップを牽引してきました。Nutanixのビジョンには、以下のような内容が含まれます。

• 今日のデータセンターでは、管理が困難で拡張することがほとんど不可能なストレージを残さないように、“すべての物理的なストレージを、高い信頼性、可用性、パフォーマンスをもつ1つのリソースプールとして仮想化しなければならない”
• 従来のネットワーク型のストレージとは異なり、Nutanixのアーキテクチャでは、“ローカルストレージをサーバやアプライアンスに直接内蔵し、ストレージプールの一部として管理”。これによって、サーバ内蔵型のフラッシュテクノロジーを最大限に活用し、ネットワーク型のストレージシステムにフラッシュドライブを追加する際に発生するさまざまな遅延を回避する
• データセンターの拡張は、”マッシブパラレル・ストレージアーキテクチャーによって、ハイバーバイザーのホストが追加された時点で行われなければならない”。ハイバーバイザーの制約を受けることなくストレージインフラストラクチャを拡張できるからこそ、大規模な拡張が可能となる
• ストレージリソースを仮想化する場合、“あらゆる仮想化ベンダーが提供するハイパーバイザーを使用できなければならない”

Nutanixのプリンシパルエンジニア、Brian Bryne は、次のように述べています。「仮想化技術は、アプリケーションとサーバ双方に優れた柔軟性をもたらすとともに、これまでITを席巻していた一般的なストレージ製品を上回る機能を持っています。Nutanixの研究開発チームは、次世代のデータセンターを実現するために必要となるストレージアーキテクチャを再構想しています」

参考
特許の概要について: http://go.nutanix.com/rs/nutanix/images/nutanix-patent-summary.pdf
インフォグラフィクス:http://www.nutanix.com/wp-content/uploads/2014/03/patent-infographic.jpg
ソフトウェア・デファインド・ストレージの概要: http://go.nutanix.com/DummiesBook_SDSD.html?utm_medium=referral&utm_source=pr&utm_campaign=dummies%20book

Nutanix Inc.について
Nutanix Inc.は、中規模企業や大企業向けに、ソフトウェア・ドリブンなバーチャルコンピューティングプラットフォームとして、Webスケール対応のITインフラストラクチャーを提供しています。Nutanix バーチャルコンピューティング プラットフォームは、単一のアプライアンスでサーバとストレージの統合をシームレスに実現する機能を内蔵し、業界で高い評価を得ています。また、Nutanixクラスターは、数台のサーバからスタートし、数千台規模のサーバ構成にまで拡張することができるなど、優れたパフォーマンスを経済的に提供します。さらに、特許を有する柔軟なデータ・ファブリックや、誰もが容易に使える管理ツールを備えていることで、Nutanixは、あらゆる仮想化アプリケーションに最適化されたインフラストラクチャーを構築する際の、設計基盤となります。Nutanix Inc. の詳細については、www.nutanix.comをご覧ください。また、ツイッターは、@nutanix でフォローいただけます。


【本件に関する報道機関からの問い合わせ先】
ニュータニックス合同会社
担当:岡田 卓也
電話:03-5288-5252 E-mail:Takuya@Nutanix.com

会社概要

URL
http://www.nutanix.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館20階
電話番号
03-5288-5251
代表者名
安藤 秀樹
上場
未上場
資本金
300万円
設立
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