2021年 東京の梅毒感染者数が、昨年度の6割増。知っておきたい性病の症状と予防法。
医師・蓮池林太郎(医療法人社団SEC 理事長/東京都新宿区)が、書籍『これだけは知っておきたい「性病」の症状と予防法』を出版いたしました。
国立感染症研究所の発表によると、2021年に医療機関で梅毒と診断された数の届け出は7,875件でした。この数字は過去最多で、これまでの最多数である2018年の7007人を大きく更新した状態となります。
都市ごとの患者数では大阪で852人、福岡で334人であったのに対して、東京では2,437人を記録しました。東京は、昨年度に比べて6割増の数値です。
大都市であるほどに感染者の増加傾向が強く、今後は都市部から地方へ感染が広がっていく可能性が高いとみられています。
梅毒は治療法の開発が進み、早く治療を行えば完治させることが可能です。
しかし感染力が高いことに加えて、妊娠前の女性が感染した場合には梅毒が胎盤を通じて母子感染してしまい、流産や死産、低体重での出産、先天梅毒のリスクが高くなります。
早期発見し一日も早く治療をすることが、大切なパートナーを守ることにもつながります。
・梅毒に感染したら、現れる症状は?
・初期には感染した場所が腫れる、しこりができるなどの症状からはじまります。
また、脚のつけ根部分のリンパ節が腫れることもあります。ほとんどで痛みは感じず、治療をしなくてもやがて症状は消えていきます。
・その後3ヶ月以上が経過すると、血液によって菌が身体全体に運ばれ、身体全体に赤い発疹が現れます。
・万が一治療をせずに数年が経つと、皮膚・筋肉・骨などに腫瘍が発生し、複数の臓器にも症状が出てきます。場合によっては、死亡に至るケースもあります。
※梅毒は発症後、数週間で症状が消える場合があります。
しかし、これは治ったわけではなく体内には菌が残ったままのため、他人に移してしまう可能性があります。
治療は一般的に、処方箋をもとにした抗菌薬が処方されます。
最近では、抗菌薬の筋肉注射が承認され治療への負担が小さくなりました。
梅毒は一度感染すると体内に抗体ができますが、再感染を予防するものではありません。
過去に治療を完了した場合でも万が一同じ症状が出た場合には、すみやかに医療機関を受診してください。
■予防方法について
感染した部位と粘膜や皮膚が触れることによってうつります。
性的な接触によって感染することが多い疾患です。症状がある場合には、放置せずに必ず受診をしてください。
予防についてはコンドームを使うことが勧められていますが、100%の予防率ではありません。
本書では梅毒だけでなく、クラミジア、淋病、コンジローマ、ヘルペスなど性感染症についての症状、検査、治療、予防法などの詳細をお伝えしています。
心当たりがある症状をお持ちの場合にはもちろんのこと、分かりやすいイラストを多めに配置していますので、お子さんへの性教育にもご利用いただけます。
■書籍について
『これだけは知っておきたい「性病」の症状と予防法』もくじ
・性病関連のよくある疑問にお答えします
・性行為で感染する広義の性病たち
・性病を広げないための予防法
・性病に関するちょっとマニアックな話題
・性病と人類のこれからの付き合い方
■書籍概要
出版社:セルバ出版
定価:1650円(税込)
判型・ページ数:B6判・168ページ
新宿駅前クリニック 皮膚科 内科 泌尿器科
新宿駅西口徒歩1分・南口徒歩2分の立地。内科、皮膚科、泌尿器科を標ぼう。
1日あたり約400人、年間でおよそ10万人が来院。
予約不要で夜間まで受診が可能、検査結果をWEBページで確認できるシステムも完備。
〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-12-11山銀ビル5F
TEL:03-6304-5253
https://www.shinjyuku-ekimae-clinic.info
アクセスマップ
https://www.shinjyuku-ekimae-clinic.com/access.html
蓮池林太郎
新宿駅前クリニック 院長
医療法人社団SEC理事長
https://www.shinjyuku-ekimae-clinic.com
https://www.hasuikerintaro.com
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