新規事業創出のインハウス化を支援するサービス「オトノミ」をリリース
〜新規事業を生み出せる能力を手に入れて、不確実な世界の継続経営を実現する〜
オトノミを導入いただくと、ナレッジを自社内に蓄積し見通しの良い新規事業をインハウスで創造できるようになっていきます。
【背景】
テクノロジーの進歩によって事業立ち上げのコストが下がるとともに、新規事業立ち上げの経験や手法も普及してきました。その結果、ますます多くの新しい事業がスタートアップとして、また社内新規事業として生み出されていくことが予想されます。
一方、様々な新規事業の立ち上りは、既存のコア事業のライフサイクルを短命化させるインパクトがあります。企業はこれまでのようにコア事業の競争優位を維持するだけでは継続的な企業経営(ゴーイング・コンサーン)を成立させることが困難になりつつあることから、新規事業創出を自社内で行い、自走できる組織の構築が急務になっています。
【社内新規事業の立ち上げの現状】
これまで様々な企業が社内公募制度などの新規事業創出プログラムを導入し新規事業立ち上げを進めてきました。しかし、社内に新規事業開発を進められる経験者が少なく、外部の専門家に立ち上げ支援を依頼する企業が多いのが現状です。
その副作用として、新規事業開発の経験を内部のノウハウに効率的に転換したり、組織のナレッジとして蓄積することができず、事業機会の言語化や投資プロセスの改善につながっていないケースが散見されます。
そこでGHSでは、新規事業プロジェクトを支援する社内の事務局などの社内伴走メンバーを支援しつつ、その経験とナレッジを資産化する新サービス「オトノミ」を立ち上げる運びとなりました。オトノミは自社内の生きたナレッジを蓄積し、自律的に新規事業を創出できる組織の構築を支援します。
【社内新規事業の立ち上げが難しい理由】
そもそも新規事業の立ち上げはなぜ難しいのでしょうか? 何兆円もの事業を有する大手企業がどんなに顧客アカウントを保持していても、どんな技術や特許をもっていても新規事業の立ち上げは容易ではありません。
そこには大きく3つの理由があります。
- 新規事業は既存のデータから確度の高い仮説を抽出できない
- これまでの実績の延長線上に存在する既存事業の仮説とは違い、新規事業の仮説は既存事業よりも抽象度が高い観点にある不可逆な流れの先に存在します。そのため、既存のデータにだけ頼っても実際に大きな成長の波を発見することが困難です。
- 事業の方向性やピボット・継続の意思決定を、事業仮説の解像度が高まっていない投資側が行わないといけない構造になってしまう
- スタートアップと違い社内新規事業は最初からプロジェクトオーナーが自社になるので最終意思決定者が投資決定者(主に経営チーム)になります。しかし実際には事業仮説の解像度が上がっているのはプロジェクト側という矛盾が生じます。
- 日頃から経営チームとチームメンバーが抽象度の高い論点の目線合わせを行う機会が極端に少ない
- 既存事業は抽象度の高い仮説部分の確度は十分に高まってしまっており、普段の思考範囲からスコープアウトしています。また経営チームも取締役の任期が2年であることから、既存事業よりも抽象度の高い議論をする機会やモチベーションが中期経営計画設計のタイミングぐらいしか存在しません。
このように既存の経営マネジメントには、新規事業開発の創造性を抑え込む制約が多数存在しています。
よって新規事業創出にはプロセスだけでなく、この制約を理解し事業開発をリードできる人材が必要になります。
【オトノミとは】
オトノミは、新規事業の全体感を掴みながら煩雑性を抑えるために独自開発したオリジナルマネジメントツールと、GHSのメンバーによる思考整理サポートで構成した新規事業創出のインハウス化支援サービスです。
■新規事業マネジメントツール
オトノミツールは実際に当社がクライアントの新規事業ハンズオンを実施するために日々使用しているクラウド型のマネジメントツールです。これまで様々な既製ツールを利用しながら新規事業マネジメントを行ってきましたが、言語化対象の抽象度がいくつにもまたがる新規事業開発の場合、その煩雑性を抑え込むことはできなかったので独自に開発いたしました。
■思考整理サポート
ツールによって煩雑制を抑えたとしても、思考ポイントが違えば事業開発は行き止まりに陥ります。そこでGHSのメンバーが社内伴走者のリード力をバックアップします。
GHSは、これまでの新規事業立ち上げのナレッジを体系化し、新規事業立ち上げフレームワーク「THRUSTER(スラスター)」として公開してきました。
THRUSTERダウンロードサイト : https://thruster.tokyo
新規事業が直面する様々なフェーズにおいて、THRUSTERなどの方法論を実践に落とし込む作業をGHSのメンバーがバックアップすることで、リード者が抽象と具体、短期と長期の思考範囲を広げられるようになります。実際の面談に回数制限は設けておりませんので、何度でもご利用いただけます。
■ナレッジを蓄積し自走できる組織へ
GHSは新規事業を通して向上することができる様々な仮説によって会社の成長戦略の陳腐化や社内の分裂を防げると考えており、それこそが変化の激しい社会における継続経営の実現にとって必要条件になることだろうと考えております。
オトノミを中長期で利用するとツール内に質の高い様々な粒度の仮説や検証結果が貯まることで「人材やプロセス」また「自社の事業機会の解像度」を向上でき、新規事業創出エコシステムの構築へと繋げられるようになります。ツールの中に新規事業仮説の解像度を上げるために行ってきた仮説検証のすべてが残っていますので、リード者が別のプロジェクトを担当する際に過去事例としてその経験を利用できるようになります。
また各新規事業プロジェクトを通して向上した様々な不可逆な流れやビジネスチャンスは、会社としての投資機会の解像度向上に繋がり中長期目線での投資ポートフォリオの構築を可能にさせます。
【オトノミの利用について】
オトノミの利用についてはまずご状況をヒアリングさせていただき、オトノミが運用可能な社内の状態まで無料で伴走いたします。その後、契約締結を経て本格利用いただく形式です。
利用料金はサポートを実施するプロジェク数によって変わります。無料体験いただけるデモ版もご用意しておりますので、まずは以下サービス紹介サイトから面談のご予約をお願いします。
サービス紹介サイト:https://otonomi.jp/
オトノミは現在は大手企業数社様にてご利用いただいております。事例紹介ができるようになったタイミングで改めてご報告させていただきます。
【会社概要】
会社名 :株式会社グロースハックスタジオ
代表 :代表取締役 広岡 一実
設立 :2015年4月
URL :https://www.ghs.tokyo/
事業内容 :新規事業立ち上げフレームワーク”THRUSTER”の開発と提供
:新規事業立ち上げハンズオンサービス”THRUSTER Hands-on”の提供
:新規事業創出エコシステムに関するプロセスの開発
:新規事業創出のインハウス化支援サービスオトノミの開発と提供
【本件に関するお問合せ先】
株式会社グロースハックスタジオ
Email : info@ghs.tokyo
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