ミドルマネジメントの約6割がコロナ禍で自社組織に関する不安「増えた」と回答 約3人に1人が「組織の方向性が不透明になった」の声
〜方向性が不透明になったことで「パフォーマンス発揮しづらくなった」や「エンゲージメント低下した」などの影響を実感する人も〜
ブランディングを通じて企業の課題解決を実現する、株式会社レンズアソシエイツ(本社:愛知県名古屋市中区、代表取締役:矢野まさつぐ)は、従業員数100名以上の企業のミドルマネジメント(部長、課長クラス)100名に対し、「コロナ禍におけるミドルマネジメントの不安」に関する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。
- 調査サマリー
- 調査概要
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年3月23日〜同年3月30日
有効回答:従業員数100名以上の企業のミドルマネジメント(部長、課長クラス)100名
- 約6割のミドルマネジメントが、コロナ禍で自社組織に関する不安が「増えた」と回答
・非常にそう思う:14.0%
・ややそう思う:41.0%
・あまりそう思わない:33.0%
・全くそう思わない:12.0%
・わからない/答えられない:0.0%
- 不安が増加した理由、「メンバーとのコミュニケーションが減った」が54.5%で最多
・メンバーとのコミュニケーションが減った:54.5%
・業績が不安定になった:45.5%
・業務負荷が増えた:41.8%
・人間関係が希薄になった:40.0%
・メンバーの育成が難しくなった:29.1%
・離職者が増えた:20.0%
・その他:12.7%
・わからない/答えられない:0.0%
- 「社内の状況がよく分からなくなった」や、「陽性者が発生した場合の代務要員確保等の課題」などの理由も
<自由回答・一部抜粋>
・59歳:社内の状況がよく分からなくなった。
・59歳:陽性者が発生した場合の代務要員の確保等の課題。
・60歳:従業員の管理。
・58歳:在宅時のパフォーマンスにおける個人格差が拡大し、不満の源になってきている。
・45歳:海外出張が減り、現地の状況が十分に理解できないまま事業が進んでいるかもしれない。
・53歳:コロナ時の対応に疑問をもった。
・51歳:一言で済む打合せが、リモート会議で時間を拘束されたり、メールのやり取りが膨大に膨れ上がった。
- 3割以上が「組織の方向性が不透明になった」と回答
・非常にそう思う:4.0%
・ややそう思う:28.0%
・あまりそう思わない:43.0%
・全くそう思わない:23.0%
・わからない/答えられない:2.0%
- 組織の方向性が不透明になったと感じる場面、「会社全体の一体感が感じにくい」が65.6%で最多
・会社全体の一体感が感じにくい:65.6%
・経営者の考えがわからない:46.9%
・同僚・部下の考えがわからない:37.5%
・会社の方向性を議論する機会が減った:21.9%
・自分の見えないところで組織が変革している:15.6%
・その他:3.1%
・わからない/答えられない:0.0%
- 「離職者が増えたために、行き当たりばったりの人材配置になっている」や「人のことを考えない人が増えた」などの声も
<自由回答・一部抜粋>
・58歳:離職者が増えたために、行き当たりばったりの人材配置になっている。
・59歳:人のことを考えない人が増えた。
・56歳:方針が明確ではない。
・42歳:新商品の乱発。
・54歳:コロナによって何をすべきかの方向性が見えない。
- 会社の方向性が不透明になったことで、「自身や同僚のパフォーマンス・エンゲージメント・意思決定に悪影響が出た」と34.4%が回答
・パフォーマンスが発揮しづらくなった:34.4%
・エンゲージメントが低下した:34.4%
・意思決定しづらくなった:34.4%
・イエスマンが増えた:34.4%
・離職率が高まった:34.4%
・仕事に関するミスが増えた:18.8%
・経営者に対する不信感が高まった:18.8%
・その他:3.1%
・影響を感じていない/答えられない:6.2%
- 「自分や同僚の評価が不透明になった」や、「一緒に働いている一体感がなくなってきた」などを実感する声も
