Club Med (クラブメッド)が2027年までに世界拠点で平飼い卵調達に!
日本を含みクラブメッドが使用する卵は100%(殻付・液卵・卵製品)、ケージフリー(めん鶏のケージ飼育をしない平飼い、放牧などの飼育方法)で生産された卵で調達をします。
(2020年2月19日)世界25か国以上で約70ヶ所でプレミアオールインクルーシブのバカンスを提供しているクラブメッドが(日本拠点 株式会社クラブメッド本社 東京都港区)、日本を含む世界拠点で2027年までに100%平飼い卵(めん鶏をケージに閉じ込めない飼育方法で生産するケージフリーの卵)の調達に変える方針を決定しました。同社では2019年末の時点で欧州、モーリシャス拠点では100%平飼い卵(殻付き卵のみ)に切り替わっています。
クラブメッドは観光業において動物が重要な存在であると認識し、動物への配慮は段階的かつ慎重に推進すべき事柄と、容認できない事柄の特定をしています。今回の平飼い卵の決定は、家畜、環境、持続的社会といった企業に問われている責任について、同社の姿勢を明確にするものです。
クラブメッドのサステナビリティサイト(下記)から「Animal Welare」→「Cage-free eggs」と進むと内容がご確認いただけます。
http://sustainability.clubmed/preserve/manage-our-resort-by-respecting-environment
日本語での平飼い卵調達方針は下記リンクでご確認いただけます。
日本の卵が平飼い卵に変わっていく!
日本のホテル業界では、2025年を目標にマリオット・インターナショナル、フォーシーズンズ・ホテルズ&リゾーツ、ヒルトンなどが平飼い卵の調達を決定しています。さらにアジアと日本で大きな展開をしている大手リテール企業もプライベートブランドを平飼い卵に変えるなど、活発な変化が起こっています。
世界の機関投資家は家畜福祉(ファームアニマルウェルフェア)を投資リスク回避と見ており、日本企業にはイメージ戦略、次世代の顧客を惹きつけるビジネスチャンスに加え、企業のガバナンスとして家畜福祉への早急な取り組みが求められています。世界の食品関連企業の家畜福祉の取り組みと透明性を評価し、機関投資家に発表する英国のベンチマーク・ビジネスベンチマーク・オン・ファームアニマルウェルフェア(BBFAW:Business Benchmark on Farm Animal Welfare : )では、2017年から複数の日本企業を対象にしています。日本企業はすべて評価は最低であり、世界投資家は今後の各企業の政策に注目しています。
Business Benchmark on Farm Animal Welfare (英語のみ)
https://www.bbfaw.com/benchmark/
日本は年間に1人約330個程度の卵を食べる卵消費大国。卵生産の目的で約1億8千万羽のめん鶏が飼育されています。しかしその95%以上が狭いケージに閉じ込められ、自由に動けない環境で苦痛に耐えながら飼育されています。このような残酷な飼育で生産された卵が、私たち消費者に提供されているのです。
ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパンは2017年4月1日発足以来、日本、アジア、そして世界に影響力をもつ大手食品製造企業、ホスピタリティ企業、外食企業、フードコントラクト企業などを対象に、一羽でも多くめん鶏をケージから解放するために「平飼い卵調達」をご検討いただく活動を続けています。
【ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパン】
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