<自由回答・一部抜粋>
・54歳:自分や同僚の評価が不透明になった。
・59歳:一緒に働いている一体感がなくなってきた。
・41歳:人事異動の意図がわからない。
・57歳:職場環境の悪化。
・59歳:戦略が見えない。
・53歳:モチベーション低下。
- 約4割が、社内の意識を擦り合わせできる「VISUALIZEbook」に興味
・非常に興味がある:6.0%
・やや興味がある:33.0%
・あまり興味がない:29.0%
・全く興味がない:19.0%
・わからない/答えられない:13.0%
- 「VISUALIZEbook」にあると嬉しい項目、「ビジョン実現のための戦略」が84.6%で最多
・ビジョン実現のための戦略:84.6%
・メンバーの育成方針:53.8%
・組織の課題:51.3%
・役職・部門ごとに求められる役割:46.2%
・ミッション・ビジョン・バリュー:43.6%
・経営者の想い:43.6%
・顧客の声:20.5%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:2.6%
- まとめ
まず、約6割のミドルマネジメントが、コロナ禍で自社組織に関する不安が「増えた」と回答しており、不安が増加した理由として、「メンバーとのコミュニケーションが減った」が54.5%で最多、次いで「業績が不安定になった」が45.5%、他にも「社内の状況がよく分からなくなった」や「陽性者が発生した場合の代務要員確保等の課題」などの理由が挙がりました。
更に、3割以上が、「コロナ禍で組織の方向性が不透明になった」と実感していることも分かりました。組織の方向性が不透明になったと感じる場面を伺うと、「会社全体の一体感が感じにくい」が65.6%で最多という結果となりました。その他にも、「離職者が増えたために、行き当たりばったりの人材配置になっている」や、「人のことを考えない人が増えた」などの意見も挙がりました。また、34.4%が、「組織の方向性が不透明になったことで、自身や同僚のパフォーマンス・エンゲージメント・意思決定に悪影響が出た」と回答しました。他にも、「自分や同僚の評価が不透明になった」や「一緒に働いている一体感がなくなってきた」などの声も挙がりました。
そして、約4割のミドルマネジメントが、社内の意識を擦り合わせることのできる「VISUALIZEbook(ビジュアライズブック)」に興味を示しており、そのうち84.6%が「ビジョン実現のための戦略」の項目があると嬉しいと回答しました。
今回の調査では、コロナの影響で多くのミドルマネジメントが、組織の方向性に不安を抱くようになったという実態が明らかとなりました。業績不振もその要因の1つとして挙がりましたが、多くはコミュニケーション不足により、社内の一体感が感じられないことが主な原因となっています。部下をまとめる立場のミドルマネジメントが、自社組織の方向性が見えない状態は、全体のパフォーマンスに大きく影響していると言えます。経営自体を盤石なものとする努力だけでなく、積極的にコミュニケーションが交わされることが、コロナ禍を生き抜くためには必須のようです。コミュニケーションの一環として、企業の考え方やビジョンを社員に共有するサービスを活用することも、有効な手段の一つだと言えるのではないでしょうか。
- VISUALIZEbookとは
VISUALIZE (ビジュアライズ)とは、情景が頭に浮かぶように具体的にすること。VISUALIZEbookは、企業の目的の詳細にまでピントを合わせて可視化する、バイブルと呼べるツール。すべてのメンバーの共感を得て全員が能動的に動けるようにします。
- 会社概要
http://www.lens-associates.jp/
会社名 :株式会社レンズアソシエイツ
設立 :2014年1 月6 日
代表取締役:矢野まさつぐ
所在地 :〒460-0016 名古屋市中区橘1-6-8 LENS bldg. 2F
事業内容 :クリエイティブパートナー事業・クリエイティブスペース事業( L3F )
URL :https://www.lens-associates.jp/
